2019年11月29日

星組 「ロックオペラ モーツァルト」 キャスト編


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宝塚歌劇 星組公演 「ロックオペラ モーツァルト」
The Musical ≪Mozart, l'opéra rock≫
Produced by WAM PRODUCTIONS
International Licensing & Booking, G.L.O, Guillaume Lagorce, info@glorganisation.com
潤色・演出: 石田昌也



初日カーテンコール
本編感想


さて、ざくっとキャストの感想を。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト: 礼真琴
「全力で暴れたい」の宣言通り、全身全霊でヴォルフガングを演じきった礼真琴さん。
「歌、ダンス、芝居 3拍子揃った」はこの人のためにあるような言葉です。
スター揃いの95期の首席で、将来を嘱望されて抜擢され続けて、それにずっと応えてきた礼真琴さん。
ご本人にはもちろん様々な苦しみや葛藤もあったと思いますが、星の王子様として大切に育てられ、周りの期待どおりにセンターに立った姿に感無量です。

若々しいエネルギーに満ち、フレッシュさがありながら堂々としたモーツァルトでした。
ホールに響き渡る歌唱やキレッキレのダンスがすばらしいのはもちろん、子供のような無邪気な笑顔を見せたかと思えば、酒場で男たちにからまれ「ヴォルグガングの意味を知っているか?」と言う時の荒々しさ、女性を相手にした時の色っぽさ、天才の狂気、死に怯える表情など、細やかな演技も見ものでした。

以前、大劇場で某作品を観ていて意識なくしてしまって(コラッ!)、すごくいい歌声が聞こえてきて目が覚めたことがあったのですが、その時舞台上で歌っていたのは礼真琴さん。
礼真琴さんののびやかな歌声が大好き。
これからトップとしてどんな役を演じどんな歌を聴かせてくれるか、本当に楽しみです。


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2019年11月28日

さぁ 自分の力を試す時 星組 「ロックオペラ モーツァルト」


romozart.JPG星組新トップコンビ 礼真琴&舞空瞳のプレお披露目公演。

礼真琴さんヴォルフガングが歌う ♪道を開けろ僕が通る が今も頭の中をグルグル。
この曲に限らず、楽曲は石田昌也先生が宝塚版として訳詞?された(ストーリーに即しているかどうかはさておき)ものと思いますが、

♪さぁ 自分の力を試す時~
 誰も知らない夢 僕がつくろう
 そこに行くものたち 僕の仲間さ 
 ともに進んで行こう~

なんていう歌詞が、礼真琴さんと新しい星組の船出にぴったり。
それを礼真琴さんがホールいっぱいに響くのびやかな声で歌うものだから、本当に聴き惚れます。


宝塚歌劇 星組公演
「ロックオペラ モーツァルト」
The Musical ≪Mozart, l'opéra rock≫
Produced by WAM PRODUCTIONS
International Licensing & Booking, G.L.O, Guillaume Lagorce, info@glorganisation.com
潤色・演出: 石田昌也
音楽監督・編曲: 玉麻尚一
装置: 大橋泰弘  衣装: 有村淳
出演: 礼真琴  舞空瞳  凪七瑠海  悠真倫  万里柚美  白妙なつ  
音波みのり  輝咲玲央  夢妃杏瑠  漣レイラ  ひろ香祐  音咲いつき  
紫藤りゅう  朝水りょう  小桜ほのか  桜庭舞  極美慎  星蘭ひとみ ほか

2019年11月20日(水) 3:00pm 梅田芸術劇場 3階2列上手/
11月23日(土) 12:00pm 2階1列下手/11月27日(水) 1:00pm 1階8列上手
(上演時間: 3時間/休憩 30分)



1週間の公演の初日、中日、千秋楽とバランスよく(←)3回観ました。
座席も3階→2階→1階と順調に降りてきたよね(笑)。

初日カーテンコールレポはこちら


「太陽王」や「1789」「アーサー王伝説」を手がけた(最近では「CASANOVA」の楽曲も)ドーヴ・アチアさんが2009年にパリで初演されたフレンチミュージカル。
日本では2013年に中川晃教さんと山本耕史さんのモーツァルト、サリエリの役替りで上演されました。

