2022年02月03日

シアターコクーン直行直帰



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本日はシアターコクーンにコクーン歌舞伎「天日坊」を観に行ってきました。
歌舞伎座など他の劇場との組合せも少し考えましたが、こういう状況下でもありこの1本だけで直行直帰。

9:15 新大阪発の新幹線で品川経由渋谷、帰りも渋谷から品川→新大阪で、東京で降りた駅は渋谷だけ(^^ゞ
恐怖の渋谷ダンジョン(と私たちの間で呼んでいる)の雑踏も、平日のお昼とあって人出は少な目。まだ明るいうちに東京を出るのも久しぶりで、午後8時過ぎには帰宅して、豆まきも恵方巻の丸かぶりもしました。
何なら宝塚歌劇マチソワする時より早い時間なんですけどー。


冒頭の画像は新幹線から見た今日の富士山です(新幹線の窓が映り込んでいる💦)。
新大阪を出てからずっと曇り空で、車中では本を読んでいたのですが、窓の外が明るくなったと思ってふと目を上げたら富士山がドーンと目の前に登場していてテンション上がりました。
”新幹線から富士山の写真撮るのはダサイ中高年だけ”ど何度揶揄されても、富士山見るとついスマホ構えてしまう関西人の哀しい性です(≧▽≦)



いつ舞台が止まるかわからない不安から逃れられる日が1日も早く来ますように のごくらく地獄度 (total 2263 vs 2261 )


posted by スキップ at 23:25| Comment(0) | travel | 更新情報をチェックする

2022年02月02日

みんなロマンスと冒険に憧れているんだ 月組 「今夜、ロマンス劇場で」



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宝塚歌劇団月組の新トップコンビ 月城かなとさん、海乃美月さんのお披露目公演。
2018年に綾瀬はるかさん、坂口健太郎さん主演で公開されたファンタジックな映画の舞台化です。


宝塚歌劇 月組公演
ミュージカル・キネマ 「今夜、ロマンス劇場で」
原作:映画「今夜、ロマンス劇場で」(2018年 武内英樹監督作品)
脚本・演出:小柳奈穂子
装置:二村周作   作曲・編曲:手島恭子   衣装:加藤真美
音楽指揮:佐々田愛一郎   振付:御織ゆみ乃  AYAKO
映像:上田大樹   殺陣:清家三彦
出演:月城かなと  海乃美月  鳳月 杏  光月るう  夏月 都  白雪さち花  
千海華蘭  晴音アキ  春海 ゆう  夢奈瑠音  蓮つかさ  佳城葵  
暁 千星  英 かおと  彩 みちる  風間柚乃  天紫珠李  彩音星凪  
礼華はる  結愛かれん  柊木絢斗  白河りり  きよら羽龍 ほか

2022年1月4日(火) 1:00pm 宝塚大劇場 1階13列上手/
1月23日(日) 11:00am 1階2列センター/
1月27日(木) 11:ooam 1階16列センター
(上演時間: 1時間35分)




1964年 東京
映画会社京映で助監督として働く牧野健司(月城かなと)は毎日仕事帰りにロマンス劇場という映画館に通い、古いモノクロ映画「お転婆姫と三獣士」を飽きることなく観て、映画の中のお転婆なお姫様 美雪(海乃美月)に憧れていました。映画館主の本多(光月るう)からこのフィルムを売ることにしたと聞かされた夜、これが最後とスクリーンの美雪を思い手を差し出す健司の前に、雷鳴とともに美雪がスクリーンから飛び出してこちらの世界に現れます。奔放な美雪に振り回されながらともに過ごすうち、互いに惹かれ合う健司と美雪でしたが・・・。



鳩三郎かわいい鳩三郎かわいい🐦
(最初の感想それ?😝)

skip🐾@skiplalala posted at 14:51:12


1月4日に初めて観た後、幕間の私の最初のつぶやきです(^^ゞ
「鳩三郎」は映画の中の美雪姫に仕える「三銃士」の一人。
狸吉(蓮つかさ/代役 朝陽つばさ)、虎衛門(英かおと)、鳩三郎(柊木絢斗)といて、鳩三郎だけ「クルックー」しか話せません。
いろんな感情を込めて放つこの「クルックー」がたまらなくカワイイ。
美雪には鳩三郎が何を言っているのかわかるらしい。

美雪にはばあや(夏月都)とじいや(春海ゆう)もいますが「脚本家の怠慢」で名前がなく、大蛇丸(暁千星)の従者 雨霧(天紫珠李)・狭霧(礼華はる)に「悔し~!名前があるからと言って」と悔しがるシーンがあって、「鳴き声しか台詞がない鳩三郎よりマシですよ」と狸吉に言われて「クルックー」と寂しそうにつぶやく鳩三郎がとにかくカワイイ。


・・・とマニアックなところから感想に入ってしまいましたが、モノクロ映画の世界と現実の世界、さらには、数十年後の現代とを行き来して繰り広げられる物語は、その配分と宝塚的演出が絶妙に融合していて、ファンタジックで夢のある美しく楽しい物語に仕上がっています。

映画を観ていませんのでどこまで潤色されているのかわかりませんが、老年の健司が入院している病院で看護師さんたちが「すっごい美人のお孫さん?いますよね」「散歩しているところ見たんだけど牧野さんが転んでもあの人、手もかさないでただ見てるだけ」といった会話や、ロマンス劇場のカウンターに飾られた本多さんと奥さんの離れて立つ写真といった細かな伏線が後でそうだったのか、と回収される気持ちよさ。

冒頭とラストにスクリーンの映像から実物の舞台へと展開するシーンがありますが、その演出も鮮やか。
スクリーンから登場人物が飛び出してくるといえば、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの「キネマと恋人」(2017年)という名作が思い出されますが、あの作品の結末はほろ苦く切ないものだったのに対して、ハッピーエンドのこちらはいかにもタカラヅカ的。


続きがあります
posted by スキップ at 18:08| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする