2015年10月18日

歌舞伎NEXT 「阿弖流為」 大千穐楽

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2015年7月5日 染五郎さんが「本日 歌舞伎NEXT が生まれました。ご来場の1497名の皆さまが生き証人です。」とおっしゃって始まった歌舞伎NEXT 「阿弖流為」。
昨日10月17日 大阪松竹座で大千穐楽を迎えました。

終わってしまったのはもちろん寂しいけれど、思いのほか心穏やかなのは、
役者さん一人ひとりの入魂の舞台が最後まですばらしかったこと、
そして、カーテンコールでの皆さんの達成感あふれる笑顔が、「本当にやり切ったんだなぁ」と感じられる、とてもよい千穐楽だったからだと思います。

東から西から南から北から、お知り合いの歌舞伎ファン全員集合なんじゃないかしら、と思うくらいで、開演前や幕間のロビーは「来てたの~」「久しぶり~」とまるで同窓会状態(笑)。
みんな笑顔で、お話も弾みました。お目にかかれた皆さま、ありがとうございました。
そうそう、中村米吉くんが1階の一番後ろの補助席でスーツ着てご観劇でした。
名古屋からわざわざ来たのね。


黒縄さんが手下たちに「昼飯何食った?俺は中央軒の皿うどんだ」
それを受けて田村麻呂が、「何ですか、あの五月人形はっ!皿うどんくせぇし」 とか
附け打ちさんが熊子に花束贈呈、なんていう千穐楽スペシャルのお遊びもいろいろありましたが、その中のひとつ。
最初の蝦夷の場面で、熊子が蝦夷の人たちに配っていたチラシを、下手花外と花横の客席にバッと撒きました。
蛮甲 「詳しくはそれを読んでくれ」と(笑)。もらえた人たち、いいなぁ~とうらやましく思っていたら、カーテンコールで昨日附け打ちさんにプレゼントされたジャックオランタンにチラシを入れて首から下げて登場した熊子。
それを蛮甲さんが私たちの席のところで撒いてくれました。
そのチラシがこちら。熊子の手形入りわーい(嬉しい顔) 結構しっかり目の和紙です。

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後で、一幕でもらった人のと比べてみたら、文字が違っていました。
これ、解読された方がtwitterにあげていらしたらしく、
「今だ 蝦夷よ 立つのだ 我らの力を集め 胆沢を帝人から取り戻せ! 蛮甲」
ですって。

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カーテンコールは本編で役者さんたちが順に出てくるあたりから客席総立ち。
二度目の幕が開いた時、熊子が舞台上でひとり正座。
最後にはグリコポーズも披露していました。

染五郎さん
「終わってしまいました。あっという間でした。寂しいです」
でも、笑顔。
だけど、その笑顔に泣いてしまったり。

その後、染五郎さん先頭に本花道、勘九郎さん先頭に仮花道と分かれてパレードして、今度は逆方向で舞台に戻って来た時、舞台上で二人が何やら話しながら笑っていて、それが阿弖流為と田村麻呂が、「蝦夷の族長と坂上家の男」でなかったら、いやたとえそうであったとしても、本当ならこんなふうに笑い合えた二人の姿のようにも見えて、また笑い泣きしたり。

最後に、染五郎さんが両隣の勘九郎さん、七之助さんの手をつかんで高く掲げながら舞台前方に出て来て、「来週からは平成中村座っ。よろしくお願いしますっ!」と。
そして、「がんばれよっ!」という感じで笑顔で勘九郎さんの背中バンバンしてました。
(この時、七之助さん 染五郎さんに勢いについていけなかったのか転んじゃう事案発生。照れながら起き上る姿もかわいかった。)
・・・舞台の感想はまた改めたいと思いますが、七之助さん荒覇吐 壮絶でした。精根使い果たしたのかな。


15日間という期間の短さもあって、濃縮された「阿弖流為祭」のようだった大阪公演。
終わってしまったのは寂しいし、時間が許せばまだまだ観たかったけれど、この舞台に出会えて本当に幸せでした。染五郎さんが初日におっしゃっていたとおり、この舞台に観客として立ち会えたこと、誇りに思います。
そして、近い将来、次の歌舞伎NEXTを観せていただけること、楽しみに待っています。


ありがとう 歌舞伎NEXT「阿弖流為」 の感謝の気持ち countless!ムード
posted by スキップ at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする
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