
「靑い種子は太陽のなかにある」 は2015年。確かに5年前でした。ほんと、時の流れの速さよ。「演出 蜷川さんだったよなぁ」とまたしんみり。
PARCO PRODUCE
「迷子の時間 -語る室2020-」
作・演出: 前川知大
音楽: かみむら周平 美術: 乘峯雅寛 照明: 原田保
ドラマターグ: 谷澤拓巳 舞台監督: 林和宏
出演: 亀梨和也 貫地谷しほり 浅利陽介 松岡広大
古屋隆太 生越千晴 忍成修吾
2020年12月10日(木) 2:00pm サンケイホールブリーゼ 1階J列センター
(上演時間: 2時間)
物語:幼稚園の送迎バス運転手と3歳の園児がある日突然姿を消した田舎町。
事件から5年、行方不明の子供を探し続ける母・美和子(貫地谷しほり)、その弟で事件の第一発見者だった警察官の譲(亀梨和也)、バス運転手の兄(忍成修吾)の3人は事件が起こった22日に毎月譲が勤務する交番前の広場でバーベキューをしています。そこへ車を盗難された霊媒師 佐久間(古屋隆太)、未来から来た?青年ガルシア(松岡広大)、父を亡くした兄妹(浅利陽介・生越千晴)が次々訪れます。これらの人々が交錯し、やがて事件の全容が明らかになっていきます・・・。
この作品はイキウメ主宰の前川知大さんが、「劇団からはみ出したものを上演する別館」という位置づけのカタルシツの公演として2015年に上演されたもの(こちら)。
細かい部分は忘れているところもありますが、全体としては初演と大きく変わっていない感触でした。
二度目ですので、行方不明となったバス運転手と3歳の大輔がその後どうなったのか、事件の真相は・・・ということを知った上で観ることになりますが、緻密に張り巡らされたプロットや伏線が最初から見えて、ジグゾーパズルのピースを1つずつはめ込むようにじわじわと明らかになっていくプロセスもