2017年02月06日

雨はほっぺたの上に  花組 「金色の砂漠」千秋楽ライブ中継


konjikilive.jpg

宝塚歌劇 花組公演「金色の砂漠」。
宝塚大劇場で観た時にとてもおもしろくて、できればもう1回観たいと思っていたのですが、公演期間の終わりの方に観たのでもうスケジュール的に無理~と思っていたら、千秋楽ラブ中継が発表されたので喜んでチケット購入。

他の観劇予定と時間が重なっていましたので、「雪華抄」は潔くあきらめ、「金色の砂漠」と「花乃まりあサヨナラショー」のみ参戦しました。


宝塚歌劇 花組公演 千秋楽ライブ中継
トラジェディ・アラベスク 「金色の砂漠」/「花乃まりあサヨナラショー」
作・演出: 上田久美子
出演: 明日海りお  花乃まりあ  芹香斗亜  柚香光  花野じゅりあ  瀬戸かずや  
天真みちる  鳳月杏  桜咲彩花  仙名彩世/英真なおき ほか

2017年2月5日(日) 4:50pm TOHOシネマズなんば スクリーン1


宝塚大劇場で観た時の感想はこちら


 「金色の砂漠」

大劇場で観た時から完成度高かったですが、大千秋楽でありヒロインを勤めた花乃まりあさんのラストデイということもあってか、全員が気迫に満ちていてすばらしい舞台でした。
明日海りおさんがカーテンコールのご挨拶で、「毎日、舞台に出るタカラジェンヌというより、土俵に上がる力士のような気持で楽屋入りしていました」とおっしゃっていましたが、それだけ気合の入った公演、役だったということでしょう(みりおちゃんと力士はとても結びつかないけれども


初めて観た時は物語の展開を全く知らなくて、「ほぇ~」という感じでのめり込んで観ていたのですが、結末を知っていても惹き込まれる物語。
明日海さん、花乃さんともにオリジナル作品でこれほどぴったりの役に出会えて役者さんとして幸せなことだと思います。
花乃さんはラストステージということもあり、少し力が入りすぎかな、というところもありましたが、それがタルハーミネの激しさをよく表していました。
明日海さん、花乃さんともに大画面のアップにも負けない美しさも強みです。

大劇場で観た時、「二番手の芹香斗亜より三番手の柚香光さんの方がいい役じゃん」と思ったものですが、今度観て芹香さんジャーの存在感がより大きく感じました。
中継カメラのアップの抜き方の効果もあったと思いますが。

ギィ&タルハーミネカップルの激しさと悲劇性の対照としてのジャー&ビルマーヤ&ゴラーズの互いを思い、いたわり合う関係がより印象的でした。
ゴラーズの前でわざと射撃を外すジャー、ジャーをかばって刃に倒れるゴラーズ、ビルマーヤがゴラーズを愛していることを知りながら彼女を守り続けるジャー(涙)。

あと、鳳月杏さん演じるジャハンギール王が大画面で観ても際立ったかっこよさと色っぽさ(←どんだけジャハンギール王好き)


大劇場で観た時、本当に砂漠のように見えた薄い紗幕の舞台装置が映像ではそれほどでもなかったのはいささか誤算。
多分映像には映像のつくり方があるのでしょう。
舞台はやはりナマで観るものだなと改めて実感しました。



「花乃まりあ サヨナラショー」

娘役さんのサヨナラショーを観るのは初めてでした。
トップと同時退団の場合は、娘役さん単独の出番は1コーナー位ですので、一人で退団→サヨナラショーというのも娘役さん自身にとってはなかなかよいのかも。

花乃まりあさんは花組トップ娘役お披露目となった2015年3月の「カリスタの海に抱かれて」から大劇場公演は全作品観ていますので、サヨナラショーの楽曲はほぼ知っている曲でした。


セットリストは以下のとおり・・・と思う。

1. 顎で受け止めて (ミー・アンド・マイガール)
2. 帽子 (アーネスト・イン・ラブ)
3. もしかして これが恋 with 水美舞斗 (カリスタの海に抱かれて)
4. Bounty Hunter (the WILD Meets the WILD)
5. ファンタジア by 柚香光 瀬戸かずや 鳳月杏
6. 花は咲く with 明日海りお (ファンタジア デュエットダンス) 
7. 恋の曼陀羅 by 芹香斗亜 (新源氏物語)
8. ミー&マイガール (ME AND MY GIRL;)
9. ランベス・ウォーク 全員 (ME AND MY GIRL)


デュエダン除いてほぼ歌で構成されたプログラムで、花乃さん イキイキと歌い踊っていました。
声もよくのびていて、宙組時代、「エリザベート」のエトワールに抜擢された時、「声が出ていない」と叩かれていたのも今は昔。
地位が人をつくるといいますが、すごく努力したんだろうなと思います。

ラストはランベス・ウォークの合唱の中、明日海さんビルが両手にトランク抱えて出てきて、「そんなにこんがり焼けやがって」と笑わせてくれました(ベースは「金色・・」のメイクのままなので)。
そのトランクがリレーのように渡っていって、今回一緒に退団する冴華りおなさんと桜花りなさんがそれを持って前に出てきて花組ポーズしていました。


明日海りおさんのご挨拶の中で印象的だったのは、
「今日は絶対に雨だと思っていました。雨女・・というか雨姫がいるので。でも不思議なことに降っていなくて拍子抜けしてしまいました。でも、その理由がわかりました。今日は空ではなく、劇場の中で花乃を観る人たち、そして私のここ、ほっぺたに沢山の雨を降らせていたからです」

これを言う時、明日海さんは涙声で、それを聞く花乃さんはもちろん号泣していて。

「花乃とは2年コンビを組んで参りましたが、私なんかの相手役をよく勤めてくれました。花乃ちゃんの成長にぎゃふんです」
「そして努力にあっぱれです」
・・・ぎゃふんにあっぱれ、独特のみりお語録です。


「第二の人生も自由に朗らかに」とおっしゃっていた花乃さんは最後までしっかりとしたご挨拶。
ちゃんと自分の言葉で話すご挨拶を聞いていて、頭のいい子だな、と思いました。
そうそう、組長が読み上げたメッセージでも「the WILD Meets the WILD 割りとマジでウエスタン」にひっけて、「割とマジで楽しかった」と言っていたり、ウィットにも富んでいます。

そんな花乃さんがカーテンコールで最後にひと言と明日海さんに求められて
「告白してもいいですか?」と。
「劇場にいる皆さん、中継をご覧の皆さん、花組の皆さん、そして明日海さんへ」

「お前を愛しているわっ!」

とタルハーミネの台詞を叫んだ花乃さん。
見事な締めくくりでした。



かのちゃん どちらかといえば苦手な娘役さんだったけれど、最後はとても見直しました のごくらく地獄度 (ttal 1702 vs 1704 )



posted by スキップ at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック