2015年09月13日

気まぐれな女神 せめて今夜は味方について 星組 「ガイズ&ドールズ」

guys&dolls.jpg星組新トップスター 北翔海莉さん&妃海風さん 宝塚大劇場お披露目公演。
プレお披露目となった全国ツアー公演は観に行けなかったので、私にとってもこれが新トップデビュー。
みっちゃん、ふうちゃん、おめでとうムード


宝塚歌劇 星組公演
ブロードウェイ・ミュージカル 
「ガイズ&ドールズ」 -GUYS & DOLLS-
原作: Damon Runyon
作曲・作詞: Frank Loesser
脚本: Jo Swerling  Abe Burrows
脚色・演出: 酒井澄夫
翻訳: 青井陽治   訳詩: 岩谷時子
出演: 北翔海莉  妃海風  紅ゆずる  礼真琴  十輝いりす  
壱城あずさ  七海ひろき  天寿光希  万里柚美  美稀 千種/美城れん ほか

2015年9月6日(日) 3:00pm 宝塚大劇場 1階22列上手


1950年に初演されたブロードウェイの人気ミュージカル・コメディ。
宝塚でも1984年に月組(大地真央・黒木瞳)、2002年にも月組(紫吹淳・映美くらら)で上演されていて今回が13年ぶりの再々演です。
どちらも観たことなくて、もちろんオリジナルも観ていないので、全く初見でしたが、有名作品なのでミュージカルに疎い不肖スキップとはいえ大体のあらすじは知っていました。

オープニングで北翔さんスカイがソロで登場した後、ニューヨークの街でいろんな階級、職業の人たちが現れては歌って踊って・・というシーンがかなり長く続くのですが、これがいかにも「古き良き時代のブロードウェイミュージカル」という感じ。どこかクラシカルな雰囲気も漂いますが、たくさんの人が登場しますので、星組ファンにとってはうれしいかも。


guys2.jpg


物語は他愛ないストーリーで、駆け引きがありつつも、こういうふうに進むんだろうなと思う方向に展開して、絵に描いたようなハッピーエンドという、明るいコメディ。
私自身、星組をこんなに穏やかな(笑)気分で観るのも久しぶりで、とてもリラックスして楽しむことができました。全体としては特に娘役の役が少ないかなぁ。
今回、ヒロインの一人に男役の礼真琴さんがキャスティングされたこともあって、娘役は活躍の場が少なくてお気の毒でした。
それから、これは海外ミュージカルを観ていてしばしば感じることですが、救世軍とかキリスト教的思想とか、そういった背景をもう少し知っていた方がより理解が深まるかなとも思います。


お気に入りの場面は二幕の「下水道でのクラップ・ゲーム」。
スカイ、ネイサンを中心に、下水道で開かれたクラップ・ゲームに集まったクラップシューターたちのシャープなダンス。
ダンスもコーラスも、星男のカッコよさたっぷり。
スカイが歌う「運命よ、今夜は女神らしく」もステキでした。
白い帽子、サッと後ろに投げたりね、もう~揺れるハート


北翔海莉さんは堂々のトップスターぶり。
さすが歌うまでいい声(知ってたけど)。歌もお芝居もダンスもハイクォリティに安定。
スーツの着こなし、立ち姿、ちょっとした手の仕草、帽子のかぶり方、帽子のつばを指でスッとなぞる、なんてところもキマッていてカッコいい。
男役の美学、完成形という感じ。
ただ、これは私の先入観かもしれませんが、スカイが女に不自由しないギャンブラーというより、分別ある大人のオトコに感じられたのが正しいのかどうか、この演目観るの初めてなのでよくわかりません。

そのスカイの恋のお相手・サラ・ブラウン妃海風さん。
元より歌よし芝居よりの娘役さんですが、とても活き活き。
救世軍のお堅い女の子が、だんだんスカイに惹かれ、でも自分ではそれを認めたくない、という心の揺れがよく現れていました。
ハバナで酔っぱらうシーン、かわいかったな。
澄んだ歌声も北翔さんとバランスよくて、いいトップコンビ誕生です。

もう一方のカップル。
ネイサンの紅ゆずるさん。
ひげをたくわえて、ちょっと大人で男っぽい紅さん。
アデレイドに見せる大人の男の余裕とちょっといい加減っぷりの塩梅が絶妙でした。
手足が(指も)長くて、スーツがとてもよく似合ってカッコイイ。歌もうまくなったよね。

ネイサンの婚約者で14年もずっと待たされているアデレイドは礼真琴さん。
とてもキュートでコケティッシュ。
男役の時とはもちろん歌い方変えているのですが、とても自然で伸びやかなヴォーカル。
表情豊かでほんとに可愛い。
ラスト近くの妃海さんサラと2人のシーン、歌うまさん同士で聴き応えありました。
この2人、同期なのね、と後で気づいたのですが、この2人が娘役でこんなふうに歌うシーン、もう二度とないかもと思うと貴重です。


遂に結婚することになったアデレイドとネイサン。
ウエディングドレス着て幸せいっぱいの笑顔はじける礼さんアデレイドのかわいいこと!
そして、新聞売ってた姿からオーソドックスなグレーのモーニングに着替えて鮮やかに登場するネイサンのかっこいいこと!
「自分が結婚する時は旦那サマにこの紅さんネイサンの服着てほしい」とツイートしていらしたお嬢さんがいらっしゃいましたが、さもありなん。

そして赤い救世軍の軍服を着たサラの隣には、同じ軍服に身を包んだスカイ。
「え?あのクールなギャンブラーはどこ行っちゃったの?」と個人的には思わなくもないですが、ほんとうに幸せな気分になるハッピーエンドでした。


もう一度観る予定なので、他のキャストやフィナーレについてはその時にまた改めて(たぶん)。


「座れ、舟が揺れる」の歌詞なんて奥が深くてちょっと難しいよね のごくらく地獄度 わーい(嬉しい顔) ふらふら (total 1432 わーい(嬉しい顔) vs 1432 ふらふら)
posted by スキップ at 19:01| Comment(2) | TrackBack(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スキップ様お久しぶりでございます(⌒▽⌒)
私も先週観劇致しました。
北翔さん率いる新生星組、仰る通り今までとは、少し違う気持ちで、観させて頂きました。
で、ちえちゃんの後は、この人で良かったぁーと思いました。
スカステのロングインタビューを見た時も、北翔さんの言葉を聞いてグッとくるものがありました。
ちえちゃんと1学年違いとは、気づかなかったあー(≧∇≦)もっと上の学年かと。
ガイズは、私も初見ですが、始まりあたりは少し眠いとか、1幕ちょっと長いなとか思ったのですが、十分楽しめた作品でした。次回他のキャスト編も、楽しみにしております(⌒▽⌒)
Posted by sissy at 2015年09月14日 15:45
♪sissyさま

お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

柚希さんがトップの頃とはもちろん雰囲気は違いますが、
北翔さん、ステキなトップさんですね。
先日、朝日新聞のインタビューでも、
「妥協しない精神、エネルギー、団結力が組に浸透している。
彼女の人柄ですね」と柚希さんのことをおっしゃっていて、
胸が熱くなりました。
これまでと変わらず星組を応援したいですね。

他のキャスト編、がんばります(笑)。
Posted by スキップ at 2015年09月15日 00:06
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