2006年10月18日

君のダンス、忘れないよ

Lucifer.jpg

「急に都合が悪くなってしまって、申し訳ないけど代わりに行っていただけないかしら?」
神様はときどき気まぐれな贈り物で地獄の日々に彩りを与えてくだいさいます。チケット取れないとあきらめていた朝海ひかるさんのサヨナラ公演、しかもSS席 5列目センターっていう超良席。そんなもん、行くに決まってますがな。

・・・という訳で観てきました。

宝塚歌劇 雪組公演 「堕天使の涙」 「タランテラ!」
10月15日(日) 15:00 宝塚大劇場


天上界で最も美しく、“光の天使”と呼ばれ神に愛されていたが、神が造り賜うた人間に嫉妬し、地獄に堕ちた天使-堕天使ルシファー。彼は天才ダンサーに姿を変え、20世紀初頭のパリに舞い降りる。振付家、踊り子、作曲家・・・周りの人間を翻弄しその欲望をむき出しにしていくことで神が愛した人間の愚かさを冷笑し、神への復讐を果たそうとする。しかし、純粋無垢な盲目の元バレリーナ リリスに出会い、神と人間の愛に目覚め、雪のノエルの朝、静かに去っていく・・・。

最初の場面で黒い衣装に赤い髪、赤い手袋でダンサーとして登場するルシファー。妖しい光を放って客席の視線を釘づけ。この冒頭のダンスはソロも群舞も振付がとてもシャープで、まぁ、なんてカッコいいんでしょ。“フェアリー系”と言われる朝海ひかるですが、目に謎めいた冷たい光を湛えた笑わないルシファーがよくお似合いです。

そして天に召されるリリスとともに踊る“光のパ・ドゥ・ドゥ”
まるで魂が浄化されるような柔らかで美しい踊り。白い衣装も2人(朝海ひかると舞風りら)のビジュアルも、振付も音楽も、キレイ~ぴかぴか(新しい)

クリスマス・イブに退団する朝海ひかるのために、ラストシーンはノエル。雪景色の中、去りゆくルシファーに、ジャン=ポール(次期トップの水夏希)が「君のダンス、忘れないよ」と言葉を贈る・・・いくら当て書きとは言え出来すぎだぁ、と思いつつもグッときます。たまに観る私でさえこれだから、ほんとにファンの人達はたまらないでしょう。12月24日、みんなきっと泣くな たらーっ(汗)

『タランテラ!』は“舞踏病”をもたらす毒蜘蛛タランテラが、そのルーツを辿るように旅をする情景をつづっていく、情熱的かつ神秘的、そして生命力に溢れたレビューってことですが、これはもう朝海ひかる+舞風りらのダンス・オン・ステージっていうカンジのショーでした。
終盤、黒燕尾と黒いドレスの2人が踊ったダンス、さらに黒燕尾の水夏希が加わってのダンスは見ていて何だか目頭が熱くなりました。あまりの素晴らしさに感動したのか、もうこの2人のダンスは観られないという惜別の思いか-自分でも説明のつかない感情でした。

ドラマでルブラン公爵を演じた萬あきら、ショーで美声を聴かせてくれた矢代鴻-私が観ていた頃からのスターさん達が今も活躍しているのを観るのもうれしかったです。


仙台出身コムさんは「萩の月」のイメージキャラクターのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 131 わーい(嬉しい顔) vs 133 ふらふら)
posted by スキップ at 22:56| Comment(2) | TrackBack(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>スキップさま
woo,woo~
気の弱い雑種の犬のように吼えております。羨ましすぎます。日曜のSS席はプラチナものです。
>もうこの2人のダンスは観られないという惜別の思いか
向こう数年はデュエットダンスを得意とするペアは現れないように思います。よいものをご覧になれて良かったですね。
悲劇的なお芝居が多いお二人でしたが,このお芝居は紛う事なきハッピーエンドでした。
この週末がマイ千穐楽です。
Posted by とみ at 2006年10月19日 00:45
♪とみさま

そうなのです。
棚ボタのご招待の上に真っセンターで、コムさんが銀橋の真ん中に立って唄うと
その視線の先に私がいるような・・・完全に思い込みです。
ほんとに、ジャン=ポールでなくてもあのダンスは忘れられないです。
おっしゃる通りトップの男役、娘役がそろって素晴らしいダンサーというペアは
しばらく観られそうにありませんね。
この週末は松竹座に宝塚ですか。お忙しくて幸せ過ぎる週末をお過ごしで羨ましい限りです。
Posted by スキップ at 2006年10月20日 00:56
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