2017年03月27日

I've been jacked AGAIN 「REON JACK 2」


rj2.jpg「REON JACK」から1年。

「今回はよりクールにアーティスティックに、『挑戦』をテーマにした」という柚希礼音さんのセカンドコンサート。
その言葉通り、よくも悪くも宝塚時代の延長感のあった前回とは全く雰囲気の異なるスタイリッシュでハイクオリテイのシビれるコンサートでした。


柚希礼音ソロコンサート 「REON JACK 2」 
音楽プロデューサー: 本間昭光
ステージング: 大村俊介(SHUN)
振付: 大村俊介(SHUN)  YOSHIE  原田薫  高岸直樹(東京バレエ団特別団員)  Cristian & Nao
出演: 柚希礼音  上野水香  大貫勇輔  大村俊介(SHUN) クリスティアン・ロペス
 阿部雄大  岩﨑浩太郎  神谷直樹  周平  山下銀次  HACHI  矢野祐子
BAND MEMBERS: NAOTO (Vi/Band Master)  楠瀬タクヤ (Dr)   二家本亮介 (Ba)  山本陽介 (Gt)  野崎泰弘 (Key)  足立賢明 (Mani)   真部裕 (Vi/3.26のみ)  MARU(Cho)

2017年3月23日(木) 6:30pm 梅田芸術劇場メインホール 1階22列センター/
3月25日(土) 5:00pm 3階3列上手/3月26日(日) 12:30pm 1階15列下手
(上演時間 2時間10分)



冒頭の「Maybe if」に始まって「希望の空」まで1時間30分はほぼMCなしで、上野水香さんのソロやバンドメンバー紹介、Dancers Showcaseなどを除いて柚希さんが歌いっ放し、踊りっ放し、というステージ。
衣装も髪型もメイクもとてもスタイリッシュ。

上野水香さんはじめスペシャルなゲストダンサーズとのコラボはどのシーンもまばたきする間ももどかしいくらい。
飽きることなく何度でも観られるし何度でも観たい、と思いました。

カーテンコール?となった時に公演Tシャツにデニム、オレンジのスニーカーというグッとカジュアルスタイルで現れた柚希さんとゲストのトーク、「REON JACK」の振りとかけ声の練習、そしてノリノリの2曲、大フィナーレまで40分という(笑)。

”いつものちえちゃん”を最後のワンコーナーに集約して、本編はひたすらクールにカッコよく、響き渡るヴォーカルと超絶ダンス、スペシャルゲストとのコラボレーションに酔いしれるというステージングがとても成功していると感じました。


SET LIST (ちょっと順番自信ないところあり)
1. Maybe if
2. 太陽を射る者
3. Two Snakes feat.NAOTO (with 大村俊介)
4. 楽園
5. Love U
6. Witch's Mirror 
7. タンゴ (with ロペス・大貫勇輔)
8. リベルタンゴ (with 上野水香)
9. オブリビオン (上野水香ソロ)
10. Feeling good (ロペス・大貫勇輔・大村俊介)
11. タンゴ (with ロベス)
12. 夜空に眠るまで
13. TATTOO     
14. 僕は何を探してるんだろう? (with 大貫勇輔)
15. 希望の空

16. Yes! 世界に魔法が降り注ぐ
17. REON JACK



REONISMより

メジャーデビューとなった3月1日発売のアルバム「REONISM」を聴き込んで臨みましたし、他の楽曲も過去に聴いたことがあったりほとんど知っている曲でしたが、ナマで聴く迫力と高揚は格別です。

「Two Snakes」は「REONISM」の中で私が一番お気に入りの曲なのですが、歌詞が結構官能的。
(♪ 世界の終わりが来るなら 今で構わない~ っていうとこ、そうそう、好きな人といるとそんな思いになること、あったよねーととても共感)
それに大村俊介さんことSHUN先生のこれまた官能的な振りがついていて、この曲を歌いながら踊る2人がたまらなくセクシー。
もう、観ていてドキドキ 心拍数上がりました。
柚希さんをカラダごと肩に乗せて階段上るSHUN先生も凄いし、肩の上で仰向けまっすぐなポーズを保ち続ける柚希さんもすばらしい。

「Witch's Mirror」では全身写る鏡3面のうち左と右の鏡の前で柚希さんが踊ると、向こう側にダンサーがスッと現れて同じ振りを踊っ本当に鏡写しのようになっていておもしろかったです。

ラスト前の「僕は何を探してるんだろう?」は「メジャーデビューした曲です」と自ら紹介。
のびやかなヴォーカルでとても丁寧に歌っている印象でした。
柚希さんと同じ雰囲気のオフホワイトのふわりとした衣装を着た大貫勇輔さんのダンスも素敵でした。


rj2-2.jpg


タンゴ、タンゴ

クリスティアン・ロペスさん、大貫勇輔さんと3人で踊るタンゴ。
3人とも上下黒のパンツスタイルで、柚希さんだけパンツ横に赤いラインが入っていました。
男装っぽいのですが、「1人の女を取り合う2人の男」みたいにちゃんと見えて、時に切なく時に激しく。
ロペスさん、大貫さんそれぞれのリフトも圧巻でした。

タンゴは後にロペスさんとペアでもう1曲。
大胆なスリットの入った真っ赤なドレスを纏い、ピタリとなでつけた髪を左側だけアシンメトリーに頬に垂らして、ホリゾントから進み出てくる柚希さん。
場を圧するような迫力と華やかさです。
昨年よりさらに洗練された感じで、このダンスを観ると、「タンゴってやっぱり男女2人で踊るものだなぁ」と思います。


この2つのタンゴの間に、大村俊介・大貫勇輔・クリスティアン・ロペスの男性陣3名が MARUさんの歌う「Feeling good」に合わせてそれぞれダンスを披露するシーンも、それぞれの踊りの違いが見えてとても興味深かったです。
それにつけても大貫勇輔さんのあの手も使わず回転しながら跳ぶ(説明わかりづらい)滞空時間の長さ、何回観ても「え?!今の、どうなっているの??」となるのですが。


上野水香さん

前方のパーティションが開くと、椅子に座って天井を仰ぐ柚希さん、その背後にポーズ決めて立つ上野水香さん。
ともにパープルの同じトーンの衣装の2人の姿がまるで絵のようで、この2人を観た瞬間、ピリッと電流のようなものが流れて、それから惹きつけられっ放しです。
男役時代を彷彿とさせるように上野さんをリードする柚希さん。
その目線、伸ばす手の色っぽさ。
時には天女のようにまたある時は男を惑わす悪女のように舞う上野さん。
軽やかに、妖艶に、大胆に。

このコラボ、できることならずっと観ていたいと思いました。

シルヴィ・ギエムが踊る「ボレロ」を初めて観た時、「腕の動きが残像となって、まるでスローモーションのコマ送りのように軌跡が見えたこと」にとても驚いた記憶があるのですが(こちら)、初日に観た上野さんの腕もそんなふうに見えました。
それ以降、上野さんから目が離せず。柚希さん観たいのに(笑)。

バレエのテクニックでいえばもちろん上野さんが断然優位なのですが、柚希さんののびやかなダンスもとても素敵で、それがコラボによって互いに刺激し合い、化学反応を起こしてさらに何倍も魅力を増していく・・・そんな2人のダンスを目撃することができる幸せ。

その後の上野さんのソロもすばらしかったです。
シューズも履き替えていらっしゃいましたが、こちらの方はほぼバレエという踊り。

昨年4月にオンエアされた「SWITCH インタビュー達人達」の共演がきっかけで実現したこのコラボ。
こんなにすばらしいもの観せていただくことができて、あの時お互いに「この人に会いたい」と言ってくれて、本当にありがとう♡という気持ちでいっぱいです。

上野水香さんは、リベルタンゴでスタンバイしている時、柚希さんが前の場面から戻って来たら、「あ、王子様が来た」といつも言ってくれるそう。
柚希さんも「かわいいこと言ってくれるやんか」とうれしそうでした。


希望の空

昨年、ストラボ東京の特番で初めて聴いた時、泣いてしまった曲。

今聴いても、宝塚退団後、単身ニューヨークへ渡り、どれほどの不安と戦いながら、どれほどの覚悟であの場所に居続けていたんだということがヒシヒシと感じられて、切なくなります。
でも、「自らに宿るものは世界でたったひとつ それぞれに道がある」と歌うこの曲は、悩み迷い壁にぶち当たりながら毎日生きている私たちへの柚希さんの応援歌でもあり、初めて聴いてから1年、活躍の場も世界も広がり続けている柚希さんが歌うこの曲をまた聴くことができて、とてもよかったです。


rj2-3.jpgカーテンコールというかフィナーレというか

「希望の空」を紹介する時、「次が最後の曲です。私が作詞した『希望の空』聴いてください」と初日に聴いた時は「え?もう終わり?!」とびっくりしたものですが、もちろん続きがあった訳で。
宝塚でいうと本編が終わった後のお楽しみ フィナーレみたいな感じ?

まずは、スペシャルゲストの中から一人ずつ招いてトーク。
それまでのスタイリッシュさはどこへ?というような
私が観た日は
3/23 上野水香さん
3/25 クリスティアン・ロペスさん
3/26 大貫勇輔さん

どの回もとても可愛らしくおもしろかったですが、千穐楽ということもあってか、3/26の大貫くんの回は爆笑の連続でした。
そもそも大貫くんは、3/24にも登場していて、そのトーク力を買われて(?)千穐楽に再登板となったくらいですから。

その後、「REON JACK」の踊りとかけ声の練習。
初日の初っ端は「Yeah! Yeah! Yeah!」の声が小さい、と柚希先生に怒られてやり直したよね。
3/25 ソワレはもっと厳しくて、「腹の底から声出してっ!」「やればできるやんか!」とかなりスパルタ。
大貫くんも千穐楽に「昨日はすごく怒ってましたね」と笑っていらっしゃいました。

フィナーレで上野水香さんが踊る「REON JACK」が同じ振りなのにすごくキュートで洗練されてるなぁと自分も踊りながら観ていたのですが、千穐楽にも大貫くんとその話になって、「みずかちゃん、みずかちゃーん」と柚希さんが呼び入れると、SHUN先生が乙女走りで飛び出して来てステージ突っ切って行ったのには大爆笑。もう一度「みずかちゃん」と呼ぶと、SHUN先生に続いてクリスティアンさんも乙女走りで(笑)。

さんざん笑った後、「Yes! 世界に魔法が降り注ぐ」をタオル振り回して歌い(最後に柚希さんが自分が振り回していたタオルを客席に投げてくれる)、「REON JACK」を一緒に踊って声出して、大盛り上がりで幕となりました。


柚希さんも何度もおっしゃっていましたが、スペシャルゲストダンサーは元より、NAOTOさん率いるミュージシャンもまわりのダンサーもすべてハイクオリティで、ステージングもすばらしくて、その中心に柚希さんがいること、本当に「ありがたき幸せ」でした。

頬のラインが一層シャープになって、「痩せなた~」と感じる柚希礼音さん。
白・黒・赤・スーツにドレスにデニム・・どのコスチュームもピタリと着こなし、衣装が変わるたびに髪型の雰囲気までガラリと変えて。
パワフルなヴォーカル、切れ味鋭いダンス、ゆるかわトーク、ファンとの距離感・・・すばらしいエンターテイナーだなと改めて思います。

仕事の都合でパシフィコ横浜の公演には行けませんので、次に観るのは4月の福岡(多分)。
さらに進化してステージを期待しているとともに、この「REON JACK」が毎年春の恒例になればいいなと願ってやみません。



毎年 REON に JACKされたい のごくらく度 (total 1186 vs 1187 )
posted by スキップ at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | music | 更新情報をチェックする
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