2023年05月13日

壽祝桜四月大歌舞伎 夜の部 「絵本合法衢」


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歌舞伎座昼の部終演後は人形町に移動して明治座へ。
美少年(もはや少年ではないが)からかつて美少年と呼ばれたイケオジへ、
麗しき子父リレーです。
なんとなんと、明治座は7年ぶりでした。


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壽祝桜四月大歌舞伎 夜の部
通し狂言 絵本合法衢
  立場の太平次
  多賀家水門口の場より閻魔堂前敵討の場まで

作:四世鶴屋南北
補綴:鈴木英一
出演:松本幸四郎  片岡孝太郎  中村歌昇  大谷廣太郎
中村種之助  片岡千之助  中村歌之助  片岡千壽  嵐 橘三郎  
松本錦吾  中村松江  市川高麗蔵  中村芝翫  中村 又五郎 ほか

2023年4月19日(水) 4:00pm 明治座 1階1列センター
(上演時間: 3時間55分/幕間 15分・30分)



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大名多賀家の一門・左枝大学之助(幸四郎)は本家横領を企み、家の重宝・霊亀の香炉を盗み取ります。悪事を重ねる大学之助をいさめた重臣高橋瀬左衛門(芝翫)も騙し討ちにし、駆けつけた瀬左衛門の弟 弥十郎(又五郎)に遺恨のあった軍蔵が瀬左衛門を殺したと平然と嘘を語ります。そんな折、霊亀の香炉がふとしたことで瀬左衛門の実弟である道具屋与兵衛(歌昇)の手に入り、大学之助配下の立場の太平次(幸四郎二役)は、蛇遣いのうんざりお松(孝太郎)の力を借りて香炉を奪い取ろうとしますが、企みは失敗。与兵衛は、許嫁のお亀(種之助)とともに香炉を携え、兄の敵討ちに旅立ちます。一方、太平次は、煩わしいお松も手にかけ、大学之助と次々と悪事の限りを尽くし・・・。


「絵本合法衢」といえば片岡仁左衛門さんのイメージが強く、仁左衛門(当時孝夫)さんが1992年に復活狂言として上演され、2018年に演じ納められて以来、上演されていませんでしたが、初演は五代目松本幸四郎、八代目、九代目という当代幸四郎さんのお祖父様、お父様も演じられた高麗屋の家の芸とも言える演目で、今回は幸四郎家に残された書き込みの入った台本で演じる”高麗屋型”の「絵本合法衢」なのだとか。


続きがあります
posted by スキップ at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする