
去年も一昨年も日曜日開催で、「染ちゃん、なんで日曜の夜なんだよぅ~」と、Twitterの楽しそうなレポ読みながら残念な思いでした。
ところが今年は土曜日・・・しかも私が上京予定の日じゃない!ってことで、決めていた予定を何とか調整してチケットも取れて、「妄想歌舞伎」初参戦です。
市川染五郎・君野倫子 presents 「妄想歌舞伎 第3章」
出演: 市川染五郎 君野倫子 秋元きつね
企画・司会: テリー植田
2012年8月18日(土) 7:30pm 東京カルチャーカルチャー
チケットは先着順に番号がふられていて、番号順に入場する方式。
39・40番というチケットを持っていた私たち、全体で120席ほどなので1/3といったところでしたが、入場するとステージのすぐナナメ前の6人掛けのテーブルに2席だけ空席があって、運よくかなり間近から見ることができました。

こんなメニューがテーブルに置かれていました。
終演後にディナーの予定があったので、食べ物はちょっと・・と思いながらも、頼んじゃうよね~、やっぱり。

こちらのメニュー、数量限定で、染五郎さんが後で、「そうめん食べようと思ったのにもう売り切れだった。みんな食べたの?」とうらめしそうに(?)おっしゃっていました。
こんな缶バッヂがお土産として各テーブルに一つずつ置いてありました。
最初は気付かなかったけど、絵柄は何種類かあったみたい。染五郎さんもTシャツの胸ポケットにいくつかつけていらっしゃいました。金太郎ちゃんも持ってたな。
その染五郎さん、Queenの♪ I Was Born To Love You~のメロディとともに登場。
表が紫、後ろから見ると茄子紺という凝ったデザインのオサレTシャツ(ポケットも茄子紺)にジーンズといういでたちでした。
「こんなにカジュアルで公の場に出てくるのはこのイベントぐらいしかない。くつ下はいてくるのも忘れちった」と染五郎さん 休憩後の2部には可愛いスイカ柄の扇子を持って登場(←「いつの間に」とテリー植田さんにツッコまれてた) 服装だけでなく、いろんな意味でユル~くカジュアル。
このイベントは写真撮影自由で、「ツイッターでもどんどんつぶやいてください」とテリー植田さん。
まず最初に1回目と2回目のCGアニメを見ました。「ベリーショートプログラム 市川染五ロボ」(これ、iPhoneのアプリでしか見たことなかったからうれしかったな。あのイナバウワーとかおもしろすぎる


そして3回目の今年のテーマはオリンピック。
「歌舞伎ンピック公式競技」のご紹介。「こんなふうにHPもフェイスブックもありますよ。あれ?皆さん予習で見てこなかったんですか?」に一瞬本当かと思っちゃいました。
染五郎さんは、ここから歌舞伎ンピック委員会のサマランチ・ソメゴロー会長と二役(笑)
10:00 棒しばりです競争 京都南座
12:00 碇ダイビング知盛脱出競争 新橋演舞場
14:00 吉野山笠投げ競争 博多座
というラインナップ。
棒しばりです競争は、「太郎冠者を後手に次郎冠者の手を棒しばり、どれだけ早く樽の酒を飲み干せるか、チームワークが見どころ!規定の踊りを入れつつ、歌舞伎ンピックの中では唯一酒の強さも問われる、体力勝負な競技です」といった具合です。
あれ?これ全部 松竹座七月大歌舞伎の演目だったんですけど~。染五郎さん、もしや松竹座の楽屋で妄想してらしたのかしら(笑)。
お次はSOME LABO企画 歌舞伎ンピック公式グッズ
ひんやりお岩(810円)とか 染笑い(5656円)とか鳴神すごろく とか。
ひんやりお岩は手の形をした肩からかける冷感(霊感)タオルなのですが、「値段の810円の意味わかります?」「逆から読むとオ・イ・ワ」とどや顔の染五郎さん。
染笑いは染五郎さん、実際にやってみてくれました。目隠ししなくても笑える顔になるっていうね・・・

鳴神すごろくは「これ欲し~」の声多数。「雲の絶間姫の廓話にドキドキして2つすすむ」とか「鳴神上人 誓いの杯をすすめられるまま泥酔して爆睡 2回休み」とか、あがりの1つ前には「鳴神上人大暴れ ぶっかえりでふりだしへ」と歌舞伎フェチのツボを突く構成でほんとに楽しい

休憩をはさんで第2部はいよいよ秋元きつねさん作の今年のCG。
「目指せ!金メダル 市川染五輪」 2012
こちらが主役の素麺五郎くん。
実は小学5年生の五郎くんがさか上がりで10点満点を出すまでのストーリー(?)
まわりのキャストもすべて染五郎さんの顔のアレンジです。
右から二人目は、星飛雄馬のお姉さんのようにいつも陰から見守るお姉さん。「芝雀さんに似てる」と会場から声があがっていましたが、私は福助さんのイメージだったんだけど。
「巨人の星」だったり「ガンダム」だったり「スターウォーズ」だったり「酔拳」だったり「明日のジョー」だったり、いろんなパロディがてんこ盛りで楽しいことこの上ありません。
声優さんたちも客席にいらしていて、後でもう1度、画像観ながらリアルアテレコやってくださいました。
会場で配られたアンケート用紙から染五郎さんへの質問コーナーもありました。
みんな一番興味シンシンな質問

「気まぐれで始めたんですけど、まだよくわかってないんです。フォローするとか、フォロワー・・・???」みたいな(笑)
「ブログとツイッターってどう違うの?」なんていう発言もありました。
「返事の仕方がわからない」とか・・・そういえば、数日前には自分にリプしてらっしゃいました

カワイらしすぎです。
ちなみに、この翌日には「昨日は楽しかった なんか久々に酸素を吸った気分!? 」とつぶやいていらっしゃいました。

「えっ


「う~ん、よくわからないけど、部屋で静かだなと思ったらフィギュアで一人遊びしてることありますね。あの時妄想してるのかな」
他にもいろいろありましたが、最後にはキリリとこんな言葉で結んでくれました。
「来年不惑の40歳を迎えるにあたり、迷わず自信を持って、開き直って生きていきたい。歌舞伎座が開場するまでの3年間に何をやってきたかが試される年。それをカタチにしたい。」
染五郎さんの乾杯で始まり、染五郎さんの歌舞伎式一本締めで打ち上げ。
終始ユルく(笑)、笑顔の絶えない染五郎さんが目の前にいて、染五郎さんのことを理解している仲間に囲まれてリラックスしていらして、染五郎さんが頭の中で妄想していることを垣間見ることができる・・・なんて楽しくて贅沢な時間なのでしょう。
こうしてリアル染五郎さんとスクリーンに大写しされた染五郎さんをデュアルで見られるのもこのイベントならでは。
ほんとにもう、こんな企画ありがとーっ


秋元きつねさんのサイトに当日の写真がアップされています。
金太郎ちゃんや美瑠ちゃんの姿も

過去2回のレポはこちらとこちら
来年はブルーマンシアター進出!? のごくらく度