オリジナル版も2013年の日本版も観ていませんので、どれくらい潤色されているのかわかりませんが、台詞や歌詞に「石田節だなぁ」と感じるところが散見されたり(「俺が女ならこじらせ女子」って何よ、とか)、幕前で4~5人に物語の流れを説明させるベタな演出が多いとか、いささか不満はあるものの、楽曲のすばらしさと役者さんたちの熱演・熱唱で力づくでねじ伏せたという感じ。
重層的なコーラスもよくて、今回本当に星組の歌唱力を見直したな(←)
本当に、曲がよくて歌う人がうまいと何度聴いても飽きないし、またすぐ聴きたくなるものなんだなということを実感しました。


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2019年11月25日

第27代花組トップスター明日海りお 本日をもって任を終えます 「明日海りお ラストデイ」ライブ中継


miriolastday.jpg昨日は宝塚歌劇花組 東京宝塚劇場公演千秋楽。
トップスター 明日海りおさんのラストデイでした。

日本全国はもちろん香港、台湾まで、189会場でのライブ中継は史上初の規模ということからも、明日海さんの人気ぶりがうかがえます。
かく言う私も、ライブ中継の抽選申し込む時、いつも保険のつもりで加える第3希望のTOHOシネマズ鳳になりました。初めて。その鳳も2スクリーン使用。
まぁ、自宅からだと梅田に行くのと時間的にはほぼ変わらないのですが。
そして鳳がかなり都会だということも今回初めて知りました。



宝塚歌劇花組 東京宝塚劇場公演千秋楽
「明日海りおラストデイ」 ライブ中継
出演: 明日海りお  華優希  柚香光  高翔みず希  
芽吹幸奈  瀬戸かずや 水美舞斗  乙羽映見  城妃美伶  
綺城ひか理  飛龍つかさ  帆純まひろ  聖乃あすか ほか

2019年11月24日(日) 1:30pm TOHOシネマズ鳳 スクリーン6
(上演時間: 4時間40分-カーテンコール含む-/休憩 30分)



Musical 「A Fairy Tale -青い薔薇の精-」
レヴューロマン  「シャルム!」
明日海りお サヨナラショー


お芝居、ショーとサヨナラショーの感想は上記リンクのとおり、宝塚大劇場で観た時に書きましたので、今回は印象に残ったことを付け加えるのと、退団のご挨拶、カーテンコールについて少し。


「A Fairy Tale -青い薔薇の精-」は、ラスト 車椅子のシャーロットの台詞にサヨナラ抜きにしても泣かされましたワ。
大劇場で観た時より作品そのものも熟成されているし、華優希さんの演技はすばらしいです。

大劇場の感想にも書きましたが、「歳をとるということは・・・」あたりから涙がぶわっと。
「大人になると生きるのが大変」って、おとぎ話の世界でなくとも身にしみて感じてきたこと。
そんな人生に、たとえ離れ離れだとしても「私の心の奥にはいつもあなたがいたからここまで生きてこられた」と思える存在がいるのはどれほど幸せなことだろうと思います。


「シャルム!」では、冒頭のシャルムさんのところで、「晴れましたね」と客席に語りかけていました。
前楽で、千秋楽雨の予報に「任せてください」と胸を叩いたらしい明日海さん。
その言葉どおり、朝から降っていた雨が、明日海さんの最後の楽屋入りの時にはあがったという奇跡。
「でもこれは僕の力ではなく、フルフルちゃん(華優希)が魔法をかけてくれたおかげです」と続けていました。
明日海さんの華ちゃんへの心遣いが温かく、泣きそうな顔して恐縮する華ちゃんも印象的でした。

そして、「ケサラ」。

ケサラ ケサラ ケサラ 僕たちの人生は
希望の歌をうたいながら
明日を信じて生きよう

万感の思いを込めて歌う明日海さんの輝く表情が、「悔いのない宝塚人生だったんだな」と思わせました。


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2019年11月20日

礼真琴さん 星組トッププレお披露目おめでとう!


rom1120.jpeg本日は宝塚歌劇星組公演 「ロックオペラ モーツァルト」初日。
星組新トップコンビ 礼真琴さん&舞空瞳さん プレお披露目公演の開幕です。


礼真琴さんを最初に意識したのは「ロミオとジュリエット」初演の「愛」。
「あの愛の子、可愛くてダンスうまいねー」
「男役なんだって」
「まだ研2だって」
と驚いた2010年の夏がついこの間のよう。

あれから9年。
ずっと注目してきて、本公演はもちろん、新人公演も何作か観てきたことちゃんが梅芸のゼロ番に立った日。
宝塚歌劇団にとって「令和初」のトップスター誕生ですが、私にとっても初舞台から観ていてトップになった最初のスターです。
開演前からドキドキそわそわ。
「宝塚歌劇団 星組の礼真琴です」のアナウンスにウルウル。

だけどそんな心配や不安をスコーンと吹き飛ばしてくれたエネルギッシュな舞台。
ホールに響き渡る歌声。
胸がいっぱいでした。本当におめでとう。

あと2回観る予定ですので、すばらしかった舞台の感想はまた改めるとして、初日カーテンコールの模様を少し。

万里柚美組長が客席で観劇されていたオリジナル版プロデューサーのドーヴ・アチアさんを紹介された後、
「この公演は星組新トップコンビ 礼真琴・舞空瞳のプレお披露目公演です」と言うと、舞台上のメンバーが「Fuuuu~」みたいに声を出していたのがいかにも星組。そして温かい。
ことちゃんも、両隣の舞空さん、凪七さんと肩組んで笑い合っていたかと思えば、舞台奥の階段に並ぶ組子のところまで走り寄ったりして、それを迎える下級生がキャ~って声あげたりしていて、本当に新しい星組をみんなでつくっていく感がすばらしくて胸熱。

さらには

スタンディングオベーションとなったカーテンコールの2回目
鳴りやまない拍手に、パ~ッ パンパンパン とタモリ締めがピタリと決まって
「さゆみさ~ん! できましたあぁぁぁ~!!」と笑顔で空の向こうの(?)の紅さんに報告。


ご挨拶では
「約1カ月間稽古期間の中で、初日が近づくにつれ私自身いろんな不安やプレッシャーに押しつぶされそうな日々が続いておりました。
ですが、今日は初日でみなさまがあたたかい拍手をくださり、思いがけず、私たちの想像もしていなかったところで笑い声が。お客さまと一緒に作り上げることができるんだなと改めて感じました。」
とおっしゃっていた礼真琴さん。

そういえば、「1幕の終わりはシーンとしてて、『お客さんいたよね?』となりました」ともおっしゃっていましたが、1幕ラストの礼真琴さんの絶唱と舞空瞳さんの裸足のダンスの迫力とすばらしさに圧倒されて、客席みんなすぐには声が出なかったのではなかったかな。

「全力で暴れたい」宣言も出て、これからの進化もとても楽しみです。



新しいトップスター誕生の多幸感 coutless
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2019年11月09日

Next スタンバイOK(?) 雪組 「ハリウッド・ゴシップ」


hollywood.JPG新人公演主演5回のパリパリの雪組御曹司。
今年7月にオンエアされたFNSうたの夏まつりではDA PUMPとともに「USA」を歌い踊って、その脚の長さ、驚異の頭身バランスが話題となった彩風咲奈さん。
二度目の東上公演主演です。


宝塚歌劇雪組公演
ミュージカル・スクリーン 「ハリウッド・ゴシップ」
作・演出: 田渕大輔
作曲・編曲: 青木朝子
振付: 御織ゆみ乃  桜木涼介  KAORIalive
出演: 彩風咲奈  潤花  彩凪翔  早花まこ  
千風カレン  真那春人  煌羽レオ  愛すみれ   
諏訪さき  眞ノ宮るい  縣千/夏美よう  梨花ますみ ほか

2019年10月31日(木) 11:00am シアター・ドラマシティ 12列センター
(上演時間: 2時間30分/休憩 25分)



物語の舞台は1920年代、サイレント映画最盛期のハリウッド。
スターを夢見るエキストラ コンラッド・ウォーカー(彩風咲奈)はトーキー映画のオーディションに挑みますが、このオーディションはプロデューサーのハワード・アスター(夏美よう)が仕掛けた話題作りで、主演は今をときめくスターのジェリー・クロフォード(彩凪翔)と最初から決まっていたのでした。それを知ったコンラッドはハワードのもとへ抗議に向かいますが、そこで出会った往年の大女優アマンダ・マーグレット(梨花ますみ)から、大スターに育ててあげようと提案されます。アマンダは自分を踏み台にしてスターとなったかつての恋人 ジェリーへの復讐を企んでいました・・・。


ハリウッドのスターを夢見ながら、スクリーンの隅でくすぶっている若者が、大女優に演技はもちろん、所作や言葉遣い、洋服や身につけるものまでスター教育を受け、スターの階段を駆け上がるという「マイフェアレディ」のようなシンデレラストーリーと思いきや、そこにはひとひねりあって、純朴な青年だったはずのコンラッドが、スターになるにつれ勘違いして傲慢になっていき・・・という展開。そこに常にリベラルな視線を持った新人女優 エステラ(潤花)との恋もからみます。

ハリウッド映画の世界の中で様々な思惑や嫉妬、エステラが働くダイナーでの滋味ある人間模様など、魂魄な物語の中にいろんなドラマがあって見どころたっぷり。
撮影シーンや制作発表、パーティなど華やかシーンあり、歌やダンスも盛り込まれた佳作でした。


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2019年11月04日

マッチョマッチョ♪ 月組 「I AM FROM AUSTRIA -故郷は甘き調べ-」


iafa.jpg日本オーストリア友好150周年記念の日本初演ミュージカル。
「エリザベート」や「モーツァルト!」と同じウィーン劇場協会が2017年9月に制作・初演した新作ということですが、ずいぶんテイストの異なった、明るく楽しい現代ミュージカルです。


宝塚歌劇 月組公演
日本オーストリア友好150周年記念
UCCミュージカル
「I AM FROM AUSTRIA -故郷は甘き調べ-」
I AM FROM AUSTRIA – The Musical with Songs by Rainhard Fendrich
Music and Lyrics: Rainhard Fendrich
Book: Titus Hoffmann & Christian Struppeck
Original Production by Vereinigte Bühnen Wien
潤色・演出: 齋藤吉正
編曲: 手島恭子  音楽指揮: 上垣聡  装置: 國包洋子
出演: 珠城りょう  美園さくら  月城かなと  鳳月杏  海乃美月  
暁千星  光月るう  夏月都  紫門ゆりや  白雪さち花  千海華蘭  
輝月ゆうま  晴音アキ  夢奈瑠音  叶羽時  蓮つかさ  風間柚乃 ほか

2019年10月6日(日) 11:00am 宝塚大劇場 1階10列下手/
11月3日(日) 11:00am 1階1列下手
(上演時間: 3時間/休憩 30分)



物語の舞台はウィーンにある老舗四つ星ホテル・エードラー。
跡継息子のジョージ(珠白りょう)は革新的な改革を掲げて、ホテルを切り盛りする母であり社長のロミー・エードラー(海乃美月)とぶつかりながらも悲願である“五つ星”獲得を目指して奮闘していました。
このホテルにハリウッドの人気女優エマ・カーター(美園さくら)がお忍びでやって来ますが、フロント係のフェリックス(風間柚乃)が彼女の来訪をツイートしたためにマスコミが押し寄せホテルは大混乱に陥ってしまいます。ホテルの不手際を詫びに、ジョージがエマの部屋へ訪ね、二人は意気投合します。エマは実はオーストリア人という出自を隠していたのでした・・・。


主題歌の「I AM FROM AUSTRIA」はオーストリアの第二の国歌とも称される曲で、“オーストリアの国民的シンガーソングライターであるラインハルト・フェンドリッヒが綴った名曲の数々”と公式サイトにありましたので、いわゆるジュークボックス・ミュージカルになるのかな。
とはいえ、元歌を知りませんので、すっかりこのミュージカルのための楽曲だと思って楽しみました。

サブタイトルに「故郷(ふるさと)は甘き調べ」とあるとおり「故郷」や「家族」をテーマとしていますが、ストーリーそのものはシンプルで、基本はエマの自己発見の物語。
タイトルの「I AM FROM AUSTRIA」もクライマックスのオペラ座舞踏会でエマが放つ台詞です。
美園さくらさんの好演もあって、「エマが主役の物語だなぁ」と思いながら観ていたのですが、後で調べたらオリジナルはやはりエマが主役で、宝塚版化するにあたってジョージ主役に改編されたのだとか。


続きがあります
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