2021年06月25日

残りの命、一人の女だけにやりたいんや 月組 「桜嵐記」 キャスト編


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物語についてはまだまだいつまでも語り続けたいところですが(あんなに長々書いたのに)、キャストについて書いておきたいと思います。


宝塚歌劇 月組公演
ロマン・トラジック 「桜嵐記」
作・演出: 上田久美子
出演: 珠城りょう  美園さくら  月城かなと  光月るう  夏月 都  ほか



本編感想はこちら


珠城りょう (楠木正行)
勇壮で根っからのもののふ。
父正成の遺志をそのまま受け継いだような生真面目さと信念を持ち、歌に出てくる“大きな楠”そのもののような度量。
冷静でいつも自分を抑えていて、苦悩しながらも一族の長としての立場、南朝を護り導く者としての強い覚悟が感じられます。
弁内侍に対してもあまり表情に表さないながら心から愛おしく思っているであろうことが感じられ、だからこそ、「とても世に ながらうべくもあろう身の 仮の契りをいかで結ばん」の歌が切なすぎる。
凛とした立ち姿、武者装束も弓を構える姿もこれ以上ないくらい美しくお似合いです。腰を落とした殺陣も迫力抜群。
「「じゃかあしい!しょうむないことをごちゃごちゃと!」 「残りの命、一人の女だけにやりたいんや」・・・本編の感想でも書きましたが、本音の部分で出てくる河内弁もとても魅力的。
もちろんあて書きではあるのですが、歴史上の人物がこれほどハマるとは驚きです。もう楠木正行といえば珠城りょうさん以外思い浮かばないもん。
「月雲の皇子」の木梨軽皇子以来、珠城さんが主演した役はどれも好きですが、最後にして最高の当たり役となったのではないでしょうか。
上田久美子先生の珠城さんの魅力を知りつくしてさらに高みへ導いたような筆致もすごい。


続きがあります
posted by スキップ at 23:42| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする