2020年09月30日

君は希望 君はノゾミ 雪組 「NOW! ZOOM ME!!」


nowzoomme1.jpg当初4月30日~5月10日 文京シビックホール、5月23日~5月28日 神戸国際会館こくさいホールにて開催が予定されていた望海風斗さんのプレサヨナラ公演となるコンサート。ラミン・カリムルーさん、井上芳雄さんのゲスト出演も発表されていてとても楽しみにしていましたがあえなく中止

5ヵ月を経て、会場もホームグラウンドの宝塚大劇場、東京宝塚劇場に移しての開催となりました。
無事開催できて、本当によかった。


宝塚歌劇 雪組公演
望海風斗 MEGA LIVE TOUR 「NOW! ZOOM ME!!」 
Bバージョン
作・演出: 齋藤吉正
作曲・編曲: 手島恭子  長谷川雅大  
振付: 若央りさ  AYAKO  港ゆりか  百花沙里
出演: 望海風斗  沙月愛奈  彩凪翔  煌羽レオ  愛すみれ  
諏訪さき  野々花ひまり  星加梨杏  彩海せら ほか

2020年9月17日(木) 11:00am 宝塚大劇場 2階7列上手
(上演時間: 3時間5分/休憩 35分)



オープニングから(もっと言えば開演前から)いかにも齋藤先生といった映像を多用した演出。
二幕構成で、一幕は懐かしのJポップやバブル時代のダンスなどが登場、二幕にはパロディコーナーもあって、楽しい内容になっていました。
SNS上などでは雪組ファン中心に絶賛の嵐なのですが、私は正直のところそこまで・・・という印象。
齋藤先生は昨年の明日海りおさんの「恋スルARENA」もそんな感じだったと聞いていますが(観てない)、何となくお祭り騒ぎがお得意なイメージ。
せっかく稀代の歌うまと言われる望海さんのコンサートなのですから、もっと望海さんの歌寄り、リサイタル的なものが観たかったし聴きたかったなと思いました。
一幕はバブルの歌コーナーが長すぎて「いつ終わるのか」と思ったし、二幕のパロディもおもしろいけどあそこまで引っ張らなくてもいいんじゃない?という感じ。
思うに、当初は2時間くらいの予定だったのが、会場変更となったため大劇場仕様で2時間30分の上演時間となり、それぞれのコーナー長くして、結果間延びしたんじゃないかなと想像します。

映像が多用されていましたが、2階席後方A席以降からは上半分が見切れてしまって見えない事案が発生。
今回のように演出としての映像が結構大きいなパートを占めるのであれば、劇場全体からの見え方も考慮してしかるべきだと思います。サイドにモニター設置するなりできたのでは?


とはいえ、普段宝塚の舞台では聴けないような楽曲がふんだんに盛り込まれ、バブルの曲はみんな知ってるし(逆に若いファンの人たちは知らない曲ばかりじゃないのか心配になる)、望海さんの大劇場に響き渡るヴォーカルやピアノの弾き語りまで聴くことができて耳福でした。
セットリストはたくさんあがっているのと曲目が多すぎる(60曲くらい?)ので省略。



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ACT Ⅰ
オープニングは「Zombie Nation」から「Kern Kraft400」と主題歌の「ZUKA! ZOOM UP!!」を全員で歌った後、「アプローズ・タカラヅカ!」から「KILLERーK」サザンの 「ごめんよ僕が馬鹿だった」いきものがかりの「いつだって僕らは」の3曲を望海さんのソロで。
続いて、スーツに着替えた彩凪翔さんの「She Bangs」(リッキー・マーティン)に始まる洋楽メドレー。望海さんがラストに歌ったバックストリート・ボーイズの「Shape of My Heart」よかったな。

ここから名探偵コナンのテーマを挟んで、望海さんの「ウインクでさよなら」(沢田研二)に始まるバブル期J-POP大会が延々と続きます。
♪あなたの写真を裏返し 別の誰かと部屋でキッス~ って本当に久しぶりに聴いたな、ユーミンの作詞だったなぁと懐かしく。
このコーナーで他に望海さんが歌った曲は全員で歌ったもの含めて、「ワンダフル・モーメント」(松崎しげる)「I Love You, SAYONARA」(チェッカーズ)「学園天国」(フィンガー5)「あゝ無情」(アン・ルイス)「世界でいちばん熱い夏」(プリンセス プリンセス)だったでしょうか。
どの曲も抜きんでてうまくて自分の歌唱にしているのはさすがとしか言いようがありませんが、「学園天国」と「あゝ無情」が特によかったです。♪綺麗でしょ チャチャ👏 綺麗でしょ チャチャ👏 と手拍子入れたよね。

他の曲は出演者が入れ替わり次々に歌い継ぐ感じで目まぐるしい。このコーナーだけで17、8曲あったでしょうか。
23名の出演者全員に活躍の場があってとてもいいことですが、さすがに歌がキビしい人もいるというのが如実にわかることにもなりました。

次に「オリーブの首飾り」をBGMにマジシャン望海によるイリュージョン。
これよくできていました。あの仕掛け知りたい(イリュージョン:北見伸)。

そして、「SUPER HERO」(トミー・スナイダー/ルパン三世のテーマ)を望海さんが歌い、「小雨降る径」で男役黒燕尾群舞、オリジナル曲「ノゾミ」のソロと合唱で一幕終了。
さっきまでのバブルの記憶を吹き飛ばすような端正な黒燕尾。やっぱこれよね~と思いました。

「ノゾミ」はノゾミ ノゾミと何度もリフレインされるのがちょっと面はゆい感じもしましたが、♪君は誰 君は夢 君は現 君は希望 希望は光・・・あの日のノゾミはリアルへと変わった という歌詞にはグッときました。
ステージ上の NOW! ZOOM ME!! という電光が一部分だけライトつけると「ノゾミ」となる仕掛けにも「へぇ~」と感心。


ACT Ⅱ
二幕は「106年雪組アヤナギ先生」から。
彩凪翔さんなりきりの金八先生に流れる映像には三つ編みにセーラー服のふーこちゃん(望海さん)が。
けんかっ早い諏訪さきくんや優等生の彩海せらくんやとキャラが立っていて楽しい。あの映像、ちゃんと音声つきで見てみたいです。
その後、教室のコント(?)からの雪組パロディコーナーへ。

「吉村ロベスピエール貫一郎、またの名をエリック源太」が主人公。
「壬生義士伝」をベースに「星逢一夜」「ひかりふる路」「ファントム」「20世紀号に乗って」 「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」あたりを取り混ぜたパロディ。
「雪組は『貧乏』と『反社会勢力』がキーワード」には笑ってしまいましたが、ここは望海さんの演技力炸裂。
闊達よくて早口のセリフも明瞭に聞こえるし、次々と役に入って一瞬で声までガラリと変わるの本当に凄い。
なまりまくりの貫一郎かと思えばソファに座って急に「こわがらないで」とエリックになったり自由自在。かと思えば「HOME」で美声を響き渡らせたりも。
ここはパロディでお笑いに走るのではなく、フツーにこれまで望海さんの公演の名場面、名歌唱ダイジェストでよかったのでは?
熱湯風呂のコントとかほんと、いらんし。


続いてバージョンによって変わる場面。
Aバージョン:花組公演メドレー、Bバージョン:雪組公演、そして真彩希帆さん出演のCバージョンとなります。
私が観た日はBバージョンの初日で、後のトークでも「Bパターン初日 いかがでしたか?」とおっしゃっていましたが、そもそもA観ていないので違いがわかりませんでした。後で雪担の友人にここが違う、と教えてもらった次第。

雪組公演メドレーで一番印象に残ったのは、望海さんと諏訪さきさんが白い衣装で「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」から「愛は枯れない」を歌った場面。
諏訪さん、望海さんと2人だけで銀橋で歌うってすごいなぁと思ったのですが、スクリーンには新人公演でヌードルス演じる諏訪さんが映し出されて、この新公は東京公演は中止になってしまったものなので、この後のNOW ZOOM ME 東京公演が初お披露目となる訳で、その温かい思いやり(望海さんなのか齋藤先生なのか雪組プロデューサーなのか歌劇団なのか)に胸が熱くなりました。望海さんに負けじと歌う諏訪さんの熱唱もよかったです。
諏訪さん、他の場面でも歌のうまさと活躍が目立っていました。

彩海せらさんが「SUPER VOYAGER!」から「DIARY-夢の宙船-」を影ソロで歌っていたのも印象的。
先日スカイステージ「タカラヅカニュース」の「おたからプレイリスト」のコーナーに登場した彩海せらさんがこの曲をあげていて、その時に流れていた映像で「SUPER VOYAGER!」本公演で望海さんがこの曲を歌う前で日記を書いていた少年が彩海さんだったと知りました。自分が出演した思い入れのある大好きな曲をソロで歌えるって何て幸せなのでしょう。

望海風斗さんのピアノ弾き語り「Music is My Life」Music Revolution)に続いては西部警察のテーマに乗ってトークコーナー(だいもん軍団ということね)。
この日は沙月愛奈さん筆頭に、桜路薫、華蓮エミリ、星加梨杏、愛羽あやね、蒼波黎也というメンバー。
自粛期間中に何をしていたかというテーマで。蒼波黎也さんが「宝塚を世界に広げる夢を叶えるため」語学の勉強を始めたということでみんな感心。愛羽あやねさんも医療事務?の勉強を始めたとおっしゃっていて、皆さん驚きながら感心されていました。星加梨杏さんは「そんな後で言いにくいですが」と韓流ドラマにハマり、沙月愛奈さんはひたすら体を動かし、夜の公園でもダンスしていたそうです。

そういえば、このコーナーに先立って望海さんのMCでは「自粛期間中に部屋の片付けをしていたら宝箱がでてきた。開けるとファン時代に買ったグッズのカードが出てきて、彩輝直さんと大和悠河さんの2枚しか残ってなかったけど、懐かしい。このカード持ってる人〜?今回のカードもいつかこんなふうになるかもしれません」とおっしゃっていました。公演ごとのメモ帳もたくさん出てきたそうで、「使えなくて。キレイな顔に文字なんて書けない!皆さん良い使い方があればこちらまで・・教えてくださ~い」と(笑)


事前に(今年の春ごろ)募った望海さんに歌ってほしい曲リクエストコーナーは
・ひとかけらの勇気(スカーレットピンパーネル)
・かわらぬ思い(ブラック・ジャック)
・愛の旅立ち(ザ・レビューIII)
名曲揃いですばらしい歌唱、聴きごたえたっぷりでした。

そして宝塚の曲メドレーが続いて、ラストは「Joyful!!」(Joyful!!)とテーマ曲の「ZUKA!ZOOM UP!!」を全員で歌って幕。
アンコールは望海さんのアルバムにも入っているナオト・インティライミさん作曲の「夢をあつめて」でした。

二幕後半はラインナップも充実でコンサートとしてとてもよかったです。
何でこれを最初からフルスロットルでできない?サイトーくん!




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ペンライトもTシャツもマフラータオルも買わなかったけれど、こんな状況下でも上演してくれる歌劇団に多少なりとも課金したいとフェイラーの宝塚歌劇限定デザインハンカチを購入。

話題の足踏み式公演スタンプもやってみましたワ。




観る前はA、Cはライビュか配信で観ようと思っていましたが、何だかお腹いっぱいになっちゃってどちらもギブアップ の地獄度 (total 2155 vs 2156 )


posted by スキップ at 14:25| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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