2022年06月19日

天から降り注ぐ声 星組 「Gran Cantante!!」


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「Gran Cantante!!」は「素晴らしい歌い手」「素敵な歌手」という意味のスペイン語。
藤井大介先生が礼真琴さんを讃えてつけたタイトルなのだとか。
「今や押しも押されもしない完璧な実力で光り輝く礼真琴。歌えて踊れて芝居ができる、素晴らしいエンターテイナーです」とプログラムで絶賛されています。

そのタイトル通り、大劇場に響き渡り、まるで天から降り注いでくるような礼真琴さんの歌声。
まさしく礼真琴こそグランカンタンテでした。


宝塚歌劇 星組公演
レビュー・エスパーニャ 「Gran Cantante!!」
作・演出:藤井大介
作曲・編曲:青木朝子  手島恭子   音楽指揮:佐々田愛一郎
振付:羽山紀代美  御織ゆみ乃  若央りさ  平澤智  百花沙里
装置:新宮有紀   衣装:加藤真美


出演者、観劇日時は「めぐり会いは再び next generation」と同じ(こちら


スペインの伝統的な祭りをテーマに、スペインにまつわる名曲の数々とスパニッシュダンスで綴るレビュー作品。
中詰はスペインを舞台にした宝塚の名作の主題歌をメドレーという、懐かしさがこみ上げてくる場面も。
第108期生の初舞台お披露目公演でもあります。


オープニングは白い衣装の3人の道化(美稀千種・大輝真琴・華雪りら)がタンバリンや太鼓などを鳴らしながら銀橋を渡って祭りの始まりを告げます。

幕が上がると大階段に0番に立つREY(礼真琴)。
左右に広がる電飾のついた布を左手一本で持ち、♪茜色の大地を焦がす歌・・・と高らかに歌って祭りの始まりです(いい声だ)。
その装置的な布が飛ぶと、ライトが点灯して、♪Gran Cantante Gran Cantante Gran Gran Cantante~ と主題歌とともに瀬央ゆりあさん筆頭に男役たちが隊列をなしてザッザッと大階段を降りてきます。さらには舞空瞳さんを頂点にした娘役たちもざかざか降りてきて、このプロローグだけでテンション爆上がり。

礼真琴さんが銀橋で歌い、瀬央さんはじめ男役たちは大階段と舞台でムレータを振り回す群舞。
白い衣装に紫のムレータが映えて綺麗。宙組「NEVER SAY GOODBYE」のフィナーレで観たばかりでしたので、さほど新鮮味はありませんでしたが、ジェンヌさんたちってみんなムレータ綺麗に回せるのね、と感心したり。


★サン・ホセの祭り
プロローグの衣装のまま残った綺城ひか理さん、天華えまさんと花輪を持った娘役たちが明るく歌い踊る場面。


★セビーリャの春祭り
ブルーと白の太いストライプのスーツに派手なストール、たてがみのような髪型をした瀬央ゆりあさん(雄馬カバーロという設定)が「NINJIN娘」を歌いながら銀橋を渡り、舞台ではひろ香祐さんはじめ24人(24頭か?)カバーロたちが踊ります。目が忙しい。
続いて有沙瞳さん筆頭にオレンジ色のカワイイコスチュームで人参の形の鞭を持ったNINJIN娘が現れてカバーロたちを誘惑するダンス。
歌はひろ香祐さんと小桜ほのかさん。


続きがあります
posted by スキップ at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする