2015年05月05日

初演は明治5年ですって 「第178回 鴨川をどり」

178kamogawa.jpg都をどりの祇園は井上流、北野をどりの上七軒は花柳流というように京都の花街にはそれぞれ踊りの流派があるそうです。

尾上流の先斗町が毎年5月に開催する「鴨川をどり」。
毎年チケットをいただく機会があるのですが、2013年以来、2年ぶりに拝見しました。
何と初演は明治5年。1世紀を超えて受け継がれているのだとか。


第178回 鴨川をどり
第一  芙蓉西遊記(はなすがた さいゆうき)
第二  艶姿花挿櫛(しきくらべはなのかんざし)
作:  今井豊茂
振付: 尾上菊之丞

2015年5月4日(月) 2:20pm 先斗町歌舞練場 1階を列センター



「芙蓉西遊記」
桃を盗んで食べたり暴れ放題だったため釈迦如来に500年間岩に閉じ込められた孫悟空が三蔵法師と出会い、猪八戒や沙悟浄とともに天竺を目指すうち、美しい姉妹の住む館で・・・。   

ご存知「西遊記」の物語を芝居仕立ての舞踊で。
孫悟空役の人をはじめ扮装も凝っていて、釈迦如来の登場シーンなど装置も大がかり。
途中出会った魔王の金角・銀角は文楽のように人形振りだったり(最後は瓢箪の紅葫蘆の中に吸い込まれるというエピソードもちゃんと描かれていた)、孫悟空が自分の毛を抜いてたくさんの分身の子猿をつくる「身外身の術」は、三蔵法師はじめ3人が悟空と同じ面をつけて、EXILEみたいな振付で踊ったり・・・ここ、前に北京で観た、瞬時に顔(お面)を変える変面の手法でした・・・実は蜘蛛の精だった美人姉妹は蜘蛛の糸をシャーと投げたり、楽しい演出が盛りだくさんでとてもおもしろく観ました。
キビキビ動く孫悟空役の芸妓さんはじめ皆さまさすがに芸達者。


この演目、前に市川右近さんの悟空で観たことがあるなぁ、と思って調べたら、
2011年9月松竹座で観た「華果西遊記」でした。
そうそう、あれも面白かったのだったワ。
IMG_3138.jpg  IMG_9293.jpg



「艶姿花挿櫛」
二幕は京都の年中行事を季節を追って踊り継ぐもの。

冒頭、初々しい舞妓ちゃん5人の踊りの後に登場した黒い着物をお召しの4人の芸妓さんがいずれ劣らぬ美しさ、色っぽさで、着物の着こなし、襟の空き具合、指先の動き、裾さばき、どれをとっても本当に綺麗で見惚れてしまいました。

顔見世やお正月、大文字の送り火などが踊り継がれ、最後は藤の花が咲き乱れる宇治平等院を背景に総踊り。

踊りばかりでなく、唄方や地方さんもすべて芸妓さんが勤められるのですが、花道下手の南座なら桟敷席にあたる場所に陣取った15名位のお姉さん方。
お座敷で実際に聴いたりすることはできませんので、よいお声のお唄はもちろん、三味線、鼓、太鼓などの演奏が間近で楽しめるのも本当に贅沢でした。



IMG_7940.jpg開演前にはお茶席でお茶をいたただきました。
この日のご担当は、朋佳さんと市彩さん。
舞妓さんと思っていましたが後で調べたら芸妓さんでした。

お茶碗にもお茶菓子にも先斗町のシンボル 千鳥が。
おいしいお茶、ごちそうさまでした。



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posted by スキップ at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする
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