2011年08月27日

それは誰の物語か-「ランスロット」

lanccelot.jpg星組期待のぴかぴかぴかぴか(新しい)スター候補生 真風涼帆 バウホール初主演です。

宝塚歌劇星組公演 バウ・ミュージカル 「ランスロット」
作・演出: 生田大和
出演: 真風涼帆  天寿光希  芹香斗亜  早乙女わかば  麻央侑希  美穂圭子 ほか

2011年8月27日(土) 11:00am バウホール 2列センター


中世の騎士道物語として知られているアーサー王伝説をベースに、円卓の騎士の長であるランスロットを主人公に描くオリジナル・ミュージカル。
カメラード国の姫 グウィネビア(早乙女わかば)の家に引き取られ、幼い頃から彼女をナイトとして守ってきたランスロット(真風涼帆)は、グウィネビアがアーサー王(天寿光希)に嫁ぐのに追従してブリテンにやって来ます。武芸に秀でたランスロットは王にも気に入られ、円卓の騎士の長に取り立てられますが、グウィネビアと恋に落ち、忠誠心と愛の板挟みに苦しみながら、騎士道精神に殉じていきます…。

史実の中に予言者や魔女を登場させ、「インディ・ジョーンズ」でも有名になった聖杯伝説もからめて、ファンタジーな仕上がり。中世の甲冑に身を包んだ男役のカッコよさ際立つコスチュームプレイです。聖杯の守護者ヨセフ(美稀千種)の回想という形でランスロットの生い立ちが語られ、子供のランスロットと成人したランスロットがデュアルで剣を振り下ろす登場の仕方がまずカッコいいムード
長身にメタリックの甲冑がぴたりとハマり、ミッドナイトブルーのメッシュを入れた黒髪の長髪をなびかせ剣を構えるランスロット。まるでまっかぜ~のための役のようでした。円卓の騎士団を率いる姿なんて、今すぐにでも大劇場のセンターに立てそうなスターっぷりです。憂いを含んだ瞳と無表情にも思える硬質な個性が、ストイックな孤高の騎士・ランスロットと重なって見えます。グウィネビアがアーサー王と結婚した夜、二人で寝室に入っていくのをじっと立って見守る時の泣きそうな表情が印象的でした。口跡に甘さが残るのと、あとは歌唱かな。

相手役の早乙女わかばちゃんは、大劇場の「めぐり会いは再び」のコレット役でも注目の若手娘役さん。表情豊かで可愛くて華やかで、真風さんともほんとによくお似合いのカップルでした。こちらも課題は歌でしょうか。
歌といえば、アーサーの父王と魔女との間に生まれたモルガンの夢妃杏瑠さんとその母である魔女モルゴースの花愛瑞穂さん母娘は歌もビジュアルもかなり存在感ありました。そして、ランスロットを見守り続ける湖の魔女・ヴィヴィアンの美穂圭子さん、いつもながら美しいお声で聴き惚れました。

「ノバ・ボサ・ノバ」の博多座/中日劇場公演と振り分けられているため、若い人たちにも大きな役がついていますが、中でも注目は、ランスロットに腕を斬られて恨みを持つ片腕のモルドレッドを演じた芹香斗亜さんと円卓の騎士のNo.2 ガウェインの麻央侑季さん。二人とも新人公演の主役経験もある成長株ですが、麻央さんはもう少し痩せた方がよろしいかと。小顔なのにあせあせ(飛び散る汗)

そしてこの公演で私の一番のお気に入りはアーサー王の天寿光希さん。
国王としての大きさ、責任感と妻や家臣への愛にあふれる思慮深いアーサー王。火刑と決まった妃・グウィネビアを、その関係を知りながらランスロットに助け出すよう頼む場面、すばらしかったです。長身の真風さんと並ぶと背丈の点でやや分が悪いですが、気品ある端正で華やかな容姿は宝塚の伝統的な男役といった趣き。面ざしが安蘭けいさんに似ているような・・・「ロミ&ジュリ」でパリス伯爵をなさった方だとは最初気づきませんでした。

物語の終わりには、皆さんが客席に降りてきて、娘役さんが手にもった籠から白い花びらを私たちの頭上にふりまいてくれてゴキゲングッド(上向き矢印)
甲冑からタキシートに着替えてパリッと踊るフィナーレつき。
真風さん、わかばちゃんのデュエットダンスでは身長差もあって、くるくる回るリフトもとても大きく安定していました。このまま本公演できそうなカンジ。


真風くん、カーテンコールのご挨拶は「本日はご観劇ありがとうございました。(ここでちょっと吹き出しながら)千秋楽までがんばります!」って、初日も同じこと言ったんですって のごくらく地獄度 わーい(嬉しい顔) ふらふら (total 817 わーい(嬉しい顔) vs 819 ふらふら)
posted by スキップ at 22:25| Comment(2) | TrackBack(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スキップさま
湖の仙女に育てられた湖の騎士のイメージそのものでしたね。フィギュアみたいな甲冑がはまっておられました。よい作品で初主演、おめでとうございます。お歌はお耳まだるきに存じますが鷹揚のご高聴を。
気になったのが甲冑の重さを感じさせる堅さです。日常は鉄下駄、毎日、ガウェインさんに背中乗ってもらって開脚頑張っていただきたいです。
Posted by とみ(風知草) at 2011年08月30日 13:27
♪とみさま

長身かつ立派な体躯をお持ちの真風さんには、あの甲冑がとても
よくお似合いでした。
これから何度もセンターに立たれるであろうバウホール、まずは
上々のスタートをお見受けしました。

>毎日、ガウェインさんに背中乗ってもらって
いやいやいや(^^ゞ
それは荷重がキツすぎるでしょう。
もう少し軽いもので許してさしあげてください(笑)。
Posted by スキップ at 2011年08月31日 00:54
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