2009年08月09日

染五郎さんのやわらかな笑顔に癒された古都の夜

s-rokusei.jpgご無沙汰いたしましたっあせあせ(飛び散る汗)
7月の最終週は体調激悪。午後になると微熱が出て背中ゾクゾク。全身倦怠で、仕事もプライベートも必要最小限のことだけやっとこなすという毎日でした。会社の近くのおじいさんのお医者さんには、「熱がある時には早よ寝るのが一番。ひゃ~ひゃひゃわーい(嬉しい顔)」とか言われるし。
数々の予定やイベントをキャンセルした日々、「これだけは這ってでも行くexclamation」と家人に宣言していたこの催し。
前日、土曜日に奇跡的に(?)体調が回復したのでした。

創業百十周年記念 第十九回六盛歌舞伎サロン 
「市川染五郎 華やぐ魅力のすべて」

8月2日(日) 6:30pm 六盛



手をけ弁当で有名な京料理の六盛が、定期的に開催している歌舞伎サロン。
創業110年にあたる今年のゲストは市川染五郎。19回を重ねる歌舞伎サロンの第1回目のゲストであり、今回で4回目の登場なのだそうです。サロンは2部構成で、1部は、元TBSアナウンサーの鈴木治彦さんの進行による市川染五郎さんのトークショー、2部は立食パーティでした。

まだ開演前、受付を済ませロビーのソファに座っていると、マネージャーさんを従えて染五郎さん登場。フツーに目の前を横切っていく姿に一瞬硬直目して思わず会釈。「いや~ん、染ちゃん、やっぱオットコマエやわ~揺れるハート」と一気にテンションアーップグッド(上向き矢印)

この日の染五郎さんは、藍鼠色の着物に薄墨色の袴、そしてあれは絽かな?蝋色の羽織、というシックだけど夏らしく爽やかな装い。お顔もさわやか。会場はお着物姿の方も多く華やかでした。私たちのようなミーハーファンばかりでなく、六盛のお得意様や京都のご贔屓筋などいろんな方がいらっしゃる模様。綺麗な芸妓さんもお見かけしました。全部で150人くらいかしら。

鈴木治彦さんは、昔、私が宝塚に通っていたころ、宝塚ファンとしてもよく知られていましたが、この歌舞伎サロンは第1回目から司会をされていて、歌舞伎にも大変ご造詣が深いようでした。
染五郎さんのことを「あーちゃん」と呼び、その巧みな進行とツッコンだ質問で、染五郎さんの口も滑らか。話題は翌日に控えた「三響会」、六月の金太郎くん初舞台、ご自身の初舞台、東大寺の幸四郎さん1000回目の弁慶、矢車会、今後やりたい役、と多岐に富んだ内容で、とても楽しいトークショーでした。ちょうど前々日の金曜日(7/31)にNHK「芸術劇場」でオンエアされた松本金太郎くんの初舞台『門出祝寿連獅子』の話題では、1歳の頃から舞台や舞台の映像を見せていたら、本人が「連獅子に食いついて」、マフラーを頭に巻いて回したりしていたのをご覧になった幸四郎さんが、「それなら連獅子をやらせてみよう」とおっしゃって初舞台の演目に決まったけれど、果たしてできるのかとても不安だった、とか、あの映像で流れた顔寄せの時に「松本金太郎です」って言ってペタッと床に伏せるようにご挨拶する様子などを、「10年位経って本人に見せたいですね」と笑っていらっしゃいました。

また、同じ番組で放映されたご自身の三代目松本金太郎としての6歳の初舞台、「仮名手本忠臣蔵」の七段目の大星力弥については、お祖父様の松本白鸚さんに「足の出し方が違う」と注意されていたことについて、「あれは全く教えてもらったことがなくて、初めてやるものだったのに、祖父は僕が知ってると思って教えていたんです。足が違うも何もあの時初めてですから。あの映像はあちこちでよく使われるんですが、テロップつけてほしいですね。『染五郎は初めてやるのだが白鸚は知っていると思って教えていた』とか・・・」とご本人は不本意のようでしたわーい(嬉しい顔)

s-IMG_1659_1.jpgこちらは会場に飾られていた「門出祝寿連獅子」の三人の押隈。
真ん中が金太郎ちゃんのもの。カワイイムード

昨年10月の幸四郎さん1000回目の弁慶-東大寺奉納大歌舞伎については、前日のどしゃぶりが当日は奇跡のような好天に恵まれ、満月までもが祝福してくれたと感慨深げでした。
まだ舞台で弁慶を演じたことのない染五郎さん。
「1000回で区切りと思ってた・・・」と弁慶に対する思いもユーモアたっぷりに語ってくださいました。鈴木治彦さんが、「親子でそれぞれ弁慶をやってらっしゃる家もあるのに」とおっしゃったので、そういえばそうだわ、と改めて気づきました。それでも、幸四郎さんから「やりなさい」と言われるまでやらないのが幸四郎-染五郎の親子関係であり、高麗屋らしさなのかもしれません。9月歌舞伎座の、幸四郎さんが弁慶、吉右衛門さんが富樫を演じる「勧進帳」で義経役の染五郎さん。「実はお客様より誰より、僕が一番観たいのに、義経は網笠かぶって反対向いているので見えないんです。バックミラーでもつけようかと思案中です」とおっしゃっていました。

また、中村富十郎さんの「矢車会」に出演された時については、「大ちゃん(鷹之資くん)と連獅子を踊りたい、というのが大ちゃんが生れた時からの富十郎さんの夢で、その願いが叶った瞬間に立ち会えましたから」と、その感動を素直に語っていらっしゃるお顔に、同じく息子を持つ父の表情を感じました。染ちゃん、大人になったよね~。
とはいうものの、染五郎さんが4月に出版された本『瞳に「気品」を、心に「艶」を』に触れて、鈴木治彦さんが「こんなに細かく女性のことを見てるなんて、こりゃ結婚前相当遊んだな」とつっ込むと、「前、ですからねぇ」と笑いつつ、否定しないあたり、染ちゃんってば。

今後やりたい役について、「たくさんあります」とおっしゃって、『熊谷陣屋』や、2度やりましたが『油』も・・・」と、「女殺油地獄」には会場から拍手が起こりました。六月歌舞伎座千穐楽の仁左衛門さん一世一代への鳴り止まぬ拍手は、金太郎くんにも感じさせたくて、舞台袖に連れて行って一緒にお聴きになったのだとか。染ちゃんの河内屋与兵衛はもちろん、いつか金太郎くんの与兵衛も観たいな・・・長生きがんばろダッシュ(走り出すさま)

s-IMG_1705.jpg2部は場所を畳の大広間に移しての立食パーティ。
お料理はさすが老舗の京料理店だけあって、ブッフェとはいえ、おつくりは鯛や鱧やあわびだし、じゅんさいのスープ仕立てや生ウニやいくらの小どんぶりが出たり、高級食材をふんだんに使ったお料理の数々はどれも大変美味でした。
歓談している間に染五郎さんが各テーブルを回ってくださいます。
この夜の染五郎さんはファンサービスに徹していらっしゃるようで、終始とてもにこかや。お話もしてくれるし、もちろん一緒にカメラに収まってくれるし、お盃だって受けてくれちゃう・・・・って、私はテンパって「ありがとうございますっハートたち(複数ハート)」って言うのがセキの山だったのですが。
最後には染五郎さんサイン入りグッズなどが当たる抽選会もあり(当たらなかったケドバッド(下向き矢印))、締めのご挨拶でまた笑いを取って、笑顔はじけて楽しく打ち出しとなりました。

染五郎さんの美しくも穏やかな笑顔に癒され、お友だちのファザコンサリーちゃんはじめ、劇場でお知り合いになった方々ともご一緒させていただき、前日までの不調もどこへやら。本当に楽しい時はカラダも元気になるってことを実感した京都の夜でした。


六盛に到着した時はどしゃぶり雨 タクシーを降りる所にお店の方が待っていて一人ひとりに傘をさしかけて迎えてくださる・・・さすが老舗どすなぁ のごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 516 わーい(嬉しい顔) vs 520 ふらふら)
posted by スキップ at 00:42| Comment(10) | TrackBack(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スキップさん、こんにちは。
こんな催しがあったんですね。
全然知りませんでした~(涙)

和やかな雰囲気が伝わってきました。
「門出祝寿連獅子」の三人の押隈は、生で見てみたいものです。

染五郎さんの弁慶はいつになるでしょうね。
それを楽しみに待つ時間も楽しいですね。
Posted by るみ at 2009年08月09日 13:47
体調がよくないのかしら?それとも旅行か長期出張にでも行かれたかしら?と心配していたのですが、先月末に体調を崩されていたのですね。
元気になられたと伺って安心しました。まだ暑い日も続くでしょうから、あまり無理をなさらないようにしてくださいね。(睡眠は大事ですよ♪)

このイベント、非常にうらやましいです!
ブログのお友達でここのお店にイベント以前に行かれた方が記事をアップしていて、お料理も美味しそうでいいな~と思っていたんです。
やっぱり特別に楽しそうなイベント♪
芸術劇場のVTRの話や「勧進帳」などの話も面白く読ませて頂きました。
染五郎さんのファンサービス精神も見事ですね。
そして、わたしも『油』に一票!
ぜひぜひ近いうちに拝見したいですね。
Posted by sakuraya at 2009年08月09日 14:34
久しぶりの染五郎さんの歌舞伎サロン、前回は緊張のあまりお料理を堪能することができず会費損でしたが、今回は染五郎さんも料理も堪能できました。染五郎さんとの一瞬も貴重ですが、久しぶりにその字組の方々とご一緒できたことも、私としては嬉しいことでした。会費はお高いけれど、やはりそれだけのことはあるこの催し、次回また染五郎さんご出演の際はうかがえるよう、明日からまたがんばります!
Posted by ファザコンサリー at 2009年08月09日 21:53
♪るみさま

私は染五郎さんファンの友人に教えてもらったのですが、
六盛のホームページにも告知されていました・・・でも
知らなかったらわざわざ見ないですよね(笑)。

この押隈はまたきっと目にする機会もあるのではないかしら。
染五郎さんの弁慶、そんなに遠くない日に観られそうな気配
でしたが、満を持しての登場まで、楽しみです。
Posted by スキップ at 2009年08月10日 00:10
♪sakurayaさま

ご心配いただいてありがとうございます。
“病気”というほどではなかったのですが、ちょうど仕事が
忙しい時期でもあり、すべての体力・気力をそちらに使って
しまったという感じで(笑)、他に何をする元気も残らず、
健康のありがたさを痛感しました。

この歌舞伎サロンは多分毎年やっていらっしゃるようですが
私は初めて参加しました。
トークショーは約1時間でしたが、盛りだくさんでとても
楽しむことができました。その後の立食パーティも楽しく
ほんとに参加してよかったです。お料理がおいしい、って
いうのも高ポイントですね。

染五郎さんの「女殺油地獄」。歌舞伎座の公演を録画したものを
いただいて観たのですが、ぜひナマで観てみたいと思っています。
楽しみですね♪
Posted by スキップ at 2009年08月10日 00:26
♪ファザコンサリーさま

一度はムリとあきらめていたこのイベント、参加できて
ほんとによかったです。
私は初めてだったけれど、前回のサリーちゃんの経験談が
予習になって、染五郎さんもお料理も堪能できました。
ご一緒したその字組の皆さまは、私たちより少しお姉さま
も多いのに、染ちゃんを巡って少女のように華やいで
いらして可愛いらしく、いつまでもあんな女性でいられる
のうらやましいし、お手本にしたいですね。
次回、またぜひご一緒させてくださいませ。
その前に9月も10月も11月も、あ、2月の博多も?
染ちゃん、どんだけ私を遠征させるねーん!
Posted by スキップ at 2009年08月10日 00:34
>スキップさま
地獄の釜の蓋が開きましたでしょうか。お疲れ様でございました。海外出張に相違ないと格別に案じてはいなかったのですが、大変だったのですね。
6月から高麗屋贔屓街道まっしぐらのおとみになっています。9月の東京も行くでしょうし…。
よろしかったら、三響會とティックルズのなぐり書きアップしています。
Posted by とみ(風知草) at 2009年08月10日 21:23
♪とみさま

体調管理も仕事のうち、社会人として恥じ入っております。
皆さまのところへお訪ねするのも不義理を重ねており
申し訳ございません。
三響會、傾奇おどり、改めてじっくりと拝読しに参上
いたしたいと存じます。
10月歌舞伎座の演目も発表になったようですが、関西人
にとりましては、このさよなら公演期間中、悩ましい日々
が続きますね。
Posted by スキップ at 2009年08月11日 03:54
もう絶対行けない日だったので、泣く泣く諦めたのです・・・。チラシを見ながら・・・(涙)
UP、ありがたいです・・・。
でも、今年は何気にダメだ・・・。染ちゃんに
なかなか会いに行けません・・・。
読みながら、テンションアッ~~~プ♪(笑)な
スキップさまに思いを重ねさせていただきました。
年末は頑張りたいけど・・・。
また、お話聞かせて・・・・!!
Posted by かずりん at 2009年08月12日 00:28
♪かずりんさま

そうだったのですか。ご都合が悪かったのですね。
残念でしたね~。
この夜の染ちゃんは、いつものクールビューティ(by ファザコンサリーちゃん)
とは違ってほんとうにソフトでにこやか。また違った一面が楽しめましたよ。
年末??
9月や10月や11月は行かないの?
そのあたり、またじっくりお話しましょう。「ピーターパン」の時に(笑)。
Posted by スキップ at 2009年08月12日 06:46
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