2024年02月19日
今年も櫛田さんで大お多福面くぐり
博多座がある中洲川端に着いていつもまず最初に櫛田さんにご挨拶に伺います。
昨年1月末に伺った時は、3年ぶりの「節分大祭」の準備万端の中、楼門・北神門・南神門の三門に高さ約5メートルの日本一巨大なお多福面が設えられていて、初めて見る私は大いにテンション上がったものでした。
節分は過ぎていましたが、今年もまだ大お多福面が迎えてくれて(後で調べたところ2月15日までだったらしい)、嬉々として三つのお多福面をくぐりました。
大きく開いた口をくぐって参拝すると商売繁盛や家内安全などの福を授かると言われているということで、商売はしていませんが、家内安全x3でお願いしたいと思います(欲張り(^^ゞ)
今年の恵方 東北東を指す干支恵方盤を見上げるのもお約束。
境内では梅が咲いてよい香りが漂っていて、河津桜は満開で、
春はすぐそこだなぁと幸せな気分になりました。
やきもち屋さんが今年もお休みだったけれど閉店した訳ではなさそう・・・タイミング合わなくて残念💦 の地獄度 (total 2243 vs 2247 )
2024年02月15日
2024年博多座はじめ
昨日は博多へ行ってきました・・・というより ”博多座へ” かな(定例パターン)。
伊丹空港から福岡、福岡空港でサクッとブランチして中州川端へ。
まずは櫛田神社にご挨拶に参上してから博多座で「二月花形歌舞伎」昼夜遠し。
終演後は脱兎のごとくダッシュして博多駅から新幹線で帰阪しました。
バレンタインデーということで、機内サービスの時にチョコレートのプレゼントいただきました。
何だかうれしい♪
ほぼ博多座から動いていませんが、花形歌舞伎は楽しかったし、思いがけず高麗屋さんご贔屓のお仲間にも会えて(夜の部お隣の席だったり)、食べたいものを食べ、買いたいものも買って、ぎゅっと濃縮した1日を過ごすことができました。
冒頭の画像は飛行機の窓から見た朝の空。
向こうに別の飛行機の飛行機雲、見えるでしょうか。
多分今年は夏にまた博多座行くし、来年2月も博多座に行くでありましょう のごくらく地獄度 (total 2243 vs 2246 )
2024年02月13日
ルパンであってルパンでないような・・・「LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~」
2月11日はこちらの公演も大千穐楽を迎えました。
昨年 11月9日の帝国劇場の初日から、名古屋、大阪、福岡、長野とこの状況下で3ヵ月間75公演完走できたこと、本当にすばらしいです👏
モーリス・ルブランの「怪盗ルパン」シリーズを下敷きに小池修一郎先生がドーヴ・アチアさんとタッグを組んで自由な発想で描き出した冒険活劇ロマン。
カリオストロ伯爵夫人役の希礼音さん、真風涼帆さんという宝塚歌劇団新旧トップスターのWキャストも話題になりました。しかも真風さんはこの作品が退団後初舞台。
ミュージカル・ピカレスク
「LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~」
脚本・歌詞・演出:小池修一郎
音楽:ドーヴ・アチア 共同作曲:ロッド・ジャノワ
音楽監督・編曲:太田健
振付:桜木涼介
美術:松井るみ 照明:笠原俊幸 衣裳:生澤美子
出演:出演古川雄大 真彩希帆 黒羽麻璃央/立石俊樹(Wキャスト)
加藤清史郎 勝矢 小西遼生 柚希礼音/真風涼帆(Wキャスト)
宮川 浩 章平 ほか
2023年12月30日(土) 5:00pm 梅田芸術劇場 1階4列目センター/
2024年1月10日(水) 12:00pm 2階1列センター/5:00pm 2階6列下手
(上演時間: 3時間10分/休憩 30分)
柚希さんカリオストロ伯爵夫人を2回、真風さんで1回観ました。
ボーマニャン 黒羽麻璃央は東京公演のみでしたので実質シングルキャストですね。
物語は、テンプル騎士団の燭台にまつわる言い伝え・・・生命の樹メノラーから7本の枝が失われていて、その全てが燭台に戻った時、どんな望みも叶う(騎士団の莫大な隠し財宝の在りかがわかる)と、クラリス(真彩希帆)が歌いあげる場面から始まります。
この7本の枝、つまり財宝をわがものにしようと、怪盗ルパン(古川雄大)、謎の美女 カリオストロ伯爵夫人(柚希礼音/真風涼帆)、テンプル騎士団研究会会長でクラリスの父の借金の肩にクラリスとの結婚を目論むボーマニャン(立石俊樹)が虚々実々の駆け引きを展開。そこへ、ルパンを追うガニマール警部(勝矢)、イギリスからやって来たルパンの永遠のライバルでもある名探偵シャーロック・ホームズ(小西遼生)、さらにはルパンマニアの高校生探偵イジドール(加藤清史郎)たちも入り乱れて、財宝を巡る大騒動が繰り広げられます。
冒頭クラリスが歌う「願いが叶う日」をはじめ、ルパンの生い立ちやカリオストロ伯爵夫人の真実など、怒涛の説明台詞ならぬ説明歌詞の連続にどうなることかと思いましたが、ルブランの「カリオストロ伯爵夫人」も「奇巌城」も読んだことがなく、自分の目で観るまではネタバレをシャットアウトしてきましたので、ストーリーを知らず、展開を楽しく拝見。後半はもはや”ルパンの物語”ですらないなと思いながら(≧▽≦)
男装の女性が出てくるかと思えば、ルパンなので変装はもちろん男性の女装もあって、華やかなカンカンも殺陣もと娯楽性たっぷり。
女性の社会進出への活動や、身分や貧富の差といった階級社会への怒りなど、現代に通じる問題にも触れながら、まぁそこは小池先生ですからそれほど深く掘り下げず、勧善懲悪で悪は滅び、テンプル騎士団が思いを託した財宝は正しい使途となり、ルパンとクラリスはラブラブという絵に描いたようなハッピーエンド。観終わった後、何かよくわからないけど、ま、いっかという気分になります。
楽曲は全体的にキャッチーで耳馴染みがよかったのですが、なぜか、「太陽王」や「ロックオペラ モーツァルト」が何度も頭をよぎって、「あー、そうだ、音楽はドーヴ・アチアさんだった!と思い至った次第です。「1789」ではなく、この2作と曲調が似ていたのかな。
財宝が眠るらしき奇巌城を目指してキャストが歌いつなぐ「北斗七星の先に」よかったな。
続きがあります
2024年02月12日
2024年初上京🛫
昨日は東京へ。
2024年初上京でした。
午前のフライトで伊丹→羽田→有楽町 東京宝塚劇場で雪組「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」の大千穐楽観劇。
終演後は徒歩で東銀座へ移動して、(脳内インドになっていますので)久~しぶりにナイルレストランでカレーをいただいた後、歌舞伎座
「猿若祭二月大歌舞伎」夜の部「連獅子」を幕見して帰ってきました。
私にしては時間的にゆとりあるスケジュールで、お茶の時間もあって(大事!)ゆったり。
冒頭の画像は往路の飛行機から見た富士山。
♪あーたまーを くーもーの うーえにだ~し~ どころか
もこもこの雲とすっかり同化していらっしゃいました🗻
今月はまだあと2回遠征あるってほんと? の地獄度 (total 2242 vs 2244 )
2024年02月10日
今宵はあなたと我らのもの 星組 「VIOLETOPIA」
©宝塚歌劇団
星組公演 ショーは指田珠子先生の宝塚大劇場デビュー作。
宝塚歌劇の象徴の一つと言える「Violette(スミレ)」と、「場所・郷」を表す言葉「TOPIA(トピア)」を合わせた「VIOLETOPIA」。
何かに魅了された者たちが集う場所-劇場。
喝采、憧憬、熱狂、孤独、そして希望・・・時代や国を超え、劇場の光と闇を描くレビュー作品です。
宝塚歌劇 星組公演
レビュー・シンドローム 「VIOLETOPIA」
作・演出:指田珠子
作曲・編曲:青木朝子 玉麻尚一 多田里紗 音楽指揮:佐々田愛一郎
振付:御織ゆみ乃 長谷川達也 KAORIalive 港ゆりか
装置:二村周作 衣裳:有村淳
出演者は「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~」と同じ(こちら)
2024年1月7日(日) 11:00am 宝塚大劇場 2階3列センター/3:30pm 1階14列下手/
1月12日(金) 1:00pm 2階14列センター/1月16日(火) 3:30pm 1階3列上手/
1月21日(日) 3:30pm 1階21列センター/1月25日(木) 1:00pm 1階23列センター/
1月28日(日) 11:00am 2階14列センター/2月2日(金) 1:00pm 1階21列上手/
2月4日(日) 1:00pm TOHOシネマズ梅田 スクリーン2(ライブ中継)
(上演時間: 55分)
劇場通いを日常と一つとしている者として、「劇場」がテーマのレビューと聞くたけでテンション上がります。
が、イメージするような明るく楽しいものではなく、全編を通じてダークなトーンで、退廃感やディストピア感漂う、何ともワンダーランドなショーでした。
これがかなり中毒性あって、クセになるのよ。
森の中の廃墟に一人の青年(礼真琴)がたどり着き、すみれの花に触れると歌声が聞こえ、廃墟の中から劇場、そしてそこに棲みつく記憶が蘇るというオープニング。
まるでこのショー全体が、青年の見た夢のようでもあり、彼の心の奥底に沈められた記憶のようにも思えます。
「ああ、そうだ。指田先生は『龍の宮物語』や『冬霞の巴里』を書いた人だったな」と今さらながら思い出しました。
☆追憶の劇場
プロローグで現れた追憶の美女や男たちが歌い踊り、華やかなレヴューの幕開け。
最後に先ほども青年も”レヴューの青年”として加わります。
ここで歌われる主題歌
花びら 月震わせ
雪舞い上がり 星纏う
つま先かき混ぜる 天空
今宵はあなたと我らのもの
夢燻らす劇場 VIOLETOPIA
の歌詞がとても好き。
今宵はあなたと我らのものー劇場で観るものは夢のように儚く一夜限りのものだけど、その瞬間は舞台に立つ人と観客のものだから。
”夢燻らす”という素敵な表現、指田先生 詩人だな。
総踊りで盛り上がった後、雨が降り始めて皆が去って行く中、銀橋に青年(礼真琴)と美女(舞空瞳)が残って穴の開いた傘を差しながら仲良くデュエット。
ここの曲、♪ルーラガドゥ~という歌詞がかわいくて、もちろん礼さん舞空さんもとってもキュートでお気に入りの場面。
原曲はこれらしい。
ちなみに、Blu-ray収録日はここはフランス語で歌われたのだとか。
♪気まぐれ雨つぶぅ ♪君のほほ濡らす~ というカワイイやり取りも劇場だけのお楽しみです。
続きがあります
2024年02月09日
宝塚版をご存知になった目でもう一度 「RRR」
宝塚大劇場の星組公演に通う日々を過ごしていた中、宝塚の「RRR」を観れば観るほど。"宝塚版をご存知になった目" で映画をもう一度観たくなって、はるばる岸和田まで(大阪で上映しているのここだけだった💦)観に行ってきました。
「RRR」
監督・脚本:S・S・ラージャマウリ
英語版脚本:サーイ・マーダヴ・ブッラー
原案 :K・V・ヴィジャエーンドラ・プラサード
音楽 :M・M・キーラヴァーニ
出演:N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア ラーム・チャラン アジャイ・デーヴガン
アーリヤー・バット シュリヤ・サラン サムドラカニ レイ・スティーヴンソン
アリソン・ドゥーディ オリヴィア・モリス ほか
2024年1月13日(土) 1:40pm ユナイテッド・シネマ岸和田 シアター7
(上映時間:3時間)
冒頭の映画ポスターは吹替版のものですが、こちらの方が宝塚版により近いと思って並べてみました。
昨年7月に映画を観た感想はこちら
宝塚歌劇星組「RRR」の感想はこちら
IMAXでの上映でさらに迫力アップ。
映画→舞台→映画 と観て(その後に→舞台→舞台→舞台→舞台・・・と観ているけれども)、細かい部分が補完されて物語の理解がますます深まりましたし、ストーリー本当によくできていると感心することしきり。
結末知っていてもハラハラドキドキしますし、何度も涙がこみ上げました。
そして、場面・台詞・楽曲含めて谷貴矢先生の物語の切り取り方の鮮やかさに改めて感動。
楽曲は礼真琴さん、暁千星さんの声は元より、SINGERRR の美稀千種さんや都優奈さんの声に変換されたりも(;'∀')
宝塚大劇場の千穐楽(2/4)のライブ中継や配信をたくさんの映画「RRR」ファンの方たちがご覧になって、皆さまの大変満足され。驚かれ、絶賛されている新鮮なご感想がXのタイムラインに並んで、読ませていただくのがとても楽しかったです。
宝塚版は「√Bheem」ということで、映画で描かれた、あの "Load! Aim! Shoot!"をはじめラーマにまつわる多くの場面が省かれているのですが、キモのところはきちんと残され、「短縮ではなく濃縮」と皆さまおっしゃっているのがまさに!と思いました。
映画で表現されている宗教観や帝国支配に対する民衆の蜂起といった部分は薄められていますが、車や馬やバイクにも乗らず、もちろん虎たちも出て来ないのに、戦いや火事の場面をはじめとして舞台ならではの演出と、さらにはオリジナルなストーリーや台詞も加えながら原作映画の世界観を損なうことなく描き出した谷先生の手腕、スタッフの皆さま、そしてもちろん出演者に心からの拍手を贈りたいです。
は、いかん、映画の感想ではなく「星組RRR」の感想になっている・・・
そしてまた星組公演が観たくなるという無限ループ の地獄度 (total 2441 vs 2442 )