2019年07月05日

宝塚って何でもできちゃう 花組 「花より男子」


hanadan2019.jpg1992年から2004年まで「マーガレット」に連載された神尾葉子さんの少女漫画が原作。
私は一度も読んだことがなく、映画も観ていなくて、2005年にオンエアされた井上真央さん主演のドラマで知りました。道明寺司より断然 花沢類派で、演じる小栗旬くんも「めちゃいーじゃん」となったのでした(小栗旬くんブレイクのきっかけとなったドラマでもあります)。なつかしい。

それを宝塚で、って、もっと早く上演されていてもおかしくなかったかなとも思いますが、いじめとか高校生なのに飲酒とか他にも際どいシーンとか、清く正しく美しいとは言い難い展開が足かせとなっていたのでしょうか。
そんなあれこれも歌やダンスで彩って、宝塚って何でもできちゃうよね。


宝塚歌劇 花組公演
TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE  「花より男子」
原作: 神尾葉子 「花より男子」
脚本・演出: 野口幸作
出演: 柚香光  城妃美伶  優波慧  聖乃あすか  希波らいと  
高翔みず希  華雅りりか  音くり寿 ほか

2019年6月25日(火) 1:00pm 赤坂ACTシアター 1階P列センター
(上演時間: 3時間/休憩 30分)



お金持ちばかりが通う中でも超絶セレブの男生徒4人「F4」に支配されている英徳学園。
高校から入学した庶民の娘 牧野つくし(城妃美伶)は転校生の三条桜子(音くり寿)をかばったことから道明寺司(柚香光)と争い、赤札を貼られたため、全校生徒からいじめの対象となります。しかし、正義感と持ち前の“雑草魂”で果敢に立ち向かい続けるつくしに司は次第に心惹かれ始めます。一方、つくしはF4の一員ながら自分を危機から救ってくれた花沢類(聖乃あすか)のことが気になり・・・。


つくしと道明寺司の恋バナを軸に、花沢類の藤堂静への想いや三条桜子の陰謀、ティーン・オブ・ジャパンコンテストなどいろんなエピソードを盛り込んでテンポよく展開、歌もダンスもたっぷりで楽しいミュージカルに仕上がっていました。

スクリーンに映し出されたF4のイラストのそれぞれのところからF4が一人ずつ登場するという幕開き。
皆さん、原作漫画というよりドラマですごく研究したと思われ、特に柚香光さんの道明寺司と聖乃あすかさんの花沢類はそれぞれ、松本潤くん、小栗旬くんにビジュアルも雰囲気もそっくりでした。
この二人は台詞も寄せてきてる感じだったな。
寄せてきてるといえば、つくしの弟の進。青騎司くん。佇まいといいい台詞まわしといい、ドラマ版の冨浦智嗣くんそっくりでした。


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2019年06月12日

たまるり最高か 月組 「夢現無双/クルンテープ」千秋楽ライブ中継


mugenlv.jpg月組 東京宝塚劇場千秋楽は、美弥るりかさんのラストデイでもあり、劇場には行けないまでも「ライビュ絶対観に行くわよ」と鼻息荒く早くからスケジュール帳に記入してチケット取って首尾よく観て参りました。

何とも心に残るカーテンコール。
観られてよかったです。


宝塚歌劇月組 東京宝塚劇場公演千秋楽 ライブ中継
「夢現無双 -吉川英治原作「宮本武蔵」より-/
クルンテープ 天使の都」


2019年6月9日(日) 3:30pm 
大阪ステーションシティシネマ スクリーン4
(上映時間: 4時間30分-サヨナラショー、カーテンコール含む/休憩 30分)



本編のお芝居&ショーの感想は宝塚大劇場で観た時に書きましたので、出演者ともどもこちらに。
「夢現無双」
「クルンテープ」


東京公演は月城かなとさん休演に伴う代役がありましたので、その印象を少し残しておきたいと思います。

「夢現無双」
月城かなとさんが演じた本位田又八を風間柚乃さん、風間さんの辻風黄平(宍戸梅軒)を蘭世惠翔さんという代役。

風間さん、前作「エリザベート」のルキーニに続いて大役の代役。
演技も歌もまだ研6(100期)とは思えぬ安定感。
元々少し小柄な上に大きな長身の珠城さんと並ぶといささか分が悪い感じですが、又八が武蔵に抱く屈折した思いも出ていて感心しました。

宍戸梅軒は誰がよくわからなくて、休憩中に調べて蘭世惠翔さんだとわかってびっくり。
少年っぽい可愛らしいイメージでしたが、荒々しい宍戸梅軒、よくがんばっていました(←どんな上から目線)。


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2019年05月24日

EVERYBODY JUMP! 「芹香斗亜お茶会」


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とても楽しくてセンスがいいと評判の芹香斗亜さんのお茶会。
ご縁があって、今回初めて参加することができました。
いや~、ほんと、とても楽しかったです。

近ごろには珍しくレポ禁ではない芹香さんのお茶会。
終了直後からTwitterにたくさんレポがあがっていますが、これは自分のための備忘メモということで。


TOA SERIKA TEA PARTY
2019年5月19日(日) 7:30pm 宝塚ホテル 宝寿の間
(終了時間 9:50pmぐらい)



冒頭の画像はウェルカムボードのビフォーアフター。
アフターですごく増えているのはみんなお茶会の中で使った小道具たちです。
終わって出てきたらこんなふうに綺麗に飾りつけられていました。スタッフさん凄い。

これまでそんなに多くのお茶会に参加してきた訳ではありませんが、芹香会スタッフさんの優秀さ、企画力がとても印象的でした。スタッフTシャツ着てインカムつけて進行もとてもスムーズ。
終了時間の頃に阪急電車今津線が人身事故でストップしていたらしいのですが、その情報もちゃんと司会の方が伝えてくださってホスピタリティも完璧。


芹香斗亜さん(以下、キキちゃん)がカッコいいのはもちろん、かわいさ炸裂でした。
神戸ご出身の関西人だけど、シュッとしてるので普段あんなに関西弁とは思いませんでした。
「無理や!」とか「これでええやん」とか、つぶやく言葉が自然でとても可愛くて温かい。

宝寿の間にぎっしりの上に部屋の外まで席が用意されていました。1,300人弱といったところでしょうか。
この人数にはキキちゃんも驚いたご様子で、第一声が「うわぁ~ すごい人や・・・なんか、きのこの山がいっぱい並んでるみたい」でした。

受け取ったプログラムとチケットが鮮やかなフューシャピンクでそれだけで気分がアガリます。
入場前に4つの箱が用意してあって、「ポスター」「ポラロイド風写真、スチール」「雑誌」など、抽選会で当たる景品の自分が欲しいものの箱に自分で自分の半券を入れる方式。お茶会といえば抽選はつきものですが、こんなの初めて。


キキちゃん、なーんと、「JUMP!」を歌いながら入場です。黒スーツに紺のシャツ、金髪でめちゃカッコいい。
「ええ~っ 歌ってくれるのおぉ?!」とさらにテンションあがる不肖スキップ。

センターテーブルに立って、「きのこの山」発言があり、司会の方が、「ラスティーの株主総会へようこそお越しくださいました」・・・株主総会だったのか。


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2019年05月22日

溢れ出す情熱を君に 星組 「ESTRELLAS」


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私が観たのは5月6日でしたが、前日から「鎌足」が開幕していて、梅田芸術劇場で全国ツアー公演、地下のシアター・ドラマシティで「鎌足」と同じ建物の上下で星組のトップ 紅ゆずるさんと二番手 礼真琴さんが主演公演上演・・・これ、最初で最後だなぁと感慨深かったです。


宝塚歌劇星組 全国ツアー公演
スーパー・レビュー 「ESTRELLAS (エストレージャス) ~星たち~」
作・演出: 中村暁
出演: 礼真琴  音波みのり  万里柚美  白妙なつ  大輝真琴  漣レイラ  
紫藤りゅう  朝水りょう  小桜ほのか  桜庭舞  極美慎/愛月ひかる ほか

2019年5月6日(月) 4:30pm 梅田芸術劇場 2階1列センター
(上演時間: 55分)

「アルジェの男」の感想はこちら


今年の1月~2月 大劇場で上演されたショーで、歌にダンスに礼真琴さんほぼ出ずっぱりで大活躍。
その時点bでこのショーが全ツの演目と発表されていたのですが、「主演の紅さんのところに礼さんが入ると礼さんポジションは誰ができるの?と心配にもなります」と当時の感想にも書いていました(こちら)。


紅→礼 とそのままそっくり入れ替えるのではなく、いくつかの場面は礼真琴さんのまま残して、紅さんのポジションに愛月さんが入ったり、とフレキシブルな対応で改編によるストレスフリーの楽しいショーに仕上がっていました。
さすが中村暁先生、わかってらっしゃる。

中でも「Back!」
大劇場公演の時から大好きなシーンですが、最初にバーァン!と跳ぶところで、「あんなに高くジャンプしてたっけ?」とオドロキ。目にとまらぬ速さの振りで怒涛のダンスの連続で、それなのに全く息ぎれもせずいい声で歌う礼真琴さんすごいとしか言いようがありません。周りの流星たちも今回6名で少数精鋭となり、みんなダンス巧者で全体のレベル感高騰ぶりハンパなく。この場面永久に観ていたいくらいです。

いやしかし、Back!からの愛月ひかるさんのHot Stuff、紫藤りゅうさんのSunnyはさんで、リベルタンゴもチャンピオーネもラップもって、ほんと、礼真琴さん踊りまくり歌いまくり。あんなに激しいダンスしながら歌っても息切れひとつしない・・・どころかずっとイケボで響き渡る歌声。素晴らしいのひと言。


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2019年05月19日

俺はジュリアン 星組 「アルジェの男」


arje2019.jpg星組次期トップスター 礼真琴さん。
令和最初のトップスター。
お披露目は宝塚初演のフレンチミュージカルで新劇場のこけら落としシリーズ。
そして、宝塚歌劇令和初の全国ツアー公演主演。

劇団の期待の大きさ 、チカラの入れようもさることながら、ご本人の強運も際立ちます。


宝塚歌劇星組 全国ツアー公演
ミュージカル・ロマン  「アルジェの男」
作: 柴田侑宏
演出: 大野拓史
出演: 礼真琴  音波みのり  万里柚美  白妙なつ  
大輝真琴  漣レイラ  紫藤りゅう  朝水りょう  
小桜ほのか  桜庭舞  極美慎/愛月ひかる ほか

2019年5月6日(月) 4:30pm 梅田芸術劇場 2階1列センター
(上演時間: 1時間30分)



柴田侑宏先生のオリジナル名作のひとつ。
スタンダールの「赤と黒」をベースにして、第2次世界大戦前のフランス領アルジェリアの首都アルジェとパリを舞台に、野望に満ち、自分に心を寄せる女性を利用して成功への道を駈け上がろうとする青年ジュリアンと、その彼に心惹かれ、悲しい運命を辿ることになる三人の女性たちを描いた作品。
1974年に鳳蘭主演、1983年に峰さを理主演、2011年には霧矢大夢主演で上演された作品で、私は2011年月組版だけ観ています(こちら)が、今回は演出を初演の星組版に戻しての上演だそうです。


不良仲間のジャック(愛月ひかる)と賭けをして、総督(朝水りょう)の財布をすろうとしたジュリアン(礼真琴)が、総督に見込まれて運転手として雇われ、やがてパリに同行して秘書官となります。反発しつつもジュリアンに惹かれる総督の娘エリザベート(桜庭舞)、社交界の実力者 ・シャルドンヌ公爵夫人(万里柚美)のめいで盲目のアナ・ベル(小桜ほのか)などがジュリアンの周りを取り巻きますが、彼を追ってサビーヌ(音波みのり)もアルジェからパリへ出て踊り子となっていました。出世の階段を上るジュリアンの前にジャックが現れ・・・。


いや~、やっぱり名作。
暗いアルジェの街と華やかなパリ・・・そこにジュリアンの人生を重ねて対比させていく構成。言葉が練られた台詞が耳に心地よくて、楽曲も素敵だし、サビーヌやエリザベートのクラシカルな衣装もかわいい。
結末を知っているので観ていても切なさが募るのですが、ずっと惹き込まれて観ました。
礼真琴さんのジュリアンがすばらしいのはもちろん、ジャックの愛月ひかるさんのクズ男ぶりがとてもよくて、初めて観る2人の組合せが新鮮でした。


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2019年05月17日

与志古こそわが志 星組 「鎌足」


kamatari.jpgこの公演の情報が公開された時、「トップコンビが全ツではなく別箱ということは・・・」とかなりザワつきましたが、予想通り後日、紅ゆずるさん、綺咲愛里さんの退団が発表され、プレお披露目ならぬプレ退団公演となりました。
日舞の藤間流ご宗家 藤間勘十郎さんが初めて宝塚の振付に入られたことでも歌舞伎ファンの間で話題となった公演です。


宝塚歌劇 星組公演
楽劇(ミュージカル)
「鎌足 −夢のまほろば、大和し美し−」
作・演出: 生田大和
出演: 紅ゆずる  綺咲愛里  瀬央ゆりあ  美稀千種  
如月蓮  天寿光希  輝咲玲央  麻央侑希  ひろ香祐  
有沙瞳  星蘭ひとみ/一樹千尋  華形ひかる ほか

2019年5月9日(木) 4:30pm シアター・ドラマシティ 16列上手
(上演時間: 2時間45分/休憩 30分)



「大化の改新」の立役者として歴史上有名な中臣鎌足。
鎌足と蘇我鞍作(のちの入鹿)との友情と葛藤、そして後に妻となる幼なじみの車持与志古娘との愛を軸に、史実とフィクションを織り交ぜて描く物語。

僧・旻法師(一樹千尋)の学塾で、神祇官である中臣の子であるため学友たちから蔑まれていた鎌足(紅ゆずる)を鞍作(華形ひかる)がかばったことから、2人は互いの才を認め合う親友となり、よりよい大和の国づくりを夢見て語り合います。時の天皇 舒明帝が亡くなり、妻の皇極帝(有沙瞳)が皇位を継承、鞍作は父 蘇我蝦夷(輝咲玲央)から大臣(おおみかみ)の位を継いで名を入鹿と改めます。自分は傀儡(くぐつ)だと苦悩する皇極帝に心を寄せた入鹿は、皇極帝を守るためにかつての理想を忘れたかのような粛清に走ります。これを憂い、入鹿に絶望した鎌足は、皇極帝の子 中大兄皇子(瀬央ゆりあ)とともに入鹿暗殺を謀ります・・・。


一幕と二幕で趣きの異なった芝居になりましたが、大化の改新までを描く一幕がよかったです。
ともに学び、同じ志を持って夢を語り合った若者たちが大人になり、それぞれの事情から立場を異にして道を分かつ、というのはよくある話ですが、それが蘇我入鹿と中臣鎌足という、歴史上有名な二人の対立の背景に・・・というところが上手いなぁと思いました。
キラキラ輝く瞳でこの腐敗した大和をともに変えようと語り合い、与志古娘(綺咲愛里)も交えて肩を組んで、♪こころざし~ こころざし~と歌った3人が・・・。


鞍作こと蘇我入鹿を演じた華形ひかるさんがとてもよくて、一幕は入鹿が主人公のよう。
いかにも理知的で、大臣家の子息らしい品と華やかさを兼ね備えた入鹿像。
蘇我入鹿といえば文楽や歌舞伎の「妹背山婦女庭訓」でも権謀術数に長けた暴君というイメージですが、そうなっていった要因が描かれていて(フィクションだけど)、ちょっと私の入鹿を見る目も変わったな。


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