
当初観るつもりはなかったのですが、大阪公演開幕直前の11月終わりごろ、ちょっと凹むことがあって、「ええ~い!フリムン観に行ってやる!」「でもオリックスの後ろの方で観るのはいやだ」と思っていたところ、完売と思いきやセンター横通路の席が空いているのを発見して(関係者席が解放されたのかな?)「これは私に行けと言っている」とチケット押さえた次第。
ちなみに「凹むこと」というのは南座顔見世で私が観る日に仁左衛門さんが(ご本人はお元気にもかかわらず)休演になったこと。それがどうして「フリムン観てやる」につながるのかはワタシの不思議なところ←
観劇2日前の12月2日に終演時間を調べようとして、関係者体調不良のため12月1日・2日の公演が中止になったことを知り、「これ、中止だな。やっぱりご縁がなかったのね」と思ったものの、12月3日から無事再開・・・と思いきやその夜、大阪府知事の外出自粛要請が出て、「どうするの~、明日の公演?」となったり、阿部サダヲさんのコロナ陽性で稽古中止になったのに始まり、最後までコロナに振り回された公演でしたが、無事に観劇することができました。
開演前アナウンスは松尾スズキさんご本人。
聞こえてきた時、「あ、松尾さんの声だ」と思ったら、ちゃんと後で名乗っていらっしゃいました。感染予防対策などこと細かに話されていて、「いろいろ細かいこと言ってすみません」とか、言ってる姿想像してちょっと笑っちゃいました。
COCOON PRODUCTION 2020
「フリムンシスターズ」
作・演出: 松尾スズキ
音楽: 渡邊崇
出演: 長澤まさみ 秋山菜津子 皆川猿時 栗原類 村杉蝉之介 池津祥子
猫背椿 笠松はる 篠原悠伸 山口航太 羽田夜市 笹岡征矢 香月彩里
丹羽麻由美 河合優実 片岡正二郎 オクイシュージ 阿部サダヲ
2020年12月4日(金) 6:30pm オリックス劇場 1階12列センター
(上演時間:3時間30分/休憩 20分)
物語:故郷の沖縄で忌まわしい記憶を消され、西新宿のコンビニで住み込みで働き無気力に暮らすちひろ(長澤まさみ)は実は沖縄のユタの血筋で不可思議な能力を持っていました。一方、ちひろが昔から憧れていた女優みつ子(秋山菜津子)はある出来事をきっかけに精神的に病んで休業していましたが大舞台へ復帰することになり、親友でゲイのヒデヨシ(阿部サダヲ)に付き添ってもらって稽古場へ向かいます。その帰りにちひろが働くコンビニにみつ子が立ち寄って・・・。
“フリムン”とは、沖縄の方言で“気がふれる”とか“狂ったような”とか“バカ”を意味する言葉だそうです。
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