2017年04月10日

デヴィッド・ボウイという宇宙 「DAVID BOWIE is」


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デヴィッド・ボウイで私が最も印象に残っている年は1983年。
Let's Dance が大ヒットした年
「戦場のメリークリスマス」が公開された年
そして、SERIOUS MOONLIGHT JAPAN TOUR 1983 (10月30日 万博記念競技場)で、私が初めてナマ David Bowie を観た年でした。

あのライブは前方で将棋倒し事件があってヒートアップした公演でしたが、野外のオープンな会場で私たちのエリアはずーーっと後ろの方だった(そのあたりはガラガラだった)のでそんなこと全く関係なく、遠目からもボウイの金髪が風にふわりと揺れて綺麗だったこと、夜風に吹かれながら芝生の上でボウイのヴォーカルに合わせて リアルLet's Dance したこと、ボウイが「私はデヴィッド・ボウイです。あなたがたは、オイシイ~!!」と叫んで、「誰にそんな日本語教えられたんだか」と笑ったこと・・・楽しかった思い出ばかりが記憶に残っています。

そんなデヴィッドの回顧展。


「DAVID BOWIE is」
2017年4月8日(土)
寺田倉庫G1ビル



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入口にあった大きなアイコンの4面には訪れた人たちのメッセージ書き込みが。



「DAVID BOWIE is」はボウイのキャリアを総括しようと、英国立ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)が企画したもので、2013年 ロンドンからスタートして、欧米やブラジルなどを巡回、昨年1月 オランダで開催中にボウイが亡くなってしまって、アジア初となった今回の東京は(悲しいことに)「大回顧展」という位置づけとなりました。
観に行きたいと思っていたものの、なかなか時間が取れなくて、会期終了前日にやっと駆け込むことができました。

チケットは、2時間ごとに時間が区切られていて、その時間内でいつ入場してもよく、一旦中に入ると会場内に何時間いてもよいとい方式。
最終日前日の土曜日で混雑を予想していたのですが、10:00-12:00のチケットをあらかじめ買っていて、10:40頃 会場に到着した時にはほとんど待つことなく入場できました。会場内もそれなりに人はいましたが好きな展示を好きなだけ観られる余裕はある感じ。
が、私が会場を出る頃には外まで長い行列ができていました。

入場時に音声ガイドが配られます(無料)。
会場内の各セッションの映像モニターに近づくと内容とシンクロさせた楽曲やインタビュー音源を受信してヘッドホンで聴くことができるシステム。
自分でチャンネルを操作しなくてもいい代わりに、(おそらく赤外線受信と思われるので)画面から少し角度がそれていたり、前に人が立っていたりしたら聞こえないこともありましたが、会場内のどこでもボウイのインタビューや歌声が聴けるのはうれしいシステムでした。


山本寛斎さんデザインのあの有名な衣装が迎える会場。
ライブ映像や映画、インタビュー、衣装、直筆の歌詞ノートや絵画、手紙など展示品は300点以上だとか。熱心にメモを取りながらご覧になっている方もいらっしゃいました。

観ていてとても感じたことは、「私が知っているデヴィッド・ボウイはほんの一部だった」ということ。
音楽に限らず芸術全般を通じて、その生き方を通して、その活動と才能の豊かさに改めて感銘を受けました。
その存在は人間を超越していて、まるで宇宙のよう。

ボウイのことを断片的にしか知らない私でも、いくつか「これ、本物が観られるなんて!」と思うものがあって、その中の一つがユニオンジャックをモチーフにした衣装。
若き日のアレキサンダー・マックイーンとコラボした衣装で、「EIRTHRING」(1997年)のジャケットに使用されたもの。

そのジャケットと本物の衣装が並べて展示してあったのです。
細かい切れ目や穴の位置まで本物と画像を丹念に見比べたよね。
まさしく、「これ、ボウイが着てたんだ」と思えるもので、こういう展示会の醍醐味の一つでしょう。

他にもMTVはプロモーションビデオなどで見覚えある衣装もありましたが、ボリューム感のあるものは別にして、衣装がどれもとても細身なのにも驚き。
アルマーニのオーソドックスなスーツもありましたが、本当に華奢な人だったのだなぁ、と。

映画作品をダイジェスト上映しているコーナー(後で調べたら7作品あったらしい)や、レコーディングブースを模したような狭い小部屋もありました。
ボウイが床に座って歌詞(Station to Station)を書いている写真もあって、それを見ていると何ともいえない気持ちになりました。
そうそう、ベルリンで暮らしていたころのアパートの鍵なども展示されていました。

「戦場のメリークリスマス」の映像を真ん中に、左右のモニターで坂本龍一さん、北野武(ビートたけし)さんのインタビューが流れるコーナーは日本オリジナル展示。
今回の回顧展のための撮り下ろしインタビューなのだそうです。
撮影時のエピソードなどが語られる中、強く印象に残ったのは、坂本龍一さんがボウイの最期のアルバムとなった「ブラックスター(★)」について、亡くなる2日前にリリースされたことから、「遺書じゃないかとか言われるけど、あれ聴くとそんな声じゃない。死ぬ前の声じゃないよね」とおっしゃっていたことです。
きっと、そうよね・・・。

そして展示最後のセクションは「ショウ・モーメント」。
衣装も展示された壁面に高く積み重ねられたスクリーン三面一杯にボウイのライヴ・パフォーマンスが映写され、ここはヘッドホンでもそのままでも聴くことができます。
照明効果もあってまるでコンサート会場。
いつまでもいたい雰囲気で、時間がなくなってきたのですが、「もう1曲聴いてから帰ろう」「あと1曲」と、立ち去り難くて困りました。



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会場内は撮影禁止でしたが、物販&カフェコーナーのこちらの写真は撮影OK。




時間足らなかった。リピートできるようもっと早く(時期的に)行くべきでした の地獄度 (total 1192 vs 1193 )


posted by スキップ at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | エンタメ et. al | 更新情報をチェックする
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