2015年03月03日

珠玉のミュージカルナンバー集 「Golden Songs」

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梅田芸術劇場10周年を記念して、これまで上演されたミュージカル作品のナンバーをそれぞれの公演にゆかりある豪華キャストが歌って10年の軌跡を辿るというコンサート。
「え?梅芸ってまだ10年しか経っていなかったっけ?」と意外な気もしたのですが、梅田コマ劇場や飛天時代はカウントしないで「梅田芸術劇場」となってからということのようです。

Umeda Arts Theater 10th Anniversary
「Golden Songs」
音楽監督・指揮:  甲斐正人
構成協力:  荻田浩一
演出・振付・ステージング: 前田清実
共同演出・ステージング: 伴眞里子
出演:  朝海ひかる  安蘭けい  石井一孝  一路真輝  伊礼彼方  湖月わたる  姿月あさと  樹里咲穂  中川晃教  春野寿美礼  平方元基  マテ・カマラス  山崎育三郎/ 
大野幸人  田村雄一  俵和也  彩橋みゆ  鈴木結加里
ゲスト: 霧矢大夢

2015年2月27日(金) 7:00pm 梅田芸術劇場メインホール 1階15列センター


プリンシパルの女性は全員宝塚歌劇出身。しかもほとんと歌に定評のある方たちばかり。
ミュージカルでならした男性陣ももちろん歌うまさん揃いで、とても聴き応えがあり、楽しいコンサートでした。

セットリストを文末に記載しますが、「CHICAGO」から始まって「アイーダ」までが一幕。
二幕は「ロミオ&ジュリエット」の♪世界の王 で始まって、「MITSUKO」の ♪愛は国境を越えてをキャスト全員で歌ってフィナーレでした。

宝塚を別にすると私はそれほどミュージカルを観る方でもなくて知らない曲もたくさんありましたが、 歌唱力も芝居心もある皆さんが繰り出す楽曲の数々は、情景まで目に浮かぶよう。
オープニングで「CHICAGO」の♪RAZZLE DAZZLEを全員で歌うところなんて、目も耳も忙しかったな。伊礼彼方くんの美声がひと際響き渡っていました。ジャズメドレーが終わったところでキャスト全員あいうえお順に横一列に並んで自己紹介。
石井一孝さんの仕切りで、毎回お題があるようで、この日は「偉人」でした。
記憶に残っているところでは、
中川アッキーは美空ひばりさん。マテさんはマイケル・ジャクソン(ちょっぴりムーンウォークしてた)。山崎育三郎くんは愛してる・・ からのアインシュタイン(笑)。
安蘭けいさんは、「ウォータ~!」と叫んだ後「ユリ・ゲラーです」と言って、誰かが「ヘレン・ケラーやろっ!」とツッコんでいました。
このあたりはネタとして完成されているようで、一路さんは「みんな同じ楽屋で相談してるでしょう?」とおっしゃっていました。

一幕で印象に残ったのは、まず一路真輝さんが歌った「夢とうつつの狭間に」(エリザベート)。
二幕にもエリザベートコーナーありましたが、この曲だけ別ワクで。
この曲は、東宝版初演のみで歌われた幻の曲ということで、ここで聴けるのはとても貴重でした。

それから CHESS in concert
客席にスポットライトが目まぐるしくあたって、何だか声が近くに聞こえる、と思ったらマテさんが通路で歌ってた(笑)。
めちゃ客席を煽りながらノリノリで歌ううちにアッキーも登場で圧巻のステージでした。
この作品、観ていないのですが、今年上演されるミュージカル版は観てみようかしら。

そして一幕ラストの「アイーダ」。
湖月わたるさん&伊礼彼方くん デュアル ラダメスの ♪エジプトは領地を広げている  ステキでした。
現役離れて早ン年。伊礼くんとバチバチ張り合うわたるさん、頼もしくてカッコいい!
この作品は、安蘭けいさんが宝塚退団後初主演舞台で宝塚時代と同じくアイーダを演じられたのでした。
あれ観に行ったなぁ、そういえばあの時、客席に真飛聖さんや霧矢さん来てたなぁ、と懐かしく思い出しました。
「王家に捧ぐ歌」は全員で。
宝塚では今年宙組で再演される作品。絶対観に行こうと決意も新たにしたのでした。


休憩の後、幕が上がるとあの耳なれたメロディが。
「世界の王」から始まりました。
何度聴いても心が浮き立つ曲です。
平方元基くんが「どうやって伝えよう」を歌った後、
山崎育三郎くんの「僕は怖い」。初演以来のロミオです。
この時踊っていたのは大野幸人さんかな?死のダンサーっぽくてステキでした。

この日のゲストは霧矢大夢さん。
樹里咲穂さんが「きりやーん」「きりやーん」と何度も呼びかけていました。
ここで樹里さんと湖月わたるさんと3人でトリオ漫才もやってました(違)。
リフトもついやり方教えちゃう、みたいな。3人ともリフトはされるよりする方が楽、とおっしゃっていました。
樹里さん、朝海さんは同じ楽屋で、霧矢さんが最下級生なので、加湿器やエアコンの調整を一手に引き受けてくれるのですって。
「明日はきりやんおれへんし、私たちどうやって生きよ?」とおっしゃっていました。

霧矢さんは「アーネスト・イン・ラブ」から2曲と、昨年梅芸でも上演された「オーシャンズ11」から、あの時はレディ・ダイアナだったけど、この日はダニーの ♪Fate City を。
ダンス相変わらずキレッキレでした。

「マルグリット」から春野寿美礼さんが「China Doll」を歌った時、湖月わたるさんが黒いミニのドレスに素足でダンサーとして踊っていて、とりわけ印象的でした。
歌の内容とも相まって、ドールなんだけど何だか中性的な魅力にあふれていて、とてもドラマティックなダンス。
やっぱりわたさん好きだー揺れるハートと改めて思いました。

「モーツァルト」から、中川晃教くんの「僕こそミュージック」。
これは1月に井上芳雄くんで観た舞台の記憶も新しく、アッキーのこの曲を聴くのは実に初演以来でしたが、あの時震えるような感覚に襲われた記憶が鮮やかに蘇りました。
本当に初演のアッキーは、ヴォルフガングそのものだったものなぁ。
「星から降る金」は一路真輝さんで。
本当にいい曲ですばらしい歌唱でしたが、1月に聴いたばかりの春野寿美礼さんの声がまだ耳に残っていたかなぁ。

「エリザベート」は今年上演されるということもあってか、一番曲数多かったです。
最初は春野寿美礼さんで「パパみたいに」。
指揮者の甲斐先生をパパに見立てて歌いかけ、甲斐先生も「まだだよ」とよいお声で返していらっしゃいました。

そのまま寿美礼さんと伊礼彼方くんで「夜のボート」
マテさんのトートと平方元基くんのルドルフで「闇が広がる」
ワイルドで野獣のようだったマテさんのトート、思い出しました。
「私だけに」は朝海ひかるさん。

石井一孝さんがお弁当売りの拵えで客席から登場して「キッチュ」
「エリザベート」が大好きなのにまだ一度も出たことがないのだとか。
でも「キッチュ」は日本語で偽物という意味だから偽物のルキーニが歌ってもいいでしょ、と。
そういえば石井さんはずい分前に「ア・ラ・カルト」にゲスト出演された時も「鹿賀丈史さんの後を継いで『ジキルとハイド』やりたい」と自作の替歌披露されていました。

石井さんが「キッチュ」歌う間、“ホンモノ”のルキーニ・湖月わたるさんと樹里咲穂さんが客席に降りてマグカップ配ってくれていました。1階席のいちばん後ろまでいらしてました。
残念ながらカップはいただけなかったけれど、通路側の席だったのでお二人がすぐ側を通られて眼福。

石井さんと3人のトークでは、「ルキーニやりたいけど今は女性になってしまってヒゲが生えてこない」なんてことも。
「今日のメンバーはみんなエリザ経験者ばかりで、トートなんて何人いるのか」みたいなお話をしている時に山崎育三郎くんが出てきて、綺麗な伸身前転(というのか?)を見せた後、両足前後に開脚しようとして床につかず、「体カタッ!」と言われていました。「あなたの出番は数か月先だから」とも(笑)。

「私が踊る時」は一路さんとマテさんで。
扮装したお二人が舞台に立つ姿が目に浮かぶようでした。
途中からドイツ語で歌っていらしたようです。

そして、姿月あさとさんの「最後のダンス」。
会場中を一気にずんこさんワールドに誘う迫力の歌唱でした。
宝塚の歴代トートの中でも、姿月さんの歌うこの曲が特に大好きなので、今回これを聴けただけでも観に行った甲斐あったなぁ、と。

ラストは「MITSUKO」から。
「西と東」(マテさん)、「後ろを振り向かずに」(安蘭けいさん)と続いて、
最後に「愛は国境を越えて」を全員で。


こうして見ると観たことなくても知っている有名ミュージカルばかり。
そして第一線の舞台で活躍してる役者さんばかり、で楽しくないはずがないというコンサート。
梅田芸術劇場がミュージカル界に遺してきた軌跡のすばらしさも感じました。



セットリスト:
Overture
CHICAGO
 ・RAZZLE DAZZLE (全キャスト)
JAZZ MEDLEY
 ・All That Jazz/Jazz Time/Swing/The Red Blues/Josephine/Let's Make Love
ファニーガールより 
 ・People 春野寿美礼)
蜘蛛女のキス
 ・She's Woman (石井一孝)
CHESS in concert
 ・One Night in Bangkok (マテ・カマラス)
 ・Someone else's Story (マテ・カマラス・中川晃教ほか)
エリザベート
 ・夢とうつつの狭間に (一路真輝)
アイーダ
 ・エジプトは領地を広げている(伊礼彼方・湖月わたる)
 ・王家に捧ぐ歌 (全キャスト)

ロミオ&ジュリエット
 ・ 世界の王 (全キャスト)
 ・ どうやって伝えよう(平方元基) 
 ・僕は怖い (山崎育三郎)
ファントム
 ・You Are My Own (姿月あさと)
 ・This Place Is Mine (樹里咲穂)
アーネスト・イン・ラブ
 ・バンバリー(霧矢大夢)
オーシャンズ11
 ・Fate City (霧矢大夢)
モーツァルト!  
 ・僕こそミュージック (中川晃教)
 ・何故愛せないの? (山崎育三郎)
 ・星から降る金 (一路真輝)
エリザベート
 ・パパみたいに (春野寿美礼)
 ・夜のボート (春野寿美礼・伊礼彼方)
 ・闇が広がる (マテ・カマラス・平方元基)
 ・私だけに (朝海ひかる)
 ・キッチュ (石井一孝・湖月わたる・樹里咲穂)
 ・私が踊る時 (一路真輝・マテ・カマラス)
 ・最後のダンス (姿月あさと)
思い出ぽろぽろ (朝海ひかる)
MITSUKO
 ・西と東 (マテ・カマラス)
 ・後ろを振り向かずに (安蘭けい)
 ・愛は国境を越えて


楽しかった! けど、これ以上ミュージカルにハマるのはコマル のごくらく地獄度 わーい(嬉しい顔) ふらふら (total 1335 わーい(嬉しい顔) vs 1336 ふらふら)
posted by スキップ at 23:24
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