
星組時代からアツいステージがウリで、雪組に組替えになってからもずっと注目していました。
宝塚での最後のお茶会ということで、お友だちに誘っていただいて参加してきました。
SEIKA YUMENO TEA PARTY
2015年1月11日(日) 7:30pm 宝塚ホテル 琥珀の間
冒頭の画像はプログラム。
「ルパン三世」公演中ということでこんなおしゃれな銭形警部のイメージ。
中には銭形警部に扮した夢乃さんの写真が指名手配のように貼られ、
-WANTED- SEIKA YUMENO PASSIONATE MALE-ROLE PERFORMER OF THE TAKARADUKA REVUE, 2001-2015
と書いてありました。
PASSIONATE MALE・・・やっぱりアツいオトコなんだ


シアター形式は今回が初めてのようでした。
ウェルカムボードも会場内ステージもお花はすべて白一色の薔薇と胡蝶蘭。さよなら仕様でしょうか。
切ない美しさです。
8:00pmごろ、夢乃さん登場。
黒のスーツで手足の長さが際立っています。
2回公演の疲れも見せず、とびきりの笑顔で会場に何かを捲きながら。(これ、「ともみくじ」というおみくじだったらしい。大吉の人には後でプレゼントが)
「ようこそトークショーへお越しくださいました。
こんなにたくさん来ていただいてうれしいです」
トークショーって(笑)。
会場から笑いが漏れると「いや、これはトークショーなんです」と。
最後までずっとトークショーっておっしゃっていました。2回公演後でお疲れでしょうに、1時間30分、用意されたスツールには一度も座らず、ずっと立ちっぱなしで笑顔を振りまいてくださいました。
星組時代に入りでお見かけしたことはありますが、久し振りにお目にかかる夢乃さんは舞台を見て感じるよりずっと細くて華奢。
そして穏やかで思慮深く真摯なお話ぶりが印象的でした。
トークの間に握手会やプレゼント抽選をはさむ、という構成。
トークは主に現在の公演についての質問に対して答える形でしたが、このあたりはまだ公演中なのでレポは控えるとして、思わず笑っちゃったのは、
「エトワールに決まった時の気持ちは?」という質問。
香盤にもエトワールが誰か書いていなくて、ショーの説明を順番に聞いていて
「エトワール、夢乃」と三木先生に言われて
「えええぇ~っ!!

まわりのみんなは「おめでとうございます」とか言ってくれたけど、
私とちぎちゃんだけが、「ええええええぇ~!!」と
音楽学校合格発表以来の驚きで(笑)。
エトワールはフランス語で一番星という意味だそうですので、
ショーの一番星になれるようがんばります。
と最後にはきりりとおっしゃっていました。
銭形警部のもみあげや下のまつ毛への細かいこだわりなど、夢乃さんが役に対して生真面目に、そして情熱を傾けて取り組んでいらっしゃる姿勢が垣間見えて、とても好感。
握手会では一人ずつちゃんと目を見て笑顔で両手で握手してくれた夢乃さん。
BGMのしょっぱなが


後半には舞台のお仲間から声のメッセージが届きました。
水沙瑠流さん(夢乃さんのお世話係らしい)・鶴美舞夕さん・音花ゆりさん。
舞咲りんさん・奏乃はるとさん。
そして早霧せいなさん。
夢乃さんのことを「ティンク~」と呼びかける早霧さん。
ちぎちゃんがピーターパンで私がティンカーベルなんです。
ちぎちゃんが役づくりで悩んだりしている時に、大丈夫か~い、えーい!って(右手をあげなら)魔法の粉をかけるんです。だから今日は皆さまにも魔法の粉を、えーい!!
と本当に会場の私たちに向ってかけてくれました。
終始明るいトーンの夢乃さんでしたが、最後のご挨拶で退団のことにふれ、
宝塚に入って夢がたくさんあって、一つひとつ叶えてきました。
最後の夢が、自分が旬と思う時に退団することでした。
果物屋さんの最前列に並ぶ「食べ頃です」のシールを貼られた旬の果物みたいに「夢乃聖夏」にもシールが貼られたと感じました。
寂しくないと言ったら嘘になります。
でもそれより充実して幸せだという方が大きいです。今まで日常だったものが非日常になるのはどんな感じなのかなと思いますが、だからこそ一瞬一瞬を大切にしていきたいです。
皆さんも悲しみの涙ではなく幸せの涙を流してくれたらうれしいです。
私が組替えになった意味も今やっと見えてきました。
ちぎちゃんが大きな羽根を背負って降りてくる姿を一番近くで見られるなんて、同期としてこんな幸せなことはありません。
・・・言葉の一つひとつが愛おしくて何度も泣きそうになりましたが、ともみんの明るさとまっすぐ先を見据える澄んだ眼差しに救われた思いでした。
ティンクの魔法の粉もかけてもらったしね


お別れするのはさびしいけれど、ともみんありがとう の地獄ごくらく度



