2018年10月31日

一大プロジェクト


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2週間くらい前からスマートフォンの調子が悪くて、タッチパネルが全く反応しなくなったり、アプリが次々勝手に起動したり・・・修理という選択もありましたが、使用中のiPhone6は2015年3月購入で3年半以上経過しているし、バッテリーの減り方もハンパないので、この際思い切って機種変更することにしました。

昨日思い立って、仕事がオフの翌日分の来店予約しようとしたら候補の2店舗はいずれも満席。
やっと1店 都合のよい時間で予約して行って参りました。
午後1時30分に予約していて、全部終わったの5時ごろだったかなぁ。


いや~、機種変更ってほんと、一大プロジェクトですよね。


普段それほどスマフォを駆使している訳でもなく、スペックとか特に興味もない私の条件は「iPhoneであること」だけ。
ちょうどiPhoneXの新機種発売されたタイミングでしたが、「別に最新のでなくていいのよ」というくらいの軽い気持ちで行ったら、機種予約とかもしないといけなかったのねー。

担当の方に以上のようなことを話して説明を受けて、世代的に(←iPhoneの世代ね)8までとX以降では区切りがあるということで納得して、でもさすがに Xs Maxまではいらないかな~ということで(このあたりスペックはおろか価格も比較したりしなくてかなり適当)、X か XR で店頭在庫確認していただくと、
「Xは在庫なし。XRはホワイトと赤があります」ということでした。

スマフォに赤とかワタシ的には絶対ない色なのでホワイトで即決。
(どんなカラーバリエーションがあるのかも知らなかったのですが)


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あとで在庫パネル見たらこんな状況(上から Xs・Xs Max・XR)だったので、XRのホワイトが予約なしに手に入ったのはラッキーだったのかもしれません。


で、いろんな設定にIDやあのパスワードやこちらのパスワードやと、普段ほとんど使うことのないようなセキュリティキーを記憶から(というか私は一括してメモっているのですが)取り出すのも大変。
iCloudで自動バックアップできているのでデータの移行は安心快適ですが、それでも時間はかかりますので、1時間ほど預けたまま他の用事を済ませてまた引き取りに行きました。


まだ全然使いこなせていませんが(元々それほど使いこなせていない)、一番衝撃だったのはホームボタンがないことです・・・つい押しそうになる。
ちなみに、イヤホンジャックもない。


帰宅したら、今までのように自動でWi-Fi に切り替わらず、「おぅ、そこもか」とマニュアル取り出して初期設定したりも。
ほんとっ、機種変って一大プロジェクトだわ(再び)。



これでせっかくのオフの半日つぶれましたとさ の地獄度 (total 1973 vs 1978 )


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2018年10月27日

一世一代 「南座新開場祇園お練り」


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ワタシは行列に並ぶのがとてもキライ。
早くから並んで場所を取るなんて最も苦手なことの一つ。

だから、10月17日にこのお練りのことが発表(にしても10日前って遅くない?)になった時も「いや、それワタシ、無理だから」とかなり腰が引け気味。
その上、同じ日に開催される南座開場式なら・・と思っていたのに、「ほうおう」に掲載されていた松竹歌舞伎会会員ご招待の抽選案内をすっかり見落としていて締め切りも過ぎていることが発覚して凹み、ますますテンションが下がったのでした。

それでも、私が生きている間にこんな大規模なお練りに遭遇することはおそらくもうないし、それが東京で開催されるならともかく、せっかく京都なのだから、一世一代じゃわい!と思い直して出かけてきました。


南座発祥400年 南座新開場祇園お練り
2018年10月27日(土) 2:30-3:30pm 四条通(南座前~東大路通)


四条に到着したのは12時30分ごろ。
四条通の両側の歩道にはすでにずらりと列ができていました。
ちびっこなので2列目とか絶対無理と思っていましたので、1列目が空いている場所を探して南座前から八坂神社方面に移動。
北側(八坂さんに向かって左側)の歩道はまだ比較的余裕がありましたが、並んでみたら太陽がギンギンに照りつけて、暑い・・・これまた無理~と移動して、北側だけどビルの日陰になっている場所を見つけて並んでみました。
今は歩道に並んでいるけれど、時間になれば車道に出ていただきます、という説明がありました。


1時30分には交通規制が始まって、前の道路に車が通らなくなり、そこから観覧席(柵)の設営。
すると、私たちが並んでいたブロックの前だけパイプ椅子が置かれ始めました。
「え~っ 何あれ、関係者席ってこと?」と気をもんだのですが、結局そこも観覧席だったようで(いや、歩道から前に出る時が椅子取りゲームみたいでコワかったけど)、ラッキーなことに椅子に座って最前列で観覧となりました。


南座前で見ていた友人のレポによると出発式でえらいさんのご挨拶が延々と続いていたようで、お練りの列が動きだしたのは2時45分くらいだったでしょうか。


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芸妓さん、舞妓さんたちが横一列に並んでとても華やか


続きがあります
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2018年10月24日

歌舞伎座日帰りはもはや上京ではない感覚


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本日は東京へ行ってきました・・・というか「歌舞伎座へ」という方が正しいかしら。
朝 飛行機で羽田空港に到着して東銀座へ直行、歌舞伎座で芸術祭十月大歌舞伎を昼夜通しで観て、終演後すぐ新幹線で帰ってきました。
昼夜の間に外に出て銀座四丁目あたりのカフェでお茶した以外はずっと歌舞伎座の中(^^ゞ
少し遠くの劇場へ行ってきた、という感覚が定着しつつあって、もはや「上京」という意識は薄れつつありますかねー。

画像は往路のフライトの窓から。
当初新幹線で上京予定だったのを間際に飛行機に変更したために後ろの方の席しか取れなかったのですが、こんなふうに翼を見ながらのフライトも「飛行機乗ってる」という気分が増して楽しかったです。



でも本日満席で後方席はドリンクサービス 時間切れで終了 お茶だけが配られました の地獄度 (total 1972 vs 1977 )


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2018年10月21日

八月納涼歌舞伎 「野田版 桜の森の満開の下」


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今年ではなく、昨年の納涼歌舞伎です(^^ゞ
本当は「贋作 桜の森の満開の下」を観劇する前にまだ感想書いてなかったこちらをまとめたかったのですが・・・。


「今年の納涼三部は野田さんの新作らしい」という情報を得たのは昨年春ごろだったでしょうか。
「それって、『桜の森』だよね?」と即答したのは、その年のはじめに「中村勘三郎さんへのオマージュ」と銘打たれて上演された「足跡姫」のオープニングが、あまりにも「桜の森」だったから。

勘三郎さんの耳男、玉三郎さんの夜長姫で歌舞伎座でやろうと野田さんと勘三郎さんが約束していた「桜の森の満開の下」。観られる日が来るなんて。


八月納涼歌舞伎 第三部
「野田版 桜の森の満開の下」
坂口安吾作品集より
作・演出:  野田秀樹
美術: 堀尾幸男   照明: 服部基   衣裳: ひびのこづえ
作調: 田中傳左衛門   附師: 杵屋巳太郎
出演: 中村勘九郎  市川染五郎  中村七之助  中村梅枝  
坂東巳之助  中村児太郎  坂東新悟  中村芝のぶ  中村吉之丞  
市川猿弥  片岡亀蔵  坂東彌十郎  中村扇雀 ほか

2017年8月20日(日) 6:30pm 歌舞伎座 3階2列下手/
8月27日(日) 1階4列センター
(上演時間: 2時間30分/幕間 25分)



物語全体の感想は、順番が逆になってしまいましたが、観たばかりの「贋作 桜の森の満開の下」の感想に書きましたので(こちら
ここでは主に「歌舞伎版」としての印象と役者さんについて。


美しい舞台美術。
歌舞伎座特有の機構を駆使した演出。
夜長姫の最期、打ち掛けをかけた途端に桜の花びらだけを残して消えてしまう演出も初演そのまま。
作調が傳左衛門さんで邦楽の演奏やツケは入りますが、BGMもオリジナル版そのまま使われているようでした。

台詞が七五調になっている以外は戯曲に大きな変更はないように感じましたが、その分、同じ野田さんの「『研辰』や「鼠小僧」に比べると、現代劇寄り・・・というか、オリジナル版寄りという印象。
機関銃のように連射される言葉遊びや笑いもふんだんに盛り込まれた脚本、演出に果敢に挑む歌舞伎役者さんたち。その振り幅の広さ、適応力、そして演劇的地力に改めて感服することしきりでした。


