2022年07月26日

差し伸べる手 星組 「めぐり会いは再び next generation/Gran Cantante!!」 東京千秋楽ライブ中継


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フィナーレ
デュエットダンスが終わって、銀橋で相手役の舞空瞳さんを笑顔で見送り、自身も笑顔で拍手に応えた後、くるりと向きを変え、大階段の上の方に向かって手を差し伸べる礼真琴さん。
階段上で最後のエトワールとしてスタンバイする天寿光希さんへ、最大の敬意を表して。
あの凛と美しい、愛に満ちた後ろ姿と、差し伸べる右手を、決して忘れません。


これだけでも相当ウルウルだったのに、この後、暗転の中、銀橋からはけていく礼さんが、唇を噛みしめ滂沱の涙を流していらしたという目撃情報をTwitterで見て、こちらが号泣です。


宝塚歌劇 星組公演
「めぐり会いは再び next generation/Gran Cantante!!」
東京公演千秋楽 ライブ中継


2022年7月24日(日) 1:30pm TOHOシネマズなんば スクリーン7
(上映時間: 4時間 <カーテンコール含む>)



宝塚大劇場観劇時の感想:
「めぐり会いは再び next generation」
「Gran Cantante!!」


本編の感想は大劇場観劇時に長々と書きましたので、重ねて書くことはしませんが、お芝居もショーもさらにブラッシュアップされた印象。

ダンスコンテストの場面は、噂どおり、酔っ払いアンジェリークがとってもキュート。
ここ、ルーチェの「ダンスは得意なんだ」もちょっとニュアンスが違う言い方になっていました。

東京公演から始まった?ロナンと部下2人によりお婿様選びの準備体操。
千秋楽はラインダンスでした。ちゃんと両手上げて脚も揃ってました(≧▽≦)
ルーチェも一緒にやって、後でロナンに「何でお前がやるんだ」みたいな感じでキレられてた(笑)。



これほど「早く日曜日にならないかな」と願った1週間は初めてでした。
このところの感染状況と、続々と伝えられる「公演中止」のニュースに心痛めながら、「今日も無事に公演できた・・・今日も・・」と祈るような思いで指折り数えて待った千秋楽。

美稀千種組長、礼真琴さんのご挨拶の言葉の端々からもこの公演を千秋楽まで欠かすことなく続けて来られたことがどれほど大変で神経すり減らす日々だったかということが感じられました。

東京公演完走、そして無事に千秋楽が迎えられて、本当に本当によかったです。


冒頭に書いたフィナーレの礼真琴さんが差し出す手からもう無理~💦と泣いてしまったのですが、ラストのご挨拶、カーテンコールともにすばらしくて、ほんと、礼真琴ってば!となった千秋楽でした。



天寿光希さんご挨拶:
楽しかったぁ~! これが、今の素直な思いです。
今日こうして、皆さまに無事お会いできましたこと、これは、千秋楽まで完走するぞ!というたくさんの方の熱い思いが生んだ奇跡です。思いを寄せてくださいましたすべての皆さまに、感謝の思いで胸がいっぱいでございます。ありがとうございます。
人の時間には限りがあります。その限られた時間の中で何を選び、どう生きるのか。私はこの舞台の上で生きることが大好きでした。与えていただいた五感のすべてを使い、生きる喜びを表現する、信頼し合った仲間たちと心を寄せ合い、温かいお客様と空気が一体になった時の高揚感は、心が、魂が震えるほどの感動を与えていただきました。
この世界から芸術が消えることはないと思います。人が生きた証であり、思いは受け継がれ、時代は移り変わります。
この宝塚は人の心の美しさが輝き続ける奇跡の場所です。いつまでも皆さまに幸せの種をまき続ける、宇宙一ハッピーな場所でありますように、祈っております。
男役・天寿光希という芸名を極める旅、これにて幕を下ろさせていただきます。天寿光希と出会い、心を寄せてくださいましたすべての皆さま、本当にありがとうございました。


礼真琴さんご挨拶:
本日は星組東京公演「めぐり会いは再び next generation」「Gran Cantante!!」 の千秋楽を最後までご観劇くださいましてありがとうございました。星組の礼真琴でございます。
宝塚大劇場での休演期間を経て、何とかリベンジしたいと、その一心で挑んだ東京公演。そして、予定通り、全日程を公演させていただけましたこと、本当に心から(胸に手をあてる)ほっとしています。
この作品にたずさわるすべての皆さまの努力とパワーと、そして出演者の「絶対にあきらめない!」(両手がガッツポーズ)その志と、そして、どんな時でも劇場に足をお運びくださるお客さまの拍手、ご声援、そして劇場に来ることはできなくても、思いを寄せてくださる皆さまの熱い応援のお陰と、心から感謝申しあげます。改めまして、本当にありがとうございます。
小柳先生、そして藤井先生のたくさんの愛がつまったこの二作品を、大好きなメンバーで公演させていただけましたこと、とても幸せに思います。そして、この作品で学んだことを一人ひとりがこの先に繋げていけるように、成長を止めずに、これからも前を向いて進んで参りたいと思います。今後もどうぞよろしくお願い申しあげます。本日は本当にありがとうございました。


以下はカーテンコールの礼真琴さん 自分用覚え書きメモ

専科から特出のお二人に
・10年ぶりに登場された万里柚美さんのマダム・グラファイスさん。名前も変わってね。
・第一弾からユリウスがファンで名前があがっていたエメロード様が美穂圭子さんだと聞いて大納得でした。

退団者三名に
・華雪りらさん:宙組楽屋に行くたびに目の保養と癒しをありがとうと言っていて、こりらが星組に組替えすると聞いて一番驚いたのは私です。
星組に来てからはこの美貌なのにバリバリの関西弁で二面性のあるこりらにさらに虜になりましたよ。

・音波みのりさん:相手役や姉弟や、憧れの人で結ばれない役や同性で恋仇をやったこともありました。下級生のころからずっとそばで引っ張ってくださって、それでも礼真琴がリードしているように見せてくださるんですよ、はるこさんは。
なので、この男役・礼真琴をここまで育ててくださったはるこさんには本当に感謝の思いでいっぱいでございます。本当にありがとうございました。

・天寿光希さん:「叫びます」「美稀組長を中心とした、礼真琴率いる星組を今後ともどーぞよろしくお願いします。愛してるぜ~っ!ありがとうございました!」という天寿さんの言葉に涙腺スイッチ入っちゃった礼真琴さん。
思いを告げようとして何度も涙をぬぐい、「幕が下りてから思いのたけを伝えさせていただいてもよろしいでしょうか。もうあの、ダメです。
本当にあの、ちひろさんには・・・やめていいですか、ちょっと・・・」「こういうことです。このぐらいでこう・・・」「皆さーん!」と組子たちを呼び入れることに。

前楽(7/23)では、お芝居のユリウスとの場面の後、涙で歌えなくなってしまったという礼真琴さん。
下級生のころから導いてくれて、トップになってからは文字通り支えてくれた天寿さんへ、どれほどあふれる思いがあったことでしょう。
そんな天寿さんとのお別れはとても寂しくつらいことだったと思いますが、それほど敬愛し感謝できる先輩と出会えたことは、ことちゃんの宝塚人生にとって本当に幸せなことだったのだと思います。


さらには
・翌日から雪組に組替えとなる咲城けいさんを「さんちゃんは初舞台からずっと星組で、星組の最終兵器みたいにほんとにあたためてあたためておいた子です。雪組の咲城けいもよろしくお願いします」と激励
・まだまだ終わらない「Gran Cantante!!」全国をまわります。そして極美慎主演のバウホール公演も楽しみにしてるよ!とこちらにもエール

・今日晴れたのは(退団者)お三方の日ごろの行いがいいせいです。
 無事完走できたことも、今日晴れたことも、本当に(退団者からの)プレゼントだと思いました。
 この公演が続けられたこと、今日朝起きて、「晴れたじゃん!」と思った時に、やっぱりこのお三方のパワーのお陰だなと思いました。

・もちろんいい声で「星組パッショ~ン!」(私も映画館で拳あげたわぁ)

終演アナウンス流れても鳴り止まない拍手に緞帳前に現れ
・公演が全うできるか不安がないといえばうそになる毎日でした。(ウルッとして「一人だぞっ!」と自分に喝入れる)
でも劇場に来て、お客さまの拍手や熱い思いのお陰で不安は吹き飛び、むしろ元気をいただきました。本当にありがとうございました。
星組としましては、次に東京に来るのは年明けの公演となります。ということで、皆さまどうぞよいお年をお迎えください。

そして袖にはけながら
「手洗い、うがい、たくさん食べてよく寝てください」と笑顔で。

天寿さんに差し伸べた手からこの最後の言葉まで、礼真琴、愛おしすぎる。


このすべてを言い表したロン子さんのツイートをご紹介します。







この類まれなスターと同じ時代に生き合わせて、こうして舞台を観られ、言葉を聞き、笑顔も泣き顔にも会えること、この上なき幸せです のごくらく度 (total 2324 vs 2325 )


posted by スキップ at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする