2018年08月14日

君のSORA 和希そら  宙組 「ハッスル・メイツ!」


hussle.jpg1月 東京国際フォーラムの「WEST SIDE STORY」ですばらしいアニータを演じてくれた和希そらさん。
7月の梅田公演でそのアニータが観られないのは残念でしたが、バウホール初主演。
おめでとー


宝塚歌劇宙組公演
バウ・Song & Dance Entertainment
「ハッスル・メイツ!」
作・演出: 石田昌也
出演: 和希そら  美風舞良  松風輝  
瀬戸花まり  穂稀せり  瑠風輝  華妃まいあ  
天彩峰里  鷹翔千空 ほか  

2018年8月12日(日) 11:00am 宝塚バウホール 8列下手
(上演時間: 2時間10分/休憩 25分)



今年誕生20周年を迎えた宙組。
その20年の軌跡を名曲と名場面のショー形式で振り返りながら、宙組の輝く未来へと繋いでいくという作品です。

子どもの頃から宝塚歌劇を観ているワタクシですが、しばらく離れている期間があって、そRを「私の宝塚暗黒時代」と呼んでいます。
宙組はその暗黒時代に誕生した組。
だから20年の歴史のうち前半の10年くらいは観ていなくて(なぜか姿月・花總コンビの最初の公演は観ている)、宙組の軌跡を振り返るといってもあんまり知らないしなぁ・・と思っていたら、ほとんど知っている曲ばかりでした。宙組の名曲は宝塚の名曲ということですね。
そんな名曲、名シーンの数々を楽しみながらも、最も強烈に印象に残ったのは、

和希そら できる子!!


まるで和希そらワンマンライブのような趣き。
いやもちろん、他の15人のメンバーもがんばっていたしそれぞれに活躍していたのですが、和希そらくんの多才ぶりが際立っていました。
輝く笑顔、はつらつとしたシャープな動き、そしてセクシー。

第二主題歌 「君のSORA」の歌詞
♪君の空 僕の空 どこまでも続くよ
は多分「宙組」にかけているのかと思いますが、「和希そら」のことのようにも聞こえたり。


そらくんのダンスに注目したのは何年くらい前だったでしょうか。
群舞で、誰よりも速くターンしてキレッキレで、しかものびやかで綺麗なダンスに「誰?」とオペラグラスあげたら、「何あの子?KAT-TUNの上田くんに似てる」と思ったのが出会いでした。
後で96期とわかって「う~ん」となったのですが、そんなこと振り払うように舞台を観るたびに目が吸い寄せられる存在となったのでした。

ダンスは元より、歌もお芝居もできるのは知っていましたが、主役としてセンターに立って、ここまでできるとは。MCも小芝居も難なくこなして、しかも余裕すら感じさせて。

和希そら  おそろしい子!!


今回特に感じたのは歌唱力。
低く響く声がいいのはもちろんですが、「一人だけ違うマイク使ってるの?」と思うくらい別格のヴォーカルを聴かせてくれました。

「最後のダンス」を男役が歌い継いで、後半になって満を持したようにそらくんが登場するのですが、それまでもみんな上手いと思っていたのに、それまでと全然違う迫力。歌に芝居心プラスでしかもセクシー。歌うまさんでも苦労する高音部分も万全で、♪こ~の~俺えぇぇぇ さ~」と難なく歌い上げていました。
「エリザベート」でいえば、「キッチュ」もよかったです。
さすが新人公演でルキーニやっただけあって、雰囲気ぴったり。客席に手を差し出す姿も様になっていました。

ラスト近くの「ボヘミアン・ラプソディ」も聴きごたえありました。
恋人と別れて戦場に出た青年が ♪Mama, just killed a manと歌って踊る曲。
クイーンの曲ですが、とてもドラマチックに歌い上げてくれました。
命を獲り合う戦場で、敵を殺し、正気を失いそうになりながらママと呼びかけ続ける青年の苦悩が伝わって、まるで一幕のお芝居を観たよう。
いや~、すごいわ 和希そら(3回目)。

普通の青年が事故で亡くした飼犬との心のふれあいを演じた「雨」も芝居心あってよかったな。

ダンスもたっぷり。
裸足で踊る「NEVER SAY GOODBYE」。
しなやかで力強い。
あんなに足上げたり跳んだりしてるのに、コトリとも音がしない。
足の先、手の指先まで神経が行き届いていて、どんなカタチも美しい。

事前にリクエスト募集していた「応募曲・ショーメドレー」は

・ミレニアム・チャレンジャー! (2000年 「ミレニアム・チャレンジャー!」
・ソーラー・パワー (2010年 「ファンキー・サンシャイン」)
・ PHOENIX 宝塚!! (2014年 「PHOENIX 宝塚!! 」』
・HOT EYES!! (2016年「HOT EYES!!」)

でした。
何のことはない、「ミレニアム・・」以外全部リアルで観ているという、ね。

そらくん出ていない場面では、「アマポーラ」が印象的。
穂稀せりさんが指揮を取る形で、澄風なぎ・鷹翔千空・なつ颯都・華妃まいあ・湖々さくらの6名でアカペラ。
「大劇場ではアカペラというのはなかなかないので・・」とおっしゃっていましたが、本当に。
「コーラスの宙組」本領発揮のすばらしいハーモニーを聴かせていただきました。


「パーシャルタイム監獄」では大しておもしろくもダジャレや下品な言い回しもあって、しかもオチが青汁とか、「あー、石田先生だなぁ」と思いましたが(「アイーダちゃん」と呼ばれて退団者みたいに「はいっ」って出てくるのには笑っちゃったけど)、「明日へのエナジー」や「未来へ」「大漁ソーラン」などナド、これぞ宙組!なところはしっかり押さえた演出。

何より、とぼ出ずっぱり、踊りっぱなし、歌い続けにもかかわらず息が切れるどころか、声量も全く衰えず、実力を存分に発揮した和希そらくんはじめ若手がみんなイキイキ躍動して、宙組の未来は明るいと感じました。



ちなみに私は「ファミリーランドに行ったことがある」組です のごくらく地獄度 (total 1949 vs 1954 )


posted by スキップ at 23:22| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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