続きがあります
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2018年10月20日

好きなものは呪うか殺すか 争うかしなければならないのよ 「贋作 桜の森の満開の下」


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ふわりと風をはらんで舞台いっぱいに流れていく淡い桜色の布
人を場面を 切り取って、時には心の動きまで表す赤く縁取るテープ
大きな大きな満開の桜の木から とめどなく降りしきる花びら

哀しいくらいに美しい舞台でした。
気が遠くなるほど美しくて、ふわりと幻想的で、痛いくらいに残酷で、そして哀しい。


NODA・MAP第22回公演
「贋作 桜の森の満開の下」
坂口安吾作品集より 
作・演出:  野田秀樹
美術: 堀尾幸男   照明: 服部基
衣裳: ひびのこづえ  
出演: 妻夫木聡  深津絵里  天海祐希  古田新太  秋山菜津子  大倉孝二  
藤井隆  村岡希美  門脇麦  池田成志  銀粉蝶  野田秀樹 ほか
2018年10月16日(火) 7:00pm 新歌舞伎座 1階3列下手/
10月17日(水) 7:00pm 1階4列センター
(上演時間: 2時間25分/休憩 15分)



物語: ヒダの匠の弟子・耳男(妻夫木聡)は誤って死んでしまった師匠と間違えられ、ヒダの王家に匠として迎えられます。そこにはやはり名人の匠を殺害し、匠を名乗ってやってきた山賊のマナコ(古田新太)と、その素性を語らないオオアマ(天海祐希)という名人も集まってきました。3人の匠にヒダの王(野田秀樹)は、王家の二人の姫・夜長姫(深津絵里)と早寝姫(門脇麦)を守護する弥勒を彫るよう求めました。やがて約束の3年が過ぎ、夜長姫の16の正月が訪れます・・・。


「贋作 桜の森の満開の下」の初演は夢の遊眠社時代の1989年(平成元年)。
野田秀樹さんが耳男を演じ、夜長姫は今も語り継がれている毬谷友子さん。
その再演を経て、2001年には堤真一さんの耳男、 深津絵里さんの夜長姫で上演されていて、今回が4演目。
いずれも拝見していますが、今回が一番肚に落ちたというか、いろいろなものが見えて、聞こえて、心に響く舞台でした。

思えば、30年前から17年前にかけての私は未熟で、この舞台から何かを感じることはできても理解するまでには至ってなかったのかもしれませんし、昨夏、歌舞伎版を観て、その前に原作(坂口安吾「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」)を読み返したことが助力になったのかもしれません・・・かといって、今回 野田さんからのメッセージをきちんと受け止められたか、は甚だあやしいところではありますが。


続きがあります
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2018年10月14日

襲名道中膝栗毛 先斗町高麗夜話


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いつも歌舞伎座ギャラリーで開催されている歌舞伎夜話。
行きたいなと思いながらも平日の夜に東京なんて無理じゃんと残念な思いをしていました。

その 


特別版が 


京都で



そりゃ行くってものです。

チケット発売は9月20日。
遠征中でホテルをレイトチェックアウトしてまで(笑)張り切って取りました。


襲名道中膝栗毛 先斗町高麗夜話
出演: 松本幸四郎  尾上菊之丞
進行: 戸部和久
2018年10月11日(木) 6:30-8:20PM 先斗町歌舞練場 1階い列(1列目)上手


歌舞伎美人のレポはこちら


幕が上がると緋毛氈が敷かれた床机が二台。
上手に菊之丞さん、下手に戸部さんが着席。
戸部さんから呼び込まれて、幸四郎さんは花道から登場です。
幸四郎さん、菊之丞さんとも素敵な和装でした。

幸四郎さんと菊之丞さんのなれそめ(?)から始まって、お二人でやってこられた舞踊、魑魅魍魎的や麻布十番、不二才などの傾奇おどり、趣向の華、ラスベガス公演、氷艶などを振り返るお話から、お二人の鼓演奏、最後に十一月南座顔見世興行の演目について、という構成でした。普段あまり聞けない公演のお話や裏話が楽しく、幸四郎さんのリラックスした笑顔が印象的でした。



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いかにもカラーコピーしました、な手作り感満載のパンフ(一応、門外不出だとか)
こちらに掲載された写真がパネルになって舞台に登場しました。


続きがあります
posted by スキップ at 20:36| Comment(2) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする