2012年10月28日

吉野山 金峯山寺蔵王堂 文楽奉納参拝

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金峯山寺の石段を上って最初に目に飛び込んできた景色。
雨が降っていたせいもあるのですが、まるで別世界。幽玄の世界への入口のようでした。


今日は文楽列車で吉野に行ってきました。
生憎の雨でしたが、文楽列車はとても楽しく、朝から車内でテンション上がりっぱなし(笑)。
そして吉野山で観る「義経千本桜」はまた格別のものがありました。
その楽しかった文楽列車については、また改めてエントリするとして、まずは今日一番の感動を。

今回の文楽列車には、金峯山寺蔵王堂拝観が含まれていました。
折しも蔵王権現特別ご開帳の期間で、写真でしか知らないあの青い権現様にまだお目にかかったことのない私はとても楽しみにしていました。
普段は巨大な厨子の内に鎮まっていらっしゃるという金峯山寺のご本尊、三体の蔵王権現様。

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吉野に向う電車の車内吊りは全部これ。
テンションあがりますグッド(上向き矢印)
本堂に入ると黄色い法衣をお召しになった五條覚尭管長がご挨拶をされているところでした。
「義経の物語が数々ドラマになった中で、滝沢くんの義経だけが、『金峯山寺に行こう』と言っていてすばらしい」とほめていらっしゃいました。大抵は「吉野に行く」と言うそうですが、義経は単に物見遊山で吉野に行ったのではなく、権現様のお力にすがりたかったのだと。

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そして、お話が終わると、読経が始まりました。8人位いらしたでしょうか。読経の合唱(・・というのか)。それとともに大きく打ち鳴らされる太鼓がドドン、ドドンと響き渡ります。
ここで初めて気づきました。
本堂に座るたくさんの人々の一番前に、紋付袴の正装の人形遣いさんたちと、義経と静のお人形がいることに。
読経も太鼓も続く何とも荘厳な雰囲気の中、ご本尊の前に進み出て奉納参拝し、ご焼香する義経と静。全く予期していなかった場面が目の前に繰り広げられたことと元々聲明や読経にヨワイということが重なって私の琴線を激しく揺さぶり、涙があふれました。
終わってもしばらく立ち上がる気になれなかったくらいです。
もう、この場に居合わせられただけでも文楽列車に参加した甲斐があったというものです。

その後、ゆっくりご対面させていただいた三体のご本尊。
真中の千手観音(現在世)をはさんで左右に釈迦如来(過去世)と弥勒菩薩(未来世)。
とても厳しいお顔をされているのですが、すべてを受け容れてくださるようでもあり、ただ手を合わせるばかりでした。

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参拝が終わって、私たちをお見送りしてくれた義経様と静御前



文楽終演後、もう一度ご本尊に会いに伺いました のごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 1009 わーい(嬉しい顔) vs 1013 ふらふら)
posted by スキップ at 21:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
雨にけむる風景がなんてドラマチックなんでしょう!
義経さまと静御前さまの奉納参拝も夢のようですね。

ちょうど2年前の10月、私も三体の青い蔵王権現さまに
間近での「拝感」が叶いました。
あの匂いと太鼓の音もあるのでしょうね。
そしてあのお顔。ほんとにわけもなくポロポロと・・・。
スキップさんも「拝感」された一人なのですね。
タッキーの当時の台詞はまったく覚えてませんが、
今見たらマチガイなく反応してると思います♪
素敵なレポ、ありがとうございました。
Posted by ムンパリ at 2012年10月31日 01:28
♪ムンパリさま

ずっと会いたいと思っていた蔵王権現様に会えたことと
あの奉納参拝の厳かな雰囲気にすっかりヤラレました。
終演後、どうしてもそのまま去りがたくて再度拝観したのですが
その時は人も少なかったので、中?に入れていただいて、
ちょうど一番正面に近い区画だったので、千手観音様と
ほぼ正対して言葉なく手を合わせたのでした。
圧倒的な存在の前では人間は無に等しいなと改めて。
出番を終えた燕三さんもいらしてました。

タッキーの台詞は私も全然覚えていなくて、確かあの作品は
宮尾登美子さん原作だったと思って調べてみたら、宮尾さんの
原作に脚本は金子成人さん。原作にある台詞だったのかなぁ。
そうそう、調べている中で、「鬼一法眼:美輪明宏」という
キャストも発見。これも今だったらもっと反応してるなぁ。
勝村さん重盛とか阿部ちゃん知盛とか有起哉くん五足とか、
やたら印象に残るキャストも多く、ぜひもう一度観たいものだ
と思います。
Posted by スキップ at 2012年10月31日 06:25
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