2015年03月16日

星を継ぐものたち 「柚希礼音ディナーショー」

reondinner.jpg千秋楽のトーク。
「ディナーショー、ほんま楽しいね。一生やってたいね」
と紅さん。
本当に。楽しそうにやっている3人を一生観ていたかったです。
できることなら。
観ているこちらも本当に本当に楽しかった。
ちえべにまかぜの並びがとても好きでした。

柚希礼音ディナーショー 「The REON!!」
構成・演出: 藤井大介
音楽: 青木朝子
振付: 若央りさ  SHUN
衣装: 有村淳
出演: 柚希礼音  紅ゆずる  真風涼帆

2015年3月14日(土)  ランチ  12:30-1:45pm/ショー 1:45-2:45pm  
ホテル阪急インターナショナル 紫苑の間
ライブ中継:
2015年 3 月13日(金)  7:45pm 梅田芸術劇場メインホール 1階5列上手/
3月14日(土) 7:45pm 1階11列下手



暗転したライトがつくと、正面階段に座ってポーズとる柚希さん。
「Dear DIAMOND!!」の幕開きと似た感じかな。
そのクールなカッコよさに一気にテンション上がります。
光沢あるうすいピンクのスーツ。
ノバ・ボサ・ノバの曲で、結構長いソロダンス。

指先で投げキッスしたり髪をかき上げたり、The 男役な振付はSHUN先生なのだとか。
初日のトークで柚希さんが、「最初のダンスでまつ毛取れるくらい大汗かきました。『アマール・アマール』であんなに細かい振付のダンスができるなんて」とおっしゃっていました。
続いて紅さん、真風さんも加わって「再会」から『独身主義の歌』。
紅さんは濃い紫、真風さんは黒のどちらもシャープな男役スーツでした。


このディナーショーは柚希さんの16年間の宝塚生活の集大成という構成だったのですが、当初60曲以上あった候補曲の中から「自分はこの曲が好きだけどお客様はこれを聴きたいだろうな」とかいろいろ考えて泣く泣く削ったものもあるとか。


ご挨拶の後、まずは、新人時代から二番手の時代までの曲を20分間ノンストップで。
セットリストを文末に記載しますが、このコーナーは数えたら24曲でした。


(以下、超長文です)・白血病の役だったのに太り過ぎていて糖尿病みたいだと言われた
・日本物の中に一人ブラジル人がいるみたいだと藤井大介先生に言われた
・「ベルサイユのばら」新人公演で真飛聖さんのオスカル相手にアンドレをしたけれどキスシーンも演技もとても下手だった
・ジャイアンみたいな「イーハトーヴ夢」のザネリ役でお芝居のおもしろさが少しわかった
・「プラハの春」新人公演で安蘭けいさんの役をやって、しわ加工の衣装だったので何とか入ったけれど、トウコさんに「しわ加工 ちえがはいたら ピタパンツ」と五七五で言われた
・涼紫央さんとダブル主演したバウホールの「それでも船は行く」では太田哲則先生のダメ出しの意味がどうしてもわからないままやっていた
・「スカーレット・ピンパーネル」のショーヴランではまだまだこんなにも一生懸命稽古しないといけないことがあると知った

などナド。
曲の間のMCで語られる柚希さんのエピソードが、どれもいかにも柚希さんらしくてほっこり。

稀代のダンサーである柚希さんはまたヴォーカリストととしても超一流で、曲ごとにガラリと変わる表現に目も耳も奪われっ放しでしたが、このコーナーで最も印象に残った曲は「マダム・ギロチン」。
「THE SCARLET PIMPERNEL」のショーヴランが歌った曲。
個人的にも私が柚希さんを「発見」した作品であり、忘れられない曲です。
もう一気に入り込んであの情景が浮かぶような歌唱。
そして、ラスト。
舞台下手で まるでギロチンの刃のようにシャッと右手を鋭く横に払うところ(観た人にしかわからないと思うケド)
ここの柚希さんの表情や身体や手の動きがトリハダもののカッコよさで、あれ観るためだけにディナーショー行ってもいいと思えるくらいでした。

もう1曲。
紅さんが歌った「星を継ぐ者」。
安蘭けいさんのサヨナラショーで、銀橋を渡るトウコさんの背中を見つめながら次期トップに決まっていたる柚希さんが熱唱した曲。
紅さんが舞台に登場して、柚希さんがホリゾントにはけていく時、すれ違いざまに右手をポンと紅さんの肩に置いて。
それから笑顔で歌い出す紅さん。

♪お~なじ~ 心で~ う~まれ〜続ける~ い~つか 星を継ごう~

これだけも感涙だったのに、ライブ中継の終演後に上演された10分間の柚希さんの舞台を振り返る映像で、まさにそのトウコさんのサヨナラショーの場面流れて二度泣き。
多分星組ファンは皆同じ気持だったんじゃないかな。

紅さんも、宙組に行っちゃう真風さんも、間違いなく「星の魂を継ぐもの」だと思います。

このコーナーのラストは、白いコートとストールの真風さんが、
「2009年 柚希さんのトップ就任が発表された。誰よりも自分に厳しくストイックな柚希さん・・」と語って「アビヤント」から「夢舞台」を歌うと・・・

なーんと、黄色いドレスのちえ子ちゃん登場。
「REON!!」「REON!!Ⅱ」に登場した柚希礼音大ファンの女の子です。
「れおんちゃんが宝塚やめちゃう~」と泣くちえ子ちゃんを「そんなに泣くとかわいい顔が台なしだよ」と真風くんが慰めているところへ
客席案内係の紅子さん登場。
「あんたは、目が大きくなる人や!」
「あんたは、夢咲にょにょ!」
「覚えててくれたん?ひさしぶりやね」
と、今観ても可愛くておもしろい。

「もうれおんちゃんの相手役になられへん」と泣くちえ子ちゃん。
「僕も星組から組替えなんだ」と泣く真風くん。
二人が泣くのを見ながら、
「私はこの先もずっと案内係やっていかなあかんのよ。残される者の身にもなってよ」
と泣き出す紅子さん。
観ているこちらも笑い泣きです。

「れおんちゃんでまだまだ観たい役あったのに」というちえこちゃんが、
「どんな役が観たかった?」と聞くと
真風さん 「やっぱり『ベルサイユのばら』のオスカルかな。
でも今宵一夜でアンドレの脚が折れちゃいそう」
紅子さん 「風と共に去りぬのレット・バトラーね。
あの戦場でゴロゴロって転がるところ、あの肩幅やからすごい迫力やろね。
でもスカーレットを階段から突き落とすところ、スカーレットの子、骨折させるんちゃう?」
・・・と言われるたびに、「そ、そんなことないよ」と小声で反論するちえ子ちゃん、ベリーキュート。

ちえこちゃんが観たかった役は・・・

紅さんが鮮やかなピンクのスパンコールの背広と帽子で客席を練り歩きながら「キッチュ」。
手には柚希さんのサイン入りブロマイド持っていて客席に配っていました。
千秋楽はみんながあんまり欲しい欲しいと手を出すので、「ちゃんと歌聴いてる?」なんてツッコミも(笑)。
紅さんルキーニ、絶対アリだと思うな。

そして、柚希さんトート、真風さんルドルフで「闇が広がる」
もうきゃ~ムードです。
「演劇人祭」で「最後のダンス」を歌ってくれたので、「闇が広がる」も聴きたいなぁと思っていて、ここで聴けるとは!
もうすっかりトートになり切っていてとてもドラマチック。
残念ながら宝塚では柚希さんのトートを観ることは叶いませんでしたが、いつかトートやってくれないかな、東宝ミュージカルででも(笑)。


後半はトップ就任後のメドレー。
もう知っている曲ばかりだし、その役々までくっきり目に浮かぶ作品揃いでした。
それが最近の作品になるにつれて終わりが近いことが感じられて、「ナポレオン」の「一羽の荒鷲のように」の頃には胸がいっぱいになりました。
「ナポレオン」からはサヨナラショーでは「凋落」を歌われたので、楽曲が重ならないようにという配慮もうれしかったです。

このコーナーは一緒に歌えるような曲ばかりでしたが、中でも「僕は怖い」。
やっぱりこの曲(というか「ロミオ&ジュリエット」の曲すべて)は柚希さんの声で聴くのが一番好きです。
歌詞がリプライズの方だったのも印象的でした。
紅さん&真風さんのダブル「死」がからむという豪華版。


歌いながら何度も客席に降りて、テーブルの間を一番後ろまでくまなく回って、立ち止まって歌ったりたくさんハイタッチもしてくれて。
毎回一人のシンデレラガールを選んでデュエットダンスをしてみせたり。
もうこんな近くで歌う柚希さんを観る機会は二度とないかもしれないと思うと、嬉しさと切なさが両方押し寄せてきました。

カーテンコールは、「たからづか」
この曲を聴くとやっぱり泣いちゃうな。


トークもとても楽しかったです。

1日目: 
リハーサルで柚希さんの口紅の色が一番いいと言われて、本番前にみんなで柚希さんの部屋に集まってお化粧をした。
柚希さんは3本の口紅を混ぜるこだわりの色だけど、そのうちの2本はほとんど同じ色(by 紅)。
いや違う。ピンク系とベージュ系。でもこれ(紅さんのメイク)全部私がしたと思われるのは心外(by 柚希)。
・・・ということで、明日は二人とも全部柚希さんがメイクすることに。
「ゆりか(真風さん)はまぁまぁいいねん」(by 柚希)
「いっつもそうや!ゆりかを上げて、私を落とすっ!」(by 紅) (笑)

2日目昼:
開演前の忙しい時に3人分メイクしたから汗だく。
(開演5分押しましたがそのせいかな?)
まだちょっと眉毛が不満(by 柚希)
今日はダブルライン3人とも同じ色なんですよね(by 真風)

2日目夜:
この回は千秋楽ということもあってかトークも長くて、しかも爆笑モノで、まるでトークショーのノリでした。
メイクの話に始まって、
昼の部終わって楽屋に帰ったらさゆみさん(紅)の部屋のカギがなくて、私の部屋に来て、私はジャージに着替えたけどさゆみさんはないからホテルのバスローブ着たんですよね。(by 真風) 
そうそう、あの髪型に白いバスローブ (by 柚希)
それで3人で一緒にお弁当食べてんけど、にゃんにゃん(柚希さん)は食べ終わってから気づいてんな。にゃんにゃんはお腹がすくとそればっかりしか考えられなくて、お腹いっぱいになると視野が広がって、何そのバスローブ?って」(by 紅)

さらには、楽屋にこぼしてしまった黒い化粧品(アイライナー?)を、気をつけようと言っていたにもかかわらず柚希さんも真風さんも踏んでいたとか、
紅さんはケーキを落としてそれを踏んでしまって、柚希さんがくつ下脱がせてくれたとか

トーク全般を通じて、紅さんがとても気遣って場を盛り上げようとしていることが感じられ、同時に3人の仲のよさが印象的でした。
お話が紅さんのことになると、「私のことはいいんねん!みんな柚希さんのお話聞きたがってるねんから」と言ったり。
そんな2人の会話をにこにこ笑って聴いている最下級生の真風さんが、遠慮がちに話したり。

「お二人の会話のテンポがすごく速くて・・・7・3ぐらい・・」
と言うと「どっちが7でどっちが3?」2人から詰め寄られる真風さん。
「あ、6・4くらいかな」と言い直しても「どっちが6?」と攻撃はやまず(笑)。

差し入れのケーキをじゃんけんでどれを食べるか決めようと柚希さんが言い出したのに柚希さんが負けて、
それなのにさっさと自分が食べたいケーキを先に取っていたとか
このあたり、真風さんほとんどマジ笑いの爆笑で声が裏返ってるほどでしたが、キャハキャハ笑いながらワイワイ話す3人がまるでいたずらっ子の女子高生のようで、何て可愛い人たちなんだと思いました。

で、そのじゃんけんをここでもやってみましょうということになって、
「ちゃんといつもの速さで言って」と紅さんに言われて、
「出さんと負けよ 最初はぐー いんじゃんホイ」と超高速でじゃんけんする柚希さん(笑)。

これ、梅芸に中継後いらした時
「ここでもじゃんけんしてた?」と柚希さん
会場「してた~」
「え~、してたんだ~、かわいい~」って、一番可愛いのあなたですから。
そして、「ここでもやって~」という声に応えて梅芸でもじゃんけん大会してくれた柚希さん。どこまでやさしいのでしょう。


ライブ中継は画質も音響もよくてとても臨場感も見応えもありました。
みんなスクリーンに反応して拍手も手拍子もしました。
終演後に特典として流された初舞台のラインダンスからの10分間の映像も楽しかったです。ディナーショーの内容にちゃんとリンクしていて。

そして何と言ってもサプライズ。
初日。
特典映像が終わろうとするころ、「来たよ~!」という柚希さんの声。
振り向くと、ディナーショーラストの白い衣装のまま客席通路を笑顔でハイタッチしながら舞台に歩いてくる柚希さん。
みんな知らなかったから「きゃああああああぁぁぁ!!揺れるハート揺れるハート」という梅芸が揺れるような声があがって泣きだす人も ← もちろん私も。
しかも、ディナーショーでは歌わなかった For good 歌ってくれるなんて!

千秋楽のライブ中継の時も来てくれてもちろんうれしかったけれど、あの驚きと高揚感は初回だけのものでしたので、1回目ライブ中継で観たのはオレ得でした。
そうそう、初回の時は会場出る時、投げキッスして去って行かれて、それはディナーショーでもやっていらっしゃいましたが、多分2日目は昼夜ともやってなかったんじゃないかな?


「宝塚の千秋楽が終わって死ぬほどさびしかったけど、すぐこのディナーショーのお稽古が始まって、また楽しくて、それもまた終わって、考えたら関西で舞台に立つのは今日が最後」と柚希さん。
その言葉が、ディナショー終わった今となっては胸にズシリと重くのしかかってくるけれど、
関西の最後の舞台。そしてさらに本当の最後に梅芸で歌ってくれた柚希さんを観られて、幸せでした。

5月11日からはそれぞれ別の道を往くことになるけれど、「星の魂を継ぐもの」として、柚希礼音さん最初で最後のディナーショーを紅ゆずるさん、真風涼帆さん・・この3人でやってくれて、心からありがとうと申しあげたいです。



セットリスト

ノバ・ボサ・ノバ協奏曲
独身主義の歌 (再会)

新人時代メドレー
我が愛は山の彼方に (我が愛は山の彼方に)
Love Insurance (ラブインシュランス)
明日へのエナジー (サンライズ・タカラヅカ)
美麗猫 (美麗猫()
梟達の憂鬱 (花吹雪恋吹雪)
忍の乱れ (花の業平)
愛あればこそ (ベルサイユのばら2001)
イーハトーヴ夢 (イーハトーヴ夢)
愛のプラハ (プラハの春)
LUCKY STAR (LUCKY STAR)
サザンクロス・レビュー (サザンクロス・レビュー!!!)
おーい春風さん (おーい春風さん)
世界に求む (王家に捧ぐ歌)
藤の下陰 (花のいそぎ)
それでも船はゆく (それでも船はゆく)
神田慕情 (長崎しぐれ坂)
星を継ぐ者 (龍星)
彷徨の星くず (Young Bloods!!)
PARADISO (ネオ・ダンディズム)
Hallelujah Let's Go! (Hallelujah GO! GO!」
お内裏様の憂鬱 (さくら)
正義と良心 (エル・アルコン)
マダム・ギロチン (THE SCARLET PIMPERNEL)
夢舞台 (アビヤント)

REON!!メドレー
 REONマニア
 REON!! (バンド演奏)
エリザベートメドレー
 キッチュ
 闇が広がる

蒼穹の彼方 (太王四神記)
幸せ (激情)
僕は怖い (ロミオ&ジュリエット)
おけさ幻想 (宝塚花の踊り絵巻)
バイバイUKそして何か (愛するには短すぎる)
ル・ポアゾン (ル・ポアゾン)
愛した日々に偽りはない (オーシャンズ11)
琥珀色の雨にぬれて
台湾公演メドレー
 千体仏 (宝塚ジャポニズム)
 流れる星のように (怪盗楚留香外伝)
 Etoile de TAKARAZUKA (Etoile de TAKARAZUKA)
一羽の荒鷲のように (眠らない男・ナポレオン)
太陽のごとく輝け (太陽王)
パッショネイト! (パッショネイト宝塚!!)
~DD Diamond!! (Dear DIAMOND!!)
愛!

アンコール
 たからづか
ライブ中継
 For good



For good ありがとう 大切過ぎる人よ 忘れない のごくらく度 わーい(嬉しい顔) わーい(嬉しい顔) (total 1339 わーい(嬉しい顔) vs 1339 ふらふら)
posted by スキップ at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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