2017年04月15日

I'm singin' in the rain~ 「SINGIN' IN THE RAIN ~雨に唄えば~」


singing.jpg「雨に唄えば」といえば、ジーン・ケリーが雨の中、傘をさして歌い踊る映画のワンシーンがとても印象的であの曲も口ずさめるくらいですが、ストーリーなどは全く知らず。
この作品が2012年にロンドンでミュージカル舞台化されていて、2014年に来日公演が行われたことも全く知りませんでした。
アダム・クーパーについては、マシュー・ボーンの「白鳥の湖」で主役のスワンを踊った人として興味ありました。

「髑髏城の七人」を一緒に観たミュージカル好きのparcoさんから「ソワレはこれ観に行く。楽しいよ~」と聞いて、再来日公演をやっていると知り、ホイホイチケット取ってついて行ったのでした。


ミュージカル 「SINGIN’IN THE RAIN ~雨に唄えば~」
脚本: ベティ・コムデン  アドルフ・グリーン
音楽: ナシオ・ハーブ・ブラウン  アーサー・フリード
演出: ジョナサン・チャーチ
振付: アンドリュー・ライト
出演: アダム・クーパー  ステファン・アネリ  エイミー・エレン・リチャードソン  
     オリヴィア・ファインズ ほか

2017年4月8日(土) 5:30pm 東急シアターオーブ 1階8列下手
(上演時間 2時間40分)



舞台は1920年代、サイレント映画全盛期のハリウッド。
映画スターのドン・ロックウッド(アダム・クーパー)と大女優のリナ・ラモント(オリヴィア・ファインズ)はスター同士のカップルともてはやされていましたが、美人ですが悪声で演技は下手、頭が悪くてわがままなリナにドンはうんざりしていました。
そんなある日、ドンは駆け出しの女優キャシー(エイミー・エレン・リチャードソン)と出会い、恋に落ちます。
折しもハリウッドにはトーキー映画の波が押し寄せ、ドンとリナの新作も急遽トーキーにすることになりましたが、リナの悪声と下手な演技で試写会は失敗。
ドンとその親友コズモ(ステファン・アネリ)、キャシーの3人は、映画をミュージカルに作り変え、リナの声をキャシーが吹き替えることを思いつき・・・。

・・・というストーリーは全く知らず。
プロローグでダンサーたちが踊るのを観て、「こういうストーリーのないショー的なミュージカルなのかな」と思っていたくらい。
この時点でどの人がアダム・クーパーなのかもわからず(笑)。
グローマンズ・チャイニーズ・シアター前から物語が始まって、「ここ行ったよ、スターの手形のところで写真撮ったよ~」とテンション上がりました。

ショーアップされたステージながら、無声映画からトーキーへと時代が移りゆくハリウッドの映画界を舞台にしたストーリーは私の興味にもフィットしてとても楽しかったです。
初めてトーキー映画を制作するシーンなんて興味シンシンでした。
ちょっと「キネマと恋人」思い出したりも。



ストーリーは流れつつも華やかなダンスや歌がふんだんに採り入れられ、ポップで時代を反映したちょっとクラシカルな衣装もステキだったし、「Singin’ in the Rain」以外の楽曲もとてもキャッチーで聴いているだけで楽しくなります。
登場人物もみんな魅力的で、一応ヒール役のリナですら、可愛らしい。

最初、どの人がアダム・クーパーか知らなかったと書きましたが、それはすぐわかりました。
主役というのもありますが、やはりカリスマ性とスターオーラ半端ない。
踊りのことはよくわからないのですが、バレエダンサー出身ということもあってか、他のキャストとは異質なダンスを観ているようで、それがまた魅力的でもあり。

圧巻は一幕終わりの「Singin' in the Rain」
舞台上に雨がザーザー降る中、スーツ着て傘をさして、軽やかかつ力強くステップを踏み、ジャンプして踊り続けるアダム・クーパー。
そして客席に向かって水を蹴り上げる蹴り上げる(笑)。
パシャーッツ大量の水しぶきが飛んでくるたびにうれしそうな歓声が客席からあがっていました。
残念ながら私の席までは飛んできませんでしたが、うらやましかったな。
もちろん水ハネだけが見せ場ではなくて、人を好きになる高揚感、恋をする歓びにあふれていて、観ていて本当に幸せになるシーンでした。

この雨の中のダンスシーンはカーテンコールでもダンサー全員で展開されて、否が応でもテンション上がります。
雨に使われた水は12トンだそうな。


sir5.jpg


この他にも、ドン、キャシー、コズモの3人がミュージカル映画の構想しながら朝まで歌う「Good Morning」など、ステキなシーンが数々ありますが、特に印象的だったのはラストシーン。

吹き替えの映画が大成功して、ずっと自分の吹き替えをやり続けるようキャシーに言い放つリナ。
劇場で客席からのリクエストに応じてナマ歌を披露することになり、マイクの前に立つリナ、幕の裏側で歌うキャシー。
その幕をわざと開けて、本当に歌っているのがキャシーであることを知らせるドンとコズモ。
いたたまれず逃げ出すキャシーは客席通路へ。
そんなキャシーを呼び止め、「彼女こそスターだ」と言うドンに拍手で応える客席の私たち。
まるで私たちがあの劇場の観客として客席にいるよう。
舞台と客席と物語が一つになって、ナマの舞台ならではのステキな演出でした。


カーテンコールが始まると、「ここから撮影OKです」と字幕が流れて、そんなこと全然知らなかった私は「ええっ!そうなの?」と慌ててスマホの電源入れたのでした。

sir6.jpg

sir2.jpg

sir1.jpg


ホテルに帰ってお風呂でシャンプーしながら I'm singin' in rain~~♪♪
とヘビロテしたのは言うまでもありません。



もっと早くチケット取って私も水かぶり席に座りたかったなぁ のごくらく地獄度 (total 1194 vs 1198 )

posted by スキップ at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ミュージカル | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック