2022年02月05日
魂のフルスイ~ング♪ 月組 「FULL SWING!」
ジャズがテーマのショー。
スタンダードジャズが中心で、特にジャズに詳しい訳ではない私でも耳馴染みのある曲が並びます。
衣装の色合いが全体的にシックで、大人のショーといった雰囲気。
宝塚歌劇 月組公演
ジャズ・オマージュ 「FULL SWING!」
作・演出:三木章雄
作曲・編曲:𠮷田優子 斉藤恒芳 高橋恵 竹内宏
音楽指揮:佐々田愛一郎
振付: 羽山紀代美 名倉加代子 御織ゆみ乃 若央りさ AYAKO
衣装監修:任田幾英 衣装:加藤真美
出演者、観劇日時は「今夜、ロマンス劇場で」と同じ(こちら)
「何だか昔の宝塚のショーってこんなだったよね」というのが最初の印象。
ジャズというテーマは一貫していて悪くないのですが、何だろ?歌の場面・ダンスの場面・ストーリー性のある場面というループ。
その最たるものが中詰で、ここは”歌の場面”らしくフランク・シナトラメドレーになっていて、風間柚乃さんの「ニューヨークニューヨーク」から始まって、暁千星さん「ナイト&デイ」、鳳月杏さん「ストレンジャー・イン・ザ・ナイト」、そして月城かなとさんが「マイウェイ」(歌詞は月城さんの心情のように変えてある)と続いて全員でコーラス・・・スターが銀橋に等間隔でただ立って歌うという、中詰にしてはかなり平板な印象でした。
月城には歌を、鳳月にはジゴロを、暁にはダンスをという固定観念があるようなキャスティングも、いかにもステレオタイプな感じで新鮮味やオドロキがなかったです。
ただし、それは演出側の問題で、スターさんたちはそれぞれの得意分野でのびのび実力を発揮。
特に暁千星さんのダンスは、「No Rain, No Rainbow」の激しくパワフルなダンスや、終盤「Jazz, It's Jazz」で鮮やかな組カラーの黄色いスーツ着てフェッテでくるくる回っては歌い、歌ってはフェッテと(ロケットボーイになるのかな?)とても見応えありました。
余談ですが、ありちゃんが星組に組替えになった後、月組では誰がくるくる回るのだろうと心配になったりも(^^ゞ
月城さんが「ロマのスイング」で着ていらした軍服とコートが柚希礼音さんがサヨナラ公演「黒豹の如く」で着用されていたもので、星担ざわつきました(^^ゞ
ここと「ミッドナイトイン巴里」の二つともストーリー性のある場面で相手役海乃さんで、と雰囲気カブるのも少し勿体ないような気がしました。
続きがあります