2017年06月27日

The Final Year  市川染五郎 午餐会


gosankai.jpg来年1月 十代目松本幸四郎を襲名する染五郎さん。
「市川染五郎」という名前でのこのような催しはこれが見納めでしょうか。
これまでディナーショーは何度か参加しましたが「午餐」というのは私の記憶では初めてかも。


市川染五郎 午餐会
2017年6月25日(日) 12:00pm
帝国ホテル大阪 「孔雀」の間 12-B

ランチ: 12:00-13:00
ショー: 13:15-14:45


送られてきたチケットは200番台でしたし、受付でもらったテーブル番号は12番で「どうなの?」と思いながら案内されて席に着くと、最前列ステージ正面のテーブルのしかもステージに一番近い席でした。かえって緊張するわ(笑)。


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目の前がこんなステージ(ズームなしで撮ったもの)。


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テーブル配置はこんな感じ。
23テーブルで満席ではなかった様子でしたので200名強といったところでしょうか。


ステージ両側に大きなスクリーン。
開演時間となって会場の照明が落ちると、まず弁慶の映像が映し出され、阿弖流為や鏡獅子の弥生や・・と染五郎さんのいろんなお役のスライドショー。
四月歌舞伎座で演じられた「伊勢音頭」の福岡貢の血だらけの画像もあって「おお、新しい!」と思っているところへ「SOMEGORO ICHIKAWA THE FINAL YEAR」というクレジットが出て超クール。これは昨年まではなかったものです。襲名までいよいよあと半年だなぁと実感しました。


染五郎さんは青碧のお着物に利休鼠くらいのグレーの袴で涼やかな装い。
踊りから入ったのですが、一曲終わるとすでに汗びっしょりで着物の襟のあたりは色が変わっていました。

ご挨拶の後、幸四郎さんの「野バラ咲く路」のさわりを歌ってくれました。
お父様のディナーショーはそんなふうに歌を歌ったりもしますが、自分のは「ザッツ歌舞伎的」で歌舞伎のいろいろな面をお見せします、と。
ちなみに歌は「妹のたか子に任せています」とおっしゃっていました。


基本的に昨年12月のディナ^ショー(こちら)のリバイス版といった趣きで、
素踊りに始まり、扇や手ぬぐいを使っての踊り、鼓演奏、質問コーナー、プレゼント抽選と盛りだくさんです。
素踊りは「石橋」に始まって、「いざやカブかん!」や、先日国立劇場で上演された未来座の「擽」の一部も。

小道具を使っての踊りはお芝居仕立てになっていて、さんざん飲んだくれて夜中に家に帰った亭主を女房が怒ると亭主は逃げ出して・・・というもの。
「皆さんお昼間からグラスずいぶん空いていらっしゃいますが・・」と前置きしてから。
瞬時に酔っ払いになったり、立役と女方を演じ分けるところ、いつ観ても鮮やかです。

女方の思い出として、「桜姫東文章」で桜姫を演った時、幸四郎さんが権助で、桜姫の屋敷に忍び込んですわ、というところで御簾が下りた後、幕内で互いにそそくさと去って行く染五郎さん自身と幸四郎さんを再現してくれたのが本日のハイライトでした。
「芝居じゃなくても自分の父親とあんなに顔近づけるなんてこと普通ないでしょ」
「歌舞伎では最後まで見せないことも多く、あの御簾が下りた後、役者たちは中でどんなふうにしているのか想像するのも歌舞伎の副音声的な楽しみ方」と染五郎さん←なんかちょっと違う気がしますが。

印象的だったのは、十代目松本幸四郎襲名に向けて、
「『幸四郎になったら歌舞伎しかやらないの?』とか『もう女方できないね』とか、逆に『ラ・マンチャやるの?』とか言われますが、今までと何も変わりません」とキッパリ 。頼もしい。


質問コーナーでは、高橋大輔さんのファンで「氷艶」観て染五郎さんステキとなって今日の午餐会いらしていた方が。
染 「大ちゃんは今、LOVE ON THE FLOORに・・」
「その千秋楽行かずにこちらに来たんです。七月松竹座も観に行きます」
染 「七月は大ちゃん出ませんよ」(笑)

「氷艶」またやってほしい。ぜひ大阪で!という質問も出ました。
「氷艶についてはまた次、という話があるようなないような、とおっしゃっていました。
DRUM TAO のメンバーとも打ち上げで次は何やる?次は?と盛り上がったそうです。
すぐに「氷艶」は無理でもDRUM TAO との共演はありそうかな?

大阪で、ということでは、「なんばにスケートリンクあるんですよね。でもあそこはスタンドが・・」という染五郎さんに、
「なみはやドームとか競技会やるリンク他にもあります」と客席から声があがると、目を丸くして「そういうことは松竹かスケート連盟に言ってください」と。
「でも僕は七月はなんばに行って滑るつもりです」とあくまでなんば推し(笑)。

若いお嬢さんからの「若い初心者でも楽しめる歌舞伎の演目は?」という質問に「四谷怪談」などは実は話はとても難しい、とおっしゃっていたのも印象的でした。

一昨年ラスベガスで大きな池の中で歌舞伎をやり、以前「細川の血達磨」という演目で火の中でもやった。「氷艶では氷の上でやったので、あとは水中しかないじゃないか、と。ラスベガスに「O(オー)」というショーがあり、水に飛び込むところまではありますが、その中はないので、そこを歌舞伎で・・・やるところを僕は観たいですね」というのが最近の妄想だそうです。

プレゼントコーナーの手ぬぐいは当たらなかったけれど、質問コーナーでは質問者のところまで染五郎さんがマイクを持って来てくださるのですが、同じテーブルの一人おいてお隣の方が質問されたので、私の目の前に染五郎さんが立ってドアップでガン見というおまけつきでした。


こちらがお料理

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・白いベールをまとった小海老と帆立貝柱のアンサンブル マンゴーのクーリ
・クリスタルコンソメスープ タピオカを浮かべて
・じっくり焼いた牛フィレ肉のローストと温野菜 マディラ酒香る芳醇なソースと共に
・アプリコットのムースとコンポート ハーブ香るアングレーズソース


フリードリンクにスパークリングワインがなかったのは泡好きとしては残念でしたが、お料理どれもおいしかったです。



次に会うのは七月松竹座! のごくらく度 (total 1236 vs 1243 )


posted by スキップ at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする
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