2017年11月04日

ビリーは希望  「ビリー・エリオット」 大千穐楽


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誇りを抱いて歩け 力強く
冷たい地の底へと 我らともにいざ行こう


ロイヤルバレエスクールへと旅立つビリー
ヘッドランプをつけて送り出す炭鉱夫たち
ストライキに敗れた彼らが、ビリーへの別れを込めて歌い、再び炭鉱へと潜って行く。
心に誇りを持って。

彼らにとって、ビリーはその頭上のライトのように、希望だったんだ。
炭鉱夫たちばかりでなく、ビリーの父のジャッキーにも、兄のトニーにも
ウィルキンソン先生やバレエ教室の女の子たちにも
そして、炭鉱の町に残る親友のマイケルにとっても
ビリーは希望。

Once We Were Kings というこの場面で号泣。

誇りを抱いて歩け 力強く と繰り返し歌うジャッキーやトニーや炭鉱夫たちの、それこそ力強い歌声が、ビリーに希望を託しながらも自分たちの誇りは失わない、と宣言しているようで。

というか、一幕でも二幕でも、それまでにも散々泣いたのですが。

ビリーが初めてピルエットで回った時
お母さんからの手紙
持って行きようのない怒りを爆発させる Angry Dance
オールダービリーと踊るスワンレイク
僕はもう自由 と歌い踊る Electricity

一つひとつ どの場面も宝石のように輝いていて愛おしい。


ミュージカル 「ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~」
脚本・歌詞: リー・ホール 
演出: スティーヴン・ダルドリー
音楽: エルトン・ジョン 
振付: ピーター・ダーリング
翻訳: 常田景子  訳詞: 高橋亜子 
出演: 前田晴翔  吉田鋼太郎  柚希礼音  久野綾希子  
藤岡正明  小林正寛  栗山廉  山口れん ほか

2017年11月4日(土) 12:00pm 梅田芸術劇場メインホール 1階13列下手
(上演時間 2時間55分/休憩 20分)



1回目の感想はこちら


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「ビリー・エリオット」 本日126公演目。
大千穐楽でした。


フィナーレが始まる前には吉田鋼太郎さんと柚希礼音さんが長いハグ(どちらかといえば鋼太郎さんが放さないカンジで)。
カーテンコールでは、本日のビリー 前田晴翔くん、鋼太郎さん、柚希さんのご挨拶がありました。

前田晴翔くん:
昨日と今日の公演は本当は和樹(未来和樹くん)がやるところを代わりに僕がやりました。大千穐楽で和樹の代わりでプレッシャーもあったけど、和樹がいつも言っていたように自分らしいビリーを演じようと思ってやりました。今こうしてここに立てているのは、支えてくれた皆さんのおかげです」

と、とてもしっかりしたご挨拶。
前田晴翔くんは日本版ビリー・エリオットのポスターになっている男の子で、5人の中で一番のイケメンと呼び声高い中学1年生。
やさしい顔立ちから想像できないくらいのパッションで、一幕終わりの「Angry Dance」の激しさは観ていて涙ポロポロこぼれました。
「Electricity」のダンスがヒップホップ調で、前回観た山城力くんのと感じが違うな、と思っていたら、これはダンスが得意な晴翔くんのためのオリジナルバーションなのだそうです。


吉田鋼太郎さん:
「晴翔はもうビリーはできません。声変わりして背も高くなって・・・。今おなかの中にいる子か、生まれた子が今度はビリーをやるでしょう。そして藤岡くんがお父さんをやるでしょう。そして私は・・おばあちゃんをやります!」

そう、今ビリーをやった子たちに「次」がないというのもこのミュージカルの厳しさであり終わりの切なさを増幅させるなと思いました。


柚希礼音さん:
「ビリー・エリオットが大好きで、オーディションを受けてこのすばらしい作品に参加できたことが幸せです。ビリーカンパニーが本当の家族みたいで。そして子どもたちが本当に可愛くて。私、子ども好きなんじゃないかと思わせてくれました。ビリー・エリオットは、めったくそ特別よーっ!!」

ちえちゃんのご挨拶、ドキドキしましたが上手くなったよね~(どんな上から目線)。
柚希礼音さんの何ごとにも挑戦していくアグレッシブな姿勢とまた新たな一面を見せてくれたウィルキンソン先生。大好きでした。


拍手が鳴り止まず、幕前に鋼太郎さんが一人出てきて、「時間ないんだから」とでもいうようにジェスチャーで腕時計示しながらも笑って、三度目のカーテンコール。
客席で観ていた3人のビリー 加藤航生くん・木村咲哉くん・山城力くんやマイケルたちも揃って拍手に応えてくれました。


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10/18と11/4のキャスト。
ウィルキンソン先生: 柚希礼音 で行ける日を選んだので他のキャストは選ぶ余裕がなく、
オールダービリーは2人とも観られましたが、お父さん、トニー、おばあちゃんは2回とも同じになっちゃった。
本当は島田歌穂さんのウィルキンソン先生も益岡徹さんのお父さんも観てみたかったです。



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ミュージカルだし、タイトルロールは子どもだし、ちえちゃん出るから2回くらい観ればいいよね、とあんまり興味なかった自分を大反省。
もっと早く観ていたら絶対リピートしていたと思いますし、未来和樹くん含めて5人のビリー、制覇したかったな。



DVDかCDほしいけど著作権の関係で難しいのかな のごくらく地獄度 (total 1834 vs 1836 )

posted by スキップ at 22:45| Comment(0) | 演劇・ミュージカル | 更新情報をチェックする
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