2018年12月20日

松竹座 十月大歌舞伎 昼の部

shochikuza201810.jpg十月はもう1本、こちらでも歌舞伎を観ました。


市川右之助改め 二代目 市川齊入
市川右近改め 三代目 市川右團次  襲名披露
十月大歌舞伎 昼の部

2018年10月3日(水) 11:00am 松竹座 2階1列上手



一、三代猿之助四十八撰の内  華果西遊記
市川右團次 市川右近  宙乗り相勤め申し候
作: 三世河竹新七
脚本: 石川耕士
演出: 市川猿翁
出演: 市川右團次  市川右近  市川笑三郎  
市川弘太郎  市川猿四郎  大谷廣松  中村米吉 ほか
(上演時間: 1時間5分)


これまでにも何度か拝見している楽しい演目ですが、今回は何と言っても、右近ちゃん(孫悟空の分身)でしょう。

姿形がとびきり可愛いのはもちろん、 松竹座の舞台に響く声、如意棒クルクル回したり見得したり、大人顔負けの技を繰り出すたびにどよめく客席。
宙乗りでも、右團次さん孫悟空と合わせて見得したり、高さに臆することなくジャンプするように觔斗雲をキュッと上げたり、度胸満点。
おばちゃんたちのハートを鷲づかみにして、やんややんやの拍手に送られて觔斗雲に乗って飛んでいきました。

もちろんご本家 右團次さん悟空は大活躍だし、、弘太郎さん猪八戒、猿四郎さん沙悟浄と三人の棒づくしの踊りは見ものだし、笑三郎さん西梁国の女王はいかにも魔性のオンナだし、米吉くん三蔵法師は清廉な美しさの中に品もあって色っぽいし、で見どころたっぷり、やはり楽しい演目でした。

そういえば、トンボ切る花四天(西遊記では蜘四天)さんのかつら取れたの初めて見たー。



image1 (2).jpg

カッコイイ祝幕は黒田征太郎さん画

天と地の間を。
あの世と。この世とを。
自由に自在にいったり、きたりする人達がいる
そんな人を 祝うとすれば
七つの色の 雲を呼ぶしかないだろう。
美の嵐をみたいです。

とメッセージが添えられていました。


続きがあります
posted by スキップ at 20:14| Comment(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする