2018年10月03日

3年以内に「阿古屋」をやります


bokurano.jpg12月歌舞伎座の演目が発表されて、Twitterのタイムラインで話題沸騰だったのがこちら。


一、壇浦兜軍記 阿古屋   Bプロ
   遊君阿古屋  梅枝 (4・8・12・16・22・25日) 
   遊君阿古屋 児太郎 (5・9・15・19・23日)



この情報を知って、「児太郎くん、とうとう・・」と胸が熱くなりました。


2016年に刊行された「僕らの歌舞伎」。
「先取り!新・花形世代15人に聞く」とサブタイトルがついている通り、歌舞伎に造詣が深い元NHKアナウンサーの葛西聖司さんの15人の若手花形役者さんへのインタビュー集です。
15人 どのインタビューも読み応えたっぷりでとてもおもしろかったのですが、中でもとりわけ印象に残ったのが最後から2番目に登場する中村児太郎くん(掲載は年齢順)。

「玉三郎のおじさまが、『阿古屋』をなさって、それを毎日拝見していて、どうしてもやりたくなったんです。それで、『教えてあげる』とおっしゃっていただいて、では3年以内に頑張りますと言いました。お琴の稽古、三味線も何とか頑張っていますが、胡弓はこれからというところです。でも、もうタイムリミットまであと2年半しかないんです。そのうちに、自分が阿古屋をできるところまで行くのか、行けないのかというところで毎日稽古しています。僕はそれは当り前だと思うのです・・・」

このインタビュー時点で「あと2年半」「25歳になる年の10月です。タイムリミットは」と語っていらした平成5年生まれの児太郎くん。
まさに25歳になる年の10月に「阿古屋」をやることが公式に発表されて、12月23日のお誕生日その日は「「阿古屋」として歌舞伎座の舞台に立っているなんて、まるで神様が彼の努力をずっと見てくださっていて、そのご褒美をくださったよう・・・その神様って実は玉三郎さんだったりするのかもしれませんが(笑)。

児太郎くんはお父様の福助さんが病に倒れられてから舞台がぐんとよくなったと感じていましたが、それはもうずっと前からの地道な努力、精進が花開く時期がたまたま重なったということでしょう。

児太郎くん 「阿古屋」、心からおめでとうと申しあげたいです。


「阿古屋」といえば、現在歌舞伎界で演じられるのは玉三郎さんだけで、誰が跡を継ぐことができるのか話題にのぼることもしばしばでした。
この夏、本命の一人と目されていた七之助さんの「僕と菊之助さんはギブアップ。2人やる人がいて誰か知ってるけど言わない」という発言を受けて、誰?と話題になりましたが、その時私は「一人は絶対児太郎くんだ」と思っていましたが、それがこんなに早く実現するなんて。
ちなみにもう一人の私の予想は梅枝くんか壱太郎くん。いいセン行ってました・・・というか、誰でもそう考えるよね。



児太郎くんの「阿古屋」 観たいけど日程キビシイかしら のごくらく地獄度 (total 1966 vs 1971 )



posted by スキップ at 22:57| Comment(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする
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