
暁千星さん、初の東上作品。
そしてこれが、”月組の”暁千星としてラストステージです。
宝塚歌劇 月組公演
「ブエノスアイレスの風」 -光と影の狭間を吹き抜けてゆく・・・ー
作・演出:正塚 晴彦
作曲・編曲:高橋城 高橋恵
振付:上島雪夫 伊賀裕子 御織ゆみ乃
装置:大橋泰弘 衣装:加藤真美
出演:暁 千星 凛城きら 夏月 都 晴音アキ 蓮つかさ 風間柚乃
天紫珠李 礼華はる 結愛かれん 彩海せら 羽音みか 花妃舞音 ほか
2022年5月18日(水) 3:00pm シアター・ドラマシティ 18列下手/
5月26日(木)11:00am 2列(最前列)センター
(上演時間:2時間35分/休憩 25分)
物語の舞台は1900年代半ばのアルゼンチン・ブエノスアイレス。
反政府ゲリラのリーダーで政治犯として囚われていたニコラス(暁千星)は特赦により7年振りに釈放されます。長く続いた軍事政権が倒れ、民主制となった祖国で職を求めたニコラスは街のタンゴ酒場でダンスの才能を買われ、酒場の踊り手であるイサベラ(天紫珠李)のパートナーとして雇われることになりました。そこへかつてのゲリラ仲間で親友だったリカルド(風間柚乃)が現れ・・・。
1998年に紫吹淳さん主演の月組で初演、2008年に柚希礼音さん主演の星組で再演された作品。
どちらもリアルタイムでは観ていなくて、柚希さん主演版を柚希さんトップ時代に映像で観たことがあります。なのでストーリーは履修済み。
「反政府活動家とかスパイとかがやたら出てきて、政治や戦争がらみの内容が多く、台詞が多くて歌や踊りが極端に少なく、ミュージカルというよりストプレ風味」そして「ワタシ的に当たりハズレが大きい」
というのが私の正塚作品の印象。ちなみに正塚作品の my ベストは「カナリア」(2011年・花組)
この作品もほぼそのセオリー通りで、違っているのはタンゴメインで踊りが多いことぐらいかな。
歌はニコラスと酒場の歌い手フローラ(晴音アキ)しかソロがないという徹底ぶり。
それでも、当たりかハズレか、となるとこれは「当たりの正塚作品」でした。
続きがあります