2024年01月10日

6年ぶりのえべっさん


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昨日は久しぶりに”えべっさん”に行ってきました。

「大丸謹製の干支の吉兆」を集めていたこともあって、一時期、毎年楽しみにお参りしていたのですが、その吉兆がなくなってから足が遠のいてしまって、何だか久しぶり~と調べてみたら、最後に伺ったが2018年でしたので、6年ぶりでした。

コロナ禍を経て、今年はほぼ以前の形で開催。
昨年まではマスクをされていたという福娘さんたちもマスクなしでした。


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かわいい福娘さんに吉兆をつけていただくと
本当に福を授かって商売繫盛するような気がします
商売はしていないけれども(≧▽≦)


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難波から続く露天もとてもにぎわっていました。


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ただ一つ、この時期だけなのかどうか、本堂裏の銅鑼がなくなっていて、叩くことができませんでした。
えびす様は耳が遠い神様なので、銅鑼をたたいて大きな音を出してお願いを聞いていただくということをずっと信じてそうしてきたのになぁ。



銅鑼がないとお願いごとがちゃんとお耳に届いているかちょっと不安 のごくらく地獄度 (total 2440 vs 2439 )



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2024年01月08日

片方の手では守り、片方の手では奪う 星組 「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~」


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              ©宝塚歌劇団


2024年エンタメはじめ&宝塚はじめ。
本当は元旦から3が日、毎日観る予定だったのですが、初日が1月5日に変更となったため、やっと昨日が my 初日となりました。
いきなりマチソワです(≧▽≦)
まずはお芝居の感想を。


宝塚歌劇 星組公演
「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~」
(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)
Based on SS Rajamouli’s ‘RRR’
脚本・演出:谷 貴矢  
作曲・編曲:太田 健  高橋 恵   音楽指揮:佐々田愛一郎
オリジナル振付:Prem Rakshith
振付:御織ゆみ乃  若央りさ  KAORIalive
殺陣:清家三彦   装置:國包洋子
衣裳:加藤真美   照明:笠原俊幸
出演:礼 真琴  舞空 瞳  暁 千星  美稀千種  白妙なつ
大輝真琴  輝咲玲央  ひろ香 祐  紫りら  朝水りょう
天華えま  夕渚りょう  小桜ほのか  希沙 薫  極美 慎
碧海さりお  天飛 華音  奏碧タケル  鳳真斗愛  水乃ゆり
瑠璃花夏  碧音斗和  詩ちづる  稀惺かずと  大希 颯 ほか

2024年1月7日(日) 11:00am 宝塚大劇場 2階3列センター/
1月7日(日) 3:30pm 宝塚大劇場 1階14列下手
(上演時間: 1時間35分)



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                           ©宝塚歌劇団


2022年に公開された大ヒットインド映画「RRR」をベースに、ビーム視点で物語を再構築・新展開した作品。
昨年観た映画「RRR」の感想はこちら


1920年、イギリス植民地時代のインドが舞台。
ゴーンド族の守護者とされるビーム(礼真琴)は、圧政を敷くインド総督スコットとその妻(輝咲玲央・小桜ほのか)によって連れ去られた幼い少女マッリ(瑠璃花夏)を救うため、素性を隠しアクタルと名乗ってデリーへ潜入します。ビームは、川で火災に巻き込まれたアルジュン(碧音斗和)をともに助けたことでラーマ(暁千星)と知り合いますが、ラーマはインド人でありながらビームを捕らえスコットへ引き渡そうと目論む警察官で、その胸にどうしても成し遂げなければならない大儀を秘めていました。互いの素性を知らずに熱い友情を育み、ラーマを”兄貴”と慕うビーム。そんな中、ビームは、偶然見かけてその優しさと美しさに恋心を抱いていたスコット総督の姪・ジェニー(舞空瞳)と、ラーマの協力で親しく話すこととなり、総督府のパーティに招待されます・・・。


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                           ©宝塚歌劇団
左のRの下ぐらいに虎がゆったり歩いているの、見えます?



まずは、映画を再現する舞台化ではなく「宝塚化」したいと考えたという谷貴矢先生に大拍手👏👏
3時間の映画を、物語の重要ポイントはしっかり押さえつつ、ラーマにまつわるあれこれは思い切りよくカット、映画のメインテーマの一つである帝国の支配に屈することのないインドの民族の闘いというところはあっさり目で、ビームとラーマの命を賭した友情というという部分に全振りした脚本。1時間35分にギュッと濃縮されています。
アクションや戦闘シーンをダンスで表現するのは宝塚に限らず舞台では常套手段ですが、まさに”舞闘”ともいえる大胆なアレンジ。
SINGERRR・WATERRR・FIRRRE が、キャスティングされている各2名ばかりでなく、コーラスや群舞のコロス含めて使い方が絶妙で、まさに天才の所業では?

ストーリー上で映画との主な違いは
・冒頭のラーマ vs 10万人?、ラーマ少年期の大部分がカット
・ビーム拷問から一気にラーマ処刑、救出へと怒涛の展開
・ジェニーがただの令嬢ではなく、しっかり自分の意志を持った女性
・ジェニーがシータと出会う。そこでラーマの処刑を知り、ビームに知らせる
・ジェイクがジェニーの婚約者。憎まれ役ながらまさかの・・・
・最後に総督を撃つのがビームではなくラーマ

という感じでしょうか。


冒頭のマッリの歌をはじめ、ドスティやエッタラジェンダ、そしてもちろんナートゥも、映画の音楽がふんだんい取り込まれ、そこに Jaago!をはじめとする宝塚版オリジナルの楽曲が違和感なく溶け込んでいます。

川で少年を助けた時、ビームとラーマが手をガシッと握り合う、映画のポスターにもなったシーン。
スポットライトの使い方も秀逸で、思わず拍手が巻き起こりました。

映画でビームとラーマが互いの立場を知らず友情を深めていく映像が走馬灯のように流れるシーン。
二人が敵同士の立場と知って観るのでつい涙ぐんでしまったのですが、「ドスティ Dosti(運命)」がコーラスで歌われる中、舞台なのに映画と同じように場面が展開して、また涙。
盆で舞台を回して、人々がどんどん入れ替わってシームレスに場面が展開。間にはビームとラーマがそれぞれ互いには見せていない部分もきちんと入れ込み、舞台が回ることで時間の経過も表すという、舞台ならではの演出。
ここに重なるSINGERRR 美稀千種さん、都優奈さんの迫力ある歌唱、そして重層的なコーラスが本当にすばらしい。
曲そのままで谷貴矢先生の訳詞がついているのですが、「片方の手では守り、片方の手では奪う さだめを知らずに生きていけるのか」って、泣ける。

「ナートゥ」は文句なく楽しい。
オリジナル振付をベースにした御織ゆみ乃先生の振付がまさに「ナートゥ」で、それをセンターで踊るのが礼真琴さん、暁千星さんとくればよくない訳がないという感じですが、よくぞあそこまで、と思いました。
ペッダイヤやジャングも、イギリス人の紳士もレディもみんな踊って、舞台から左右の花道にまで人が広がって踊る華やかさは宝塚ならでは。客席もノリノリの手拍子でした。
かなりハードなダンスで、どうか東京の千穐楽まで、膝や腰を痛めたり、お怪我などありませんようにと祈っています。

映画を観た時、「あの『鞭打ちの歌』(言い方(≧▽≦))を礼真琴の歌声で聴けるなんて!」と思った「コムラム・ビームよ」(Komuram Bheemudo)
映画の自分自身と民衆を鼓舞するような力強い歌唱とはまた違うのですが、大地から湧き上がって、劇場中、世界中を包み込むような礼真琴ビームの歌唱。2回観て2回とも涙があふれました。

鳥が自由に飛び回るように
草木が寄り添い天を目指すように
水が必ず溢れ出すように
魂の炎は消せはしない

この拷問場面の鞭打たれ方がまた礼真琴さん上手くて。
音だけなのに、ピクッと反応して体のどこに当たったかわかるし、いかにも痛く苦しそう。

映画とはここからが違って、ラーマが覚醒してビームを逃がし、ラーマの逮捕・処刑→ビームがラーマを救出→森の中での戦闘と怒涛の展開。
戦闘場面のラーマが放つ弓矢は電飾が使われていて、「おおーっ!」となりました。
そしてラストは「エッタラジェンダ」で華々しく花火が打ち上がり、1階はもとより2階にもイギリスチームの皆さま笑顔で客席降りと、景気よく明るい大団円となりました。


礼真琴さんビーム
「俺は森で生まれ、無知だった」に象徴される、素朴で純粋な人物。
静かで控えめながら強い意志と人を引き付けるカリスマ性を持ったビーム。
あんなに強いのに、ちょっと猫背だったり、ジェニーの前でおどおどしたりする仕草がとんでもなくかわいい。
前述した「ナートゥ」はじめ卓越したダンス、「コムラム・ビームよ」の歌唱のすばらしさや鞭の打たれ方の上手さはもとより、あの長い槍をまるで自分の体の一部のように自在にしかも美しく操る身体能力の高さにも改めてひれ伏す思いです。
そういった目立つ部分のみならず、たとえばシータにラーマからの手紙を見せられる場面。
字が読めないビームは眉間に皺を寄せて、一生懸命手紙の文字を手でなぞっています。本当に悲しそうな表情をして。
映画にはない場面ですが、「俺は森で生まれ無知だった」にも、ラストの「まず読み書きを教えて」にも繋がる、繊細に人物像を構築する演技。ほんと礼真琴、惚れるゼ←

暁千星さんラーマ
野性的なビームに対し、大儀を胸に秘め、思慮深く落ち着きもあるラーマ。
ビームから”兄貴”と慕われるのがいかにも似合う大人の男。どちらかといえば弟キャラだったありちゃんですが、ラーマ渋みも色気も加わってとてもセクシー。ますます素敵な男役となりました。
そしてやっぱり脚ながーい。華があるのはもちろん、歌もダンスもすばらしい。


舞空瞳さんジェニー
美しさはそのままに、ただのお嬢様ではなく、リベラルな視線を持ち、自分の意志で行動できる芯の強い女性として描かれていて、それが舞空さんの持ち味にもハマッて素敵なジェニー像になっています。
パーティの場面のピンクのドレスの似合いっぷり。ビームとラーマに促す「Go!」のかわいらしさ。女性たちを率いてセンターで踊る華やかさ。


極美慎さんジェイク
映画より役をふくらませて、ジェニーの婚約者という設定。
インド人に対して侮蔑的な態度や「ナートゥ」でビームたちに対抗心を燃やすところはそのままに、最後はジェニーに協力するという人の好いところも見せて、「え?お前、来たんか」的な笑いが客席から起こっていました(もちろん私も笑った)。
かりんちゃんも脚長すぎ。スーツ似合いすぎです。

ビームの仲間たち 天華えまさんペッダイヤ・天飛華音さんジャング(天飛華音)・稀惺かずとさんラッチュ
何かと問題起こしがちですがそれぞれ懸命にビームをサポート。ペッダイヤとジャングはボーイに扮してパーティに紛れ込み、ナートゥも踊っていました。
中では、ラーマに見つかって拷問され、逆にラーマを毒蛇に噛ませるというラッチュの稀惺かずとさんがもうけ役。3人の中で最下級生ながらお芝居も達者です。


瑠璃花夏さんマッリ・詩ちづるさんシータ
ともに美しいう歌声を響かせる二人。サリーもお似合い。
シータの「彼を信じて待つ。それが私の戦いよ」という強さが印象的でした。


輝咲玲央さんスコット総督・小桜ほのかさん妻キャサリン・碧海さりおさんエドワード
スコット夫妻の悪辣ぶりは映画より控えめで、その分エドワードが一身に引き受けている感じです。碧海さりおさん、このところ悪役が続いていますが、さすがに上手い。
小桜ほのかさんはパーティで美声を響かせていました。ラストの客席降りでイギリスチームが2階に登場したのですが、ほのかちゃんだけ王室の人みたいに白手袋の右手を挙げて笑顔でずっと振っていたの、かわいかったです。

碧音斗和さんの少年アルジュンと、ラーマの少年時代を演じた乙華菜乃さんも印象に残りました。
ジェンヌさんは皆さん子役お上手ですが、碧音斗和さん、普段はあんな低いいい声(「1789」で最初に台詞発するのは碧音くん)なのに、あんな少年の声で「助けて~」って出せるなんて。
乙華菜乃さんも娘役ながらちゃんと「少年」になっていて、いずれこの子があのラーマになるという強さも感じさせてよかったです。
今回新人公演で初ヒロイン。宝塚大劇場の新人公演なくなっちゃって残念ですが、東京でがんばっていただきたいです。



映画の大ファンで宝塚を初めてご覧になった方の感想もすでにX にいくつかポストされていますが、皆さんとても楽しまれ満足されているご様子でうれしい限りです。
本当に楽しい作品で宝塚ファンのみならずたくさんの方に観ていただきたいところですが、とんでもなくチケ難でチケット手に入らないのがツライところ💦



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宝塚歌劇110周年イヤーの始まり
ロビーでは礼真琴さんがお出迎え


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大劇場内ではトップ5人お揃いです



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劇場で会ったお友達と公演カクテルであけおめ乾杯🥂
よき2024年観劇スタートとなりました。



「RRR」良すぎてあと100回は観たい(真顔)のごくらく度 (total 2439  vs 2438


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2024年01月07日

當る辰歳「吉例顔見世興行」 夜の部


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という訳で、記憶が新しい方の歌舞伎です(≧▽≦)


京の年中行事
當る辰歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 夜の部
市川海老蔵改め 十三代目市川團十郎白猿襲名披露
八代目市川新之助初舞台

2023年12月20日(水) 3:45pm 南座 3階1列上手


2023年の顔見世は十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行。
歌舞伎座で観たのが何だかずいぶん前のような気がして、「え!?まだ顔見世でやってなかった?」と思っちゃいました。


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歌昇くん、児太郎くん、染五郎くん、芝のぶちゃんが並ぶまねきにテンション上がります。


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竹馬も4年ぶりに復活


第一、仮名手本忠臣蔵 衹園一力茶屋の場
出演:片岡仁左衛門  片岡孝太郎  中村隼人  中村莟玉
市川染五郎  片岡松之助  松本錦吾  片岡進之介  中村芝翫 ほか
(上演時間: 1時間40分)



これまで何度も観ている仁左衛門さんの七段目 由良之助ですが、やはり絶品でした。
あの酔態のかわいらしさと色っぽさ、それが一転、力弥が文を届けに来たところの厳しい表情、鋭い目つきへの転換のギャップ萌え💕です。

見映えのよさはもちろん、どんな台詞も言葉がよく届くこと、所作が大きく美しいこと。
身請けしてもらえると無邪気に喜ぶおかるを見て、おかるに見えないようにちょっと涙を拭くような仕草にも由良之助のやさしさと、それでも秘密を守るためにはおかるを殺さなければならない厳しさが滲み、九太夫に「鴨川で水雑炊を」のくだりは、ゾクッとするほど冷酷な表情も見せて、本当に人間として、細やかに感情や表情の変化を見せる由良之助。

七段目の由良之助といえば、仁左衛門さんと吉右衛門さんが分け合っていたような印象がありますが、吉右衛門さん亡き今、仁左衛門さんが他の追従を許さない独壇場で、継承していく次の世代にも期待したいところです。


続きがあります
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2024年01月06日

見目麗しき三日月よのぉ 「刀剣乱舞」


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新作歌舞伎→新橋演舞場→尾上松也 とくればこれも観たなぁと記憶を呼び覚まし。

歴史の改変をもくろむ時間遡行軍を倒すために、刀剣男士(とうけんだんし)を成長させて各時代へ送り込み歴史を守る戦いに挑むという、人気オンラインゲームが原作。
ミュージカル、ストプレ、アニメ、映画化もされて日本が誇る人気コンテンツの一つだそうで、今回初めて歌舞伎化されました。


新作歌舞伎 「刀剣乱舞」 月刀剣縁桐(つきのつるぎえにしのきりのは)
原案 「刀剣乱舞 ONLINE」より
脚本:松岡 亮
演出:尾上菊之丞  尾上松也
出演:尾上松也  尾上右近  中村鷹之資  中村莟玉  上村吉太朗
河合雪之丞  澤村國矢  市川蔦之助  大谷龍生  中村歌女之丞
大谷桂三  中村梅玉 ほか

2023年7月20日(木) 4:30pm 新橋演舞場 3階2列センター
(上演時間: 3時間20分/幕間 30分)



刀剣男士が様々な時代に出現するという設定なので、いろいろなドラマが展開できそうですが、今回の題材は十三代将軍足利義輝が討たれた“永禄の変”。
次期将軍・足利菊幢丸(右近)と妹の紅梅姫の命を奪おうと、時間遡行軍が襲いかかりますが、三日月宗近(松也)をはじめとする刀剣男士たちがこれを防ぎます。たちがこれを防ぎます。やがて松永弾正(梅玉)の助力もあって菊幢丸は元服し、足利義輝を名のって将軍となりますが、魔物に取り憑かれてしまいます。一方、弾正の嫡男の松永久直(鷹之資)はそんな義輝をいさめ・・・。



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演舞場の入口もこんな仕様に


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物語の大枠も登場人物も馴染みある「ルパン三世」と違って「刀剣乱舞」のことは1ミリも知らない不肖スキップ。
腰が引けながらの観劇でしたが、歌舞伎の演目として普通に筋立てもよくできていて、「小鍛冶」をはじめ、歌舞伎の名場面を採り入れるなど古典歌舞伎味もケレン味もあって楽しかったです。
お琴や琵琶の演奏が入るのも何だか新鮮でよかったな。

この演目に顕現する刀剣男士は、三日月宗近(松也)、小狐丸(右近)、同田貫正国(鷹之資)、髭切(莟玉)、膝丸(吉太朗)、小烏丸(雪之丞)の六振り・・・というのだそう。
右近くん、鷹之資くん、莟玉くんは他の役も兼ねているために肝心の場面に揃っていなかったは少し残念だったかなぁ。
「いろいろと忙しい」と笑いに変えていましたが。

大詰の岩場の大立ち回りの迫力。
あそこであれやる名題下さんたち本当にすごいです。
宗近と義輝の一騎打ちも見応えたっぷりでした。
義輝が最期に愛でるのが夜空に浮かぶ月で、「見目麗しき三日月よのぉ」に涙。

松也くん、右近くん、鷹之資くんと。いい声爆弾三連発。
それにつけても鷹之資くんの型の美しさとキレ、重心の低さ、たまりません(気がつけばいつも鷹之資くんを目で追っている)。



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この公演はカーテンコール撮影OK(というかむしろ写真撮ってSNSで拡散してほしいというスタンス)だったのですが、三階席だったのでスマホで撮った写真はポンコツばかり・・・の中、キセキの一枚が撮れていました。



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ズームなしで全体はこんな感じ



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拡散してほしいそうです(笑)


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開演前には客席に向かう押彦さんこと中村獅一さんと遭遇
快くポーズ取ってくださいました。



感想書くの遅すぎていろいろ忘れてフォトレポみたいになってる💦 の地獄度 (total 2437 vs 2437 )



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2024年01月04日

ルパン三世たぁオレがことだ~ 「流白浪燦星」


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免許取りたてのころ、車のバックミラーのところに赤いジャケット着たルパン三世のマスコット(手足がグニャリと曲がるやつ)をつけていたくらいルパン三世好きだった不肖スキップ。
宝塚歌劇版(2015年 雪組)もとても楽しかったですが、それを歌舞伎でやると聞いて「へえぇ」と思ったものの、どちらかといえば歌舞伎は正統派の大歌舞伎好きでイロモノ(失礼)は苦手なのでそこまで食指は動かず。
・・・だったのですが、高麗屋さんのパーティが12月24日に開催されるとご案内があり、チケット取っていた宝塚の公演がいくつか中止になったことも重なって、「ええい!パーティ行ってやる!」となり、それならばついでに(またまた失礼)評判のルパン歌舞伎も観ましょうという気になりました。チケットはすでに完売していましたが、ウオッチしていたら戻りのチケットが取れて、首尾よく観劇と相成りましてござります。


新作歌舞伎 「流白浪燦星」(ルパン三世)
モンキー・パンチ 原作「ルパン三世」より
脚本・演出:戸部和久
出演:片岡愛之助  尾上松也  市川笑三郎  市川笑也  市川中車  
尾上右近  中村鷹之資  市川寿猿  市川猿弥  片岡千壽  坂東彌十郎  ほか

2023年12月24日(日) 11:30am 新橋演舞場 1階4列上手
(上演時間: 3時間25分/幕間 30分・15分)



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歌舞伎はもちろん「ルパン三世」も大好きという戸部和久さんのオリジナルストーリー。
舞台は石川五右衛門が実在した安土桃山時代。
“卑弥呼の金印”というお宝を狙う大泥棒・ルパン三世(愛之助)と相棒の次元大介(笑三郎) 。
金印の封印を解くには雄龍丸と雌龍丸という2本の宝剣が必要で、金印と宝剣が揃えば世を統べる力を手にできると伝えられています。しかし雌龍丸は、ルパン同様卑弥呼の金印を狙う大盗賊の石川五ェ門(松也)の手中にあり、さらに天下をおさめる真柴久吉(彌十郎)も金印を探していました。
峰不二子(笑也)が何か事情を知る様子の中、ルパンの因縁のライバル・銭形刑部(中車)もルパンを追っていました・・・。


続きがあります
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2024年01月03日

長かったなぁ 食べるまで 「お祝い」


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昨年山のように積み残した舞台の感想の中からまずはお正月らしいおめでたいタイトルのこちらを。
(ちょっと浮かれたお正月の気分でもなくなっていますが💦)


わかぎゑふさん主宰の玉造小劇店 20周年記念公演。
2000年に初演され、2001年、2004年、2009年と上演を重ね、14年ぶりの再演です。
わかぎさんが紡ぎ出す大阪芝居大好きな不肖スキップですが、残念ながらこの作品はこれまで観ていなくて、今回初見でした。


玉造小劇店配給芝居Vol.34
玉造小劇店創立20周年記念公演「お祝い」
作・演出:わかぎゑふ
舞台監督:武吉浩二  舞台美術:池田ともゆき
音響:宮崎孝幸   照明:千原悦子
衣裳:和工房ちどり・リリパットアーミーⅡ
出演:コング桑田  野田晋市  うえだひろし  長橋遼也  
松井千尋  澤田紗菜 わかぎゑふ(以上 リリパットアーミーⅡ)
植木歩生子  江戸川じゅん兵  小池裕之  是常祐美  
中村なる美  ボブ・マーサム

2023年12月3日(日) 1:00pm インディペンデントシアター2nd XA列センター
(上演時間:2時間)



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日本橋にある インディペンデントシアター2nd 初めての劇場でしたが
Google先生頼りに田戸あり着いたらコングさんが笑顔で出迎えてくださいました。


物語は昭和12年、大阪・北浜にある布団問屋の岡崎商店の店内から始まります。
本家の伯父からこの店を任されている店主の岡崎陽介(長橋遼也)は20歳。
ある日、陽介の妹・晴香(澤田紗菜)が学校で初潮を迎えた女中のお絹(是常祐美)が聞きつけて来て、陽介と店員たちがお赤飯や紅白饅頭の準備にてんてこ舞いの中、陽介の友人の島村優平(うえだひろし)が、晴香が交通事故に遭って亡くなったと知らせに飛び込んできました。
晴香の交通事故は、初潮になったことを男の子たちにからかわれ、道に飛び出したせいだったと知った陽介は、生理への偏見をなくすことを決意し、布団屋をたたんで生理用品の開発・販売、性教育の普及活動を手がける会社を興します。気色悪がられながらも女性に生理や使っている生理用品のことを尋ねたり、女装して女子便所に忍び込んで使用済み生理用品を収集する陽介たちは「変人倶楽部」と言われながらも研究・開発を進めていきます・・・。


晴香が亡くなった日からお赤飯を封印していた陽介が、時を経て自分の娘に初潮がきた日にお赤飯を食べるまでの物語。
「今日、晩ごはんお赤飯やよ」と妻の亜紀に告げられた陽介が「長かったなぁ。食べるまで」と言った言葉が印象的でした。


続きがあります
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