
一昨年の第1回目 壬生寺での大沢たかおさんの「義経」がとても気に入り、昨年の薬師寺もすばらしいものでした。
そして今年、早乙女太一くんが朗読に初挑戦と聞いて、とても楽しみにしていました。
朗読活劇 Recita Calda(レチタ・カルダ)
「六月は深紅の薔薇 沖田総司」
語り手: 早乙女太一
原作: 三好徹
三味線: はなわちえ
箏: 吉永真奈
ヴォーカル: Nao (Scene of Heaven)
6月12日(日) 6:00pm 金戒光明寺 特設ステージ 13列センター
午後から雨が落ち始めた日曜日。
京都に近づくにつれて雨足は強くなる一方。一昨年の大沢たかおさんの公演が雷雨のため中止になったことが胸をよぎります。
ほぼ2時間の上演時間中、雨は絶え間なく降り続け、「何の行(ぎょう)かしら」と思ったものですが、そんなこと、すべて吹き飛ぶくらい熱いステージでした。
ステージ上には振袖を着たお嬢さん3人。ロック調の三味線と琴にヴォーカルが響き渡る中、太一くん@沖田総司のナレーションがかぶります。
すると客席後ろの方から「きゃ~

正面ステージに辿り着いたところで、「新撰組一番隊組長 沖田総司と知ってのことか」と発したところから、一気に幕末の世界へ引き込まれました。三好徹さんの原作は、すでに黄泉の国へと渡った沖田総司が生前を回想するモノローグの形で進みます。江戸に生まれ、剣術を学んだ試衛館しか知らなかった若者が、広い世界に憧れ、仲間とともに京へ上り、悩みとまどいながら大きな時代のうねりの中に巻き込まれ、やがて病に倒れるまで駆け抜けた蒼き日々。
これまで観た太一くんの舞台は、「トゥーランドット」と劇団☆新感線「蛮幽鬼」の2本。
今自分の感想を読み返してみるとかなり絶賛してはいるものの(特に「蛮幽鬼」の刀衣は好きでした)、あまり演技について突っ込んで書いていません。
今回初めてじっくり太一くんの芝居心に触れたような気がしますが、その表現力、タダモノではありませんでした。
朗読の中で、土方歳三、近藤勇、山南啓助といった新撰組の隊士や、恋人のおあいにも扮するのですが、その演じ分けが見事。特に、総司と土方は二人で会話する場面も多く、一人二役を難なく、しかもくっきりと表現していました。「夭逝した若き美貌の天才剣士」は太一くんとぴたりイメージが重なりますが、土方のニヒルで男っぽい話しぶりもとても似合っていて、案外骨太の面があるのかもしれないと感じました。
それにあのやわらかな声。これまで観た2本がどちらかといえば硬質でもの静かな役だったので、こんなふうに等身大・自然体で話す太一くんがとても新鮮。とり立ててハキハキ発声するという訳でもないのによく聞き取れて、それでいて包み込むような耳にやわらかい声、なんてステキなんでしょ


浪士隊の名称が「新撰組」と定まった時、本堂の天井からザッと降りてきた深紅の「誠」の大幕の前にきりりと立つ姿の美しさ。
華麗な殺陣はいわずもがな、です。あの特徴的なくるくると回転しながらの舞いのような殺陣。
速く鋭く、そして流麗。何度見ても見惚れてしまいます。
浪士隊が新撰組となり京都守護職・松平容保のもと、京の市中警護を任され、芹沢鴨の暗殺、池田屋事件、山南敬助の出奔など、よく知られている歴史の流れの中で、沖田総司のただ一度の恋を織り込みながら進む物語。
前半が「いかに生きるか」、後半が「いかに死ぬか」がテーマだったそうですが、雨天のため、本来ならば間に入れる休憩を割愛したと思われます。雨をもろともせず2時間ぶっ通しで朗読し続け、激しい立ち回りを見せ、客席通路を雨に濡れながらゆっくり歩いた太一くんの体力の消耗はいかばかりかと思いますが、そんな素ぶりはちらりとも見せず涼しい顔でした。
実はこの公演は気づいた時にはもうチケット発売していて、出遅れたので13列目、なんて凹んでいたのですが、最後列が30列とこじんまりとした会場で、ちょうど私の座った列の前が横通路だったのでとても見やすかったです。
しかも。
その横通路を太一くんがゆっくり歩くのですから。目の前、手をのばせば触れられそうな距離。
朗読本を持つ太一くんの手が思ったより大きくて、男の人だなぁ、と思っちゃった。

本堂に入る前に静かに手を合わせていた後ろ姿も印象的。
そして、鳴り止まぬ拍手にもう一度登場してくれて、
「気持ちいいですね。いい天気で(笑)。皆さん、雨の中、最後まで観てくださってありがとうございました。風邪ひかないでください。」 と。
冷え切ったカラダも、ガチガチにかじかんだ手の冷たさもすべて忘れるような笑顔でした。
雨さえも演出の一部のようにも思えた熱いステージ・・・が、やはりベストコンディションで観たかったしやらせてあげたかったな。
6月18日 千穐楽の名古屋では好天に恵まれますように。
最初はこの仕事にあまり乗り気ではなくて、「何とかして断ろうと思っていた」(笑)という太一くん。そんなこと言わないで、またやってほしいな。こんなにステキなんだもの。
「髑髏城の七人」無界屋蘭兵衛 楽しみすぎる もっと観たくなったらどうしましょう のごくらく地獄度




もう脳内で太一くんのお姿がハッキリ見える!!
やわらかな声だって思い出される。。
くーーーっやっぱ行けばヨカッタよー悔やまれるなぁ~
なんかこの芝居は雨がメッサ相乗効果を増していたようにも感じますね。
でも風邪…スキップさんも太一くんも引かないように。
あ、蛮幽鬼DVDまた見よ(^_^;)
ほんとうに…凄い天気でしたよね(--;)
途中退席しようかと何度も考えてしまいました。
それでも2時間雨に耐えて良かった!!と思える、素晴らしいお芝居でした。
芝居で決まってるとはいえ、あの雨の中お堂の外に出てきて、そのまま濡れた衣装のままでいた太一くんに感動しました。
元々太一くんの声が好きですが、土方バージョンは特に良かったです。
20年後が楽しみになりました(笑)
勿論前田さん達相手の殺陣も素晴らしく、万全の状態であればもっともっと楽しめただろうと残念でなりません。
去年の薬師寺のような天気の中で観たかったです。
また来年も朗読劇してほしいですね。
今度こそお天気の中で。
ありがとうございます。
ほんとに、思っていた以上にすばらしくて、
太一くんの魅力にすっかりヤられてしまいました(笑)。
雨じゃなかったらもっとテンション上がったのか、
いや、雨だからこそよかったのかしら。
「髑髏城」 旬くんよりも未來くんよりも、
太一くんが私の中でプライオリティNo. 1
になりました(^-^)
いらしていたのですね。
あの雨にはほんとに参りましたが、
同じ場所で感動を共有できてうれしいです♪
太一くんの土方、ステキでしたね~♪
少年のイメージがあったのですが、あんな
骨太の大人のオトコもよくハマって、
ほんと、20年後、いや10年後も楽しみです。
すごくお忙しそうですが、できれば来年も
またぜひやっていただきたいですね!
ご無沙汰しています。
別宅へのご訪問、嬉しく興奮しつつコメント拝見しました。
で、早速お邪魔させていただきました。
(^m^)
なんと、京都を目撃されていたんですね!
京都の日も、名古屋の日も、夕方位から気が気じゃなくて。
(><)
太一君には、坂を転がるようにハマってしまいました。
実は「薄桜鬼」で土方を演じていて、これがえらく素敵に
魅力的で。
今回、どう沖田を生きるのか興味津々でした。
スキップさんも書かれているように等身大・自然体な雰囲気、
それが却ってとても新鮮でした。
魔法のような小物使いの巧みさ、舞いのように美しい殺陣、
そして心の奥に染み入るような声…。
すみません!
すっかりメロメロなのがバレバレですね。
(--;
二度目となる新感線への登場の秋公演。
今からとても楽しみです。
拙宅記事をトラバさせていただきます。
長々と失礼しました。
(^^;;
追伸
当日は、お風呂でチャンと100まで数えてあったまれたで
しょうか?
(^m^)
こちらこそご無沙汰しています。
太一くんを通じてこうして再会?できるなんて、ほんとにうれしいです。
そんなにも太一くんにハマっていらっしゃったのですね!
でも、わかります、そのお気持ち。
私も早速次の公演のチケット取っちゃいましたもの(笑)。
もちろん「髑髏城の七人」も観に行きますが、太一くんの
20歳のお誕生日 9月24日は折角公演があるのに東京だから
お祝いにいけないのがザンネン!
midoriさん、私の分までお祝いしてきてくださいね。
トラックバックがうまくいっていないようで申し訳ありません。
ほんとに269gってトラバ苦手みたいなんです。
再トライしていただけるとうれしいです。
あの京都からの帰りはノドも痛くなってきて、「絶対風邪ひいた」
と思っていたのですが、気持ちが高揚していたせいか、全く
だいじょうぶでした。我ながら勝手な体だと思いました(爆)。
トラバの件、ご報告恐れ入ります。
承認を得て表示とあったので、そのうちにと思って
いました。
アメブロも、トラバされる方が少なく不具合も結構
あるんです。
リトライしてみたのですが、今度はどうでしょうか?!
薔薇サム、同日目撃に嬉しくなりコメントさせてい
ただいたのですが携帯からだったせいか化け文字が
一杯入ってしまいました。
(><)
申し訳ありません!
お手数をおかけしますが、調整いただいても宜しい
でしょうか。
お願いいたします。
風邪、大事にいたらず良かったです。
急に暑くなったり天候・気温激変です。
引き続き、ご自愛ください!
そして太一君での再会に感謝♪
改めまして今後ともよろしくお願いいたします!
(*^^*)
トラバは承認画面にも出てこなくて、やっぱりうまくいってない
みたいです。本当にごめんなさい。
「薔薇サム」の方にもコメントありがとうございます。
同じ日に観ていたとは、ますますうれしいです!
そして、またお目にかかって太一くんのお話もいっぱいしたいです。
そうそう、midoriさんのツイッターもフォローさせていただきました。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします!
レチカル沖田総司を見て、やっぱりどうしてもここへ来たくなって、食い入るように読みました!
普段、私を含め彼を知らない人からするとつい無表情(失礼)とか笑わないとかイメージがよろしくない方向へ行きそうになったりもしますが、彼の身体の芯の方では熱いものがあって、表現するモノさえあれば溢れ出てくるのだなって、あぁ私は何も知らないのだと反省しました。そして彼の朗読劇に深く感動しました。
私も土方の骨太系(笑)にグッときましたヨ♪
では取り急ぎコメントまで(*^_^*)
ツイッターでもよろしくお願いいたします☆彡
ご訪問&コメントありがとうございます。
うれしいですヽ(^o^)
「髑髏城の七人」の蘭兵衛も好きですが、私が太一くん堕ちしたのは
このレチタ・カルダだったと今さらながら思います。
DVD最初に観た時、涙出ました。あれをナマで観られたこと、本当に
幸せだったと改めて感じました。
おっしゃるとおり、あのスカした(笑)無表情の向こうには熱い心を
秘めたヤツなのだと思います。それを素直に表に出すのがまだ気恥かしい
お年頃なのかしら。
そういえば今日は太一くんの20歳のお誕生日。
こんな日にganbareyossyさんと太一くんのお話ができたこと、ほんとに
happyです。
こちらの方こそ、これからもツイッターでもよろしくお願いいたします!