2017年12月23日

神戸に「紀茂登」あり


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「神戸に紀茂登あり」と有名な日本料理店。
気鋭の料理人 木本泰哉さんが2008年に30歳で独立開業され、
すぐにミシュラン2つ星を取って話題になりました。

このお店を教えてもらったのは関西の人からではなく、
なーんと私の東京コンシェルジュ ファザコンサリーちゃん。
一応「一見さんお断り」のこのお店でここ数年毎年この時期に
おいしいお食事を味わっているサリーちゃんとお友だちのランチに
今年は私も加えていただきました。


紀茂登
神戸市中央区中山手通3-2-1
tel: 078-392-2560


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トアロードを少し山側に上がったこじゃれた一角にあります。
白木のカウンターが凛とした雰囲気。他に個室もあるようです。
並んでいる器も供される器やグラスもどれも素敵で、店主のこだわりが感じられます。

お料理はお任せのみで昼夜同じコース。
季節ごとの食材や仕入れの状況によって料金も流動的というシステム。
この季節は蟹だよね、と期待もお財布もいっぱいにして訪問です。

冒頭の画像。
最初に「今日は間人蟹です」と緑のタグのついた蟹を見せられてにっこり。
間人が手に入らない時は越前蟹を使われるそうです。


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まずは泡でカンパイ。これお約束。
クリスマスなのでちょっぴり贅沢なシャンパーニュ選びました。
実はこの前に水出しのウーロン茶だかプーアール茶だかをいただいたのですが、
この後の印象が強すぎてすっかり忘却の彼方なのであります。


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セコガニのリゾット?になるのかな。
上に乗っているのはむかごと銀杏。
口の中にふわりと広がる蟹の風味。いきなりガツーンとヤラレました。
この後、何度「おいしい」と口にしたことか。


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間人蟹です。
もう、こんなにおいしい蟹、いただいていいの?という感じ。
薄味のお出汁がまた絶品でした。


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天然ふぐ。
しっかり歯ごたえがあってとてもおいしいふぐ。
白子は驚くくらいクリーミーでした。


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おつくりにはコノワタだったかバチコだったかを「手で割いて巻いて食べてください」
と言われまして、ハイその通りにしましたよ。大変美味でございました。


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焼き上がった間人蟹です。
そのままで→出汁につけて→出汁にすだちを絞ってとトリプルにおいしい。


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そしてつくっているところを見ている時から笑いがこぼれて困った蟹みそと蟹酒。
素材の良さを活かしつつ、とても繊細に料理人の手が込められているのがよく感じられます。
(つまり、産地の漁港で食べる蟹とはひと味もふた味も違うということです。)


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伊勢えび。
上に乗っているのは揚げたごぼうで、これが今まで食べたことがないくらい
軽い食感でおいしかったのです。
一度茹でてから揚げるとおっしゃっていましたが、おいしいものにはやはり
ひと手間も二手間もかかっているのだと再認識いたしました。


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「もしよろしければありますよ」と言われて「食べます」と即答したふぐのアラの唐揚げ。
ふぐもさることながら、衣のおいしさがハンパなく。
アンチョビが入っているっておっしゃっていたかしら?
(このあたりすでに酔っぱで記憶があやふや)


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九条ねぎの下には鴨。
ねぎのシャキシャキした歯ごたえとこの鴨がまたねぇ。
お肉に関しては基本コンサバな私は鴨はよほどでないと
おいしいと思わない(何様?)ですが、本当においしかったです。


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左の状態で出てきて「あら、何?」と思ったら蕪で、ちゃんと切り目も入っていました。
煮崩れせずにこんなにやわらく炊けるんだと驚くやわらかさで、
透明かと思うくらい薄い色の出し汁がごくごく飲めるほどおいしかったです。


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炊きたてごはんはこんなセットで。
このごはん、ひと口食べて「おいしい~っ!!」
おなかいっぱいでおかわりできないのが悔しいくらい。お釜ごと持って帰りたかったです。

そしてここで出てくるお肉。
シャトーブリアンだったかな。
焼き加減も柔かさも絶妙。おなかいっぱいなのにあっさり完食。

右下はナマのからすみ。初めていただきました。
これがまたおいしくてお酒を追加しちゃったじゃないかー。


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ここまでにいただいたお酒。
綺麗なグラスに入っていますが全部日本酒です。
二番目のお酒は、木本さんが酒蔵から特別に仕入れたもので、一般には売られていないということで、瓶にラベルも貼られていませんでした。微発泡でおいしかったな。


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ラストは貴腐ワインをいただきました。


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これも「できますよ」と言われて追加でいただいたにゅうめん。
こんなに細いおそうめん見たことないというくらい。
それに合わせてネギも何とかいう特別に細いものなのだとか。


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デザートはミルクのブランマンジェと自家製栗きんとん。
どちらもとてもおいしくて、これだけでも大満足なのにさらに追い打ちをかけるように


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繊細に点てられたお抹茶と器も鮮やかな塩金平糖をいただきました。


この日は私たちだけだったので木本さんといろいろお話しながらの楽しい食事でした。
お話の中で印象に残っているのは「料理するのは大好きでおもしろいので仕事がイヤだと思ったことは一度もない」ということ。
そうだろうなぁと思ったけどやっぱりでした。
スポーツ選手とか役者さんとかもそれに当たりますが、「好きなことの才能に恵まれてそれを仕事にできる」幸せな人の一人だと思います。

もう一つ。
「よそでコース○○○○円とか決めてはるけど、それ困れへんのかな」とおっしゃっていたこと。
確かに、同じ蟹でもその日によって良し悪しや仕入れ値も違ってくるので、あらかじめ値段が決まっているとその中でやりくりするのは大変そう・・・でも、その日によってお値段がわからないお料理を食べにくるお客様がいるのはそれだけの価値があるおいしいお料理あってこそ。やはり自信に裏打ちされた言葉だなと思いました。



「たけのこもおいしいから次は春に」と気分も盛り上がります、お会計さえなければ のごくらく地獄度 (total 1851 vs 1855 )




posted by スキップ at 15:29| Comment(0) | グルメ | 更新情報をチェックする
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