2020年11月25日

「ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~」 キャスト編


4回観たキャストはこちら。
かわいいと評判だった中村海流くんのビリーを観られなかったのは残念だったのと、4人のマイケル、3人のデビーのうち一人ずつ観ていませんが、大人のダブルキャストはコンプリート。
みんな違っていて、みんなすばらしかったな。


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      11月1日              11月6日

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      11月13日             11月14日


ミュージカル 「ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~」
脚本・歌詞: リー・ホール 
演出: スティーヴン・ダルドリー
音楽: エルトン・ジョン 
振付: ピーター・ダーリング
美術: イアン・マックニール
翻訳: 常田景子  訳詞:高橋亜子 

2020年11月1日(日) 12:00pm 梅田芸術劇場メインホール 1階9列(6列目)センター/
11月6日(金) 1:30pm 3階2列センター/11月13日(金) 5:30pm 1階14列下手/
11月14日(土) 12:00pm 1階24列センター
(上演時間 3時間/休憩 25分)



本編の感想はこちら
「ウィルキンソントーク ディスタンスVer.」のレポはこちら
2017年初演の感想はこちらこちら



■ ビリー

もう誰がいいとかどこがいいとかは超越していて、みんな本当にすばらしい。
バレエはもちろん、タップやコンテンポラリーダンス、器械体操、そして、演技に歌。
少年たちのポテンシャル、計り知れない。
3年前にとても驚いたことが、3年の時を経てまた別の少年たちでまた目の前で繰り広げられるなんて。

川口調くんはとても表情豊か。
これまでにも舞台やTV出演の経験があるということで、4人の中では一番演技がお得意だったのかな。
やんちゃな男の子感があふれていて、明るくて負けん気が強くていかにも生意気盛りで手のかかかる可愛い末っ子といった風情でした。

利田太一くんは長い手足がとてもしなやかでバレエシーンがとても美しい。ピルエットもとても綺麗でした。
演技が細やかで、例えばおばあちゃんのミートパイをごみ箱に捨てる時、さも臭いもののようにすごく手を伸ばして自分の身体から離して捨てていたのが印象的でした(私が観る限り他のビリーはここ、わりとあっさりしていた)。
歌は他のビリーに比べると少し声が低い印象で、少年から青年への過渡期が感じられて、「このビリーを観られるのは今だけ」感が強い。上演できて、太一くんがビリーとして舞台に立てて本当によかったと改めて思いました。

渡部出日寿くんはバレエ界のサラブレッドということでバレエが美しいとは聞いていましたが想像以上でした。
バレエ教室のレッスンでアラベスクやる時、ウィルキンソン先生が「オルゴールの人形のように」と言いますが、本当に人形のように全くブレない体幹に驚き。Solidarity ラストのアラセゴンターンからのピルエットなんて綺麗なまま何回転しているの?というくらい。ゆったりした動きばかりでなく、Angry Danceの憤りが爆発する激しいタップダンスにも圧倒されました。


千秋楽カーテンコールには4人のビリーが揃って登場。
鳴りやまない拍手に最後は幕前に4人だけで出て来てくれたのですが、ニコニコ手をふる川口調くん、利田太一くん、「もうそろそろ(終わり)かな?」という表情で幕の方を見る中村海流くん、「ありがとうございましたっ!」と客席に向かって言う渡部出日寿くん(この日のビリー)と、4人4様、かわいかったです。


続きがあります
posted by スキップ at 22:03| Comment(0) | 演劇・ミュージカル | 更新情報をチェックする