2025年02月09日

憧れのその先へ 星組 「ANTHEM」 Part Ⅱ


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MCコーナーが終わり「ここからは最後までノンストップでまいります」とひろ香祐さんの言葉で後半戦スタートです。


宝塚歌劇 星組公演
礼真琴 日本武道館コンサート
「ANTHEM-アンセム-」

総合演出・ステージ制作:大田高彰(インターグルーヴプロダクションズ)
構成・演出:竹田悠一郎
出演:礼真琴


他の出演者、スタッフ、観劇日時は前記事(Part Ⅰ)と同じ(こちら


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Phrase4 Keep Going は、プレお披露目以降の礼真琴さんの主演作をメドレーで振り返るパート。
プログラムのセットリストには「Keep Going」というタイトルだけで詳細は記載されていませんでした。

礼さんが「劇場でいろんな役を演じてきた」みたいな曲(記憶が大変大雑把💦)を歌って、そこへ「眩耀の谷」の曲を綺麗なソプラノで歌う白妙なつさん(衣裳も「眩耀」のもの)が現れ、さらに「Le Rouge et le Noir」のジェロニモの扮装の暁千星さん(衣裳は初日と千穐楽が赤、1/19・20は黒)が登場して、舞台を見守る進行役となり、ここから怒涛のメドレースタート。

まずいろいろなショーの衣裳を身にまとった娘役さんが登場して、「JAGUAR BEAT」から ♪マジ マジ マジッ~ク と「CRYSTAL FANTASY」
男役さんは一人ずつ役の衣裳をつけ、その作品の曲を歌い、そこに礼さんが加わって一緒に歌うという形。
楽曲と歌ったメンバーは以下のとおり。

七つの海七つの空 (エル・アルコン─鷹─) 蒼舞咲歩
柳生十兵衛見参 (柳生忍法帖) 天飛華音
手をのばせば (モンテ・クリスト伯) 夕陽真輝
エジプトは領地を広げている (王家に捧ぐ歌) ひろ香祐
生命をつなぐ (眩耀の谷) 世晴あさ
Jaago! (RRR) 奏碧タケル 
道を開けろ僕が通る (ロックオペラ モーツァルト) 夕渚りょう
The Next Generation! (めぐり会いは再び next generation) 和波煌 
光をこの手に (Le Rouge et le Noir ~赤と黒~) 希沙薫
天使の歌が聞こえる (ロミオとジュリエット) 凛央捺はる with 小桜ほのか
夜明け色に、咲いた花 (ディミトリ) 鳳真斗愛 
サ・イラ・モナムール (1789) 天希ほまれ
あの日の記憶 (記憶にございません!) 彩紋ねお 
ヒーローになれ (BIG FISH) 礼真琴
孤独 (VIOLETOPIA) 礼真琴



娘役さんの衣装:
白妙なつ「眩耀の谷」・紫りら「Ray-星の光線-」・澪乃桜季「モアー・ダンディズム!」・小桜ほのか「Gran Cantante」・
都優奈「JAGUAR BEAT」・綾音美蘭「VERDAD!!」・乙華菜乃「VIOLETOPIA」・碧羽陽「Tiara Azul -Destino-」


ワンフレーズずつですが、男役さんたちみんな歌うまくて衣裳もお似合い。
そこに絡んでハモる礼さんが瞬時に声や表情、所作までその役にガラリと変わってトリハダものでした。
曲のつながりもテンポもとても良くて、すばらしいメドレーにうれしさとなつかしさ、そして一抹のさびしさで泣き笑いです。
そしてラストの「孤独」は、「VIOLETOPIA」を観た時、どうしようもない孤独感に毎回泣きそうになりながら聴いた曲ですが、ホリゾントの上2段にそれぞれの役のみんながズラリと並び、それをステージ側から眺める礼さんが何とも言えない穏やかな表情で微笑んでいて、「ああ、孤独じゃないんだな」と感じました。

役の振り分けも、天飛華音さんの柳生十兵衛は新人公演で演じた役だし、蒼舞咲歩さんの「エル・アルコン」は全国ツアーでたくさんの休演者が出た時に急遽代役をやって大変だった公演だし、和波煌さんは「めぐり会いは再び」でルーチェの子ども時代を演じていて・・・といろいろ考えてキャスティングされたのかなと思っていたら、「歌劇」誌 2月号 夕渚りょうさんの「えと文」に、「ことさんが一人一人のことを考えて決めてくださった」と書いてあって、本当になんて人だ・・・と思いました。
しかも「譜面を初めて見た時は、各役の歌をことさんと一緒に歌える事を知り、至る所で嬉しい悲鳴が」という文にもみんなの喜びと、きっと気合を入れて歌もお稽古したんだろうなと想像してまた涙ぐむなどしました。


続きがあります
posted by スキップ at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする