2007年06月03日

齋くん 初お目見得

shonichi.jpg初お目見得 → 一生に一度 → やっぱ初日でしょう
と、市川染五郎さんの長男・藤間齋(ふじま いつき)くんの初お目見得初日を観に行ってきました。

歌舞伎座 「六月大歌舞伎」 昼の部
6月2日(土) 11:00 1階5列センター


初お目見得となる『侠客春雨傘』は昼の部の一番最後の演目です。客席中が何となくそわそわドキドキ、固唾をのんで見守る中、その時はやって来ました。

祖父の松本幸四郎に手をひかれて、紋付袴の“高麗屋齋吉”こと藤間齋くんが花道から登場すると劇場全体がわぁ~と温かい雰囲気に包まれ、観客全員総母親状態でよちよち歩を進める齋くんを見守ります。後ろには、大尽高砂屋梅玉(中村梅玉)、鳶頭仁左衛門(片岡仁左衛門)、播磨屋吉右衛門(中村吉右衛門)を従える豪華布陣です。

IMG_2215.jpg齋くんは満員の客席が珍しいのかきょとんとした様子でしたが、物おじすることもなく、ちゃんと客席に向かってお辞儀をして、幸四郎さんに「神様の前ではどうするの?」と促されて、柏手を打ったり、片手を上げて「かんばるぞ~」と宣言してやんやの拍手を浴びていました。「このお子はあっしが贔屓にしている役者 市川染五郎に似てるなぁ」という仁左衛門さんのご祝儀台詞があったり、梅玉さんの音頭で客席も一緒に一本締するなど終始なごやかムード。

齋くんのエスコート役としてずっと寄り添って、かわいくてたまらないとう感じでニコニコ顔の幸四郎さんに対し、大口屋暁雨のままクールで動かない染五郎さんが、ほとんど表情を変えないながら、見守るような視線だけを心配そうに齋くんに送る姿が印象的でした。

「親のエゴで今の歌舞伎座の舞台に立たせてやりたかった」という染五郎さん。この晴れ舞台をどんな思いで見つめていたかと思うと目頭が熱くなりました。2歳の齋くんがいつか新しい歌舞伎座で活躍するようになる頃、お父さんのその思いの深さに気づくかな。

追記: 「歌舞伎美人」のサイトに舞台稽古の際の齋くんのかわいい写真がアップされています。


客席には高麗屋ファミリー勢揃いのごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 215 わーい(嬉しい顔) vs 215 ふらふら)
posted by スキップ at 15:05| Comment(10) | TrackBack(1) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すっ、素早い!

イックン、豪華なおじじたちを引き連れての登場でも、視線独り占めでしたね。「子供と動物とだけは共演したくない」とよく言いますが、歌舞伎座に勢ぞろいのオトナ達を釘付けにしてましたよね。
ニセおばばの私でも、こんなに感動したのですから、和服で登場の本物のおばば達の胸中やいかに?
Posted by ファザコンサリー at 2007年06月03日 15:22
何というぜいたく極まりない初お目見得でしょう!

この写真の齋くんは奥さんの方に似ているような気がしますが、これからどんなに成長してゆくのか、ホントに楽しみです。

染ちゃんの初舞台が6歳、その折の舞台の映像をつい思い出し(当時は未だ歌舞伎に興味がなかった)、時の流れを感じますが、これが歌舞伎の醍醐味のひとつですね。

うちの播磨屋さんはそれがないのがかえすがえすも・・・・・・いえいえ、その芸は染ちゃんから齋くんへと受け継がれてゆくよう願っています。

スキップさん、お疲れさまでした。お芝居はどれもが一期一会とはいえ、初お目見得の初日、ほんとうに、心に残る観劇となりましたね。
Posted by おまさぼう at 2007年06月03日 21:47
♪ファザコンサリーさま

かわいかったですね~、いっくん。
母ゴコロ、と思っていましたが、おばばゴコロでしたね(笑)。

出待ちした時、染五郎夫人はいささかお疲れのようでしたが、とても
ほっとされたような穏やかな笑顔でした。(もちろん染ちゃんもね。)
どんなお気持ちで初日の舞台を見つめていらしたのでしょうね。
心からおめでとうと申しあげたいです。
Posted by スキップ at 2007年06月04日 01:21
♪おまさぼうさま

無理して初日を観に行ってやっぱりよかったです。
いっくんにとっても一生一度、私にも一度きりの貴重な1日でした。
確かに今は奥様似かもしれません。これからどんなふうにステキな
男の子に成長していくのでしょう。目が離せませんね。

染ちゃんの初舞台の映像って見たことないので、ぜひ見てみたいです。
同じ『侠客春雨傘』だったのですよね。

播磨屋の大おじ様は少し寂しそうにも見えました。でもおまさぼうさんの
おっしゃる通り、その芸や芸の心は染ちゃん、そして齋くんが必ず継承して
くれると信じています。
Posted by スキップ at 2007年06月04日 01:31
うひょ~~~!初日に行かれたのですかっ!
きゃ♪凄い!凄い!!
今日は友人達との会話でも、齋くんの話題で
持ちきりでした~~♪
(朝、ワイドショーで流れてました!)
私はまだ先なのです・・・。
それまでがんばるんだじょ~~!齋くん♪
おばちゃんを喜ばしておくれ・・・(祈り)
Posted by かずりん at 2007年06月04日 22:41
♪かずりんさま

こちらこそ、うひょ~~~!!
ワイドショーでやってたのですか!見たかったぁ~。
ほんとにかわいかったですよぉ、齋くん。
許されるものなら毎日観て、その成長を見続けたいです・・・
とすっかり母親、否、おばば気分(アカの他人ですけど)。
それに齋くんを見守る周りの人たちの表情も見モノです。

かずりんさんと演舞場でニアミスして以来、3週続けて
上京したアホです(恥)。
かずりんさんの“お楽しみはこれから”ですね。
ご覧になった後のレポのアップ、楽しみにしています。
Posted by スキップ at 2007年06月04日 23:33
スキップさん、齋くん初お目見え初日の記念すべき観劇おめでとうございま~す!
心から感激された様子が伝わってくる本当に素敵なレポですね。読んでいて、共演している皆さんの表情まで見えるようでニタニタしてしまいます。
私はナマでは見られませんが、TVで見た齋くんは2歳児なのに顔つきはしっかりしているし、人前でも堂々としていて、早くも人を惹き付ける術を身につけているように思えましたよ。DNAでしょうか(笑)。親子で今の歌舞伎座に立ててよかったですね!
Posted by ムンパリ at 2007年06月06日 07:56
♪ムンパリさま

ムンパリさんのレポのお陰で、見逃していたワイドショーの放映の様子も
知ることができました。ありがとうございました。

これから長いお付き合いになるであろう(?)齋くんですが、舞台でライトを
浴びても、あんなに大勢の目に見つめられても、盛大な拍手にも、全く動じる
様子のない大物ぶりにはただならぬものを感じます・・・親バカ、いや、おばばバカ、
いや、他人ながら思い込みおばばバカです(爆)。
Posted by スキップ at 2007年06月07日 02:26
私も本日、観てまいりましたぁ~♪
齋くん、本当に可愛かったですねぇ。
周りの大人達の心配をよそに、
奔放に振舞う姿に客席は大喜びでした。(笑)
こんなに小さいうちから、客席を喜ばせる術を使うとは、
末恐ろしい歌舞伎役者です。

私自身の”初歌舞伎”も相まって、
忘れられない観劇となりました♪
Posted by at 2007年06月11日 00:33
♪麗さま

麗さんのレポ、楽しく読ませていただきました。
いっくん、大物ですねぇ。
末はどんな立役(or 立女形?)になってくれるのでしょうか。

麗さんが初歌舞伎にもかかわらず細かいところまでとてもよくご覧になって
いらっしゃるのにいたく感心しました。私なんて、初めて宝塚観た時と初めて
歌舞伎観た時、数人を除いて他はみんな同じ顔に見えましたもの(笑)。
Posted by スキップ at 2007年06月11日 22:16
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『六月大歌舞伎』@歌舞伎座
Excerpt: 行ってきました! 「六月大歌舞伎 昼の部」 新橋演舞場へは何度も通ったけれど、歌舞伎座へ行くのは初めて。 おまけに本格派歌舞伎を観るのも初めて。 という事で、ちょっと不安だったのですが・・・。 めっ..
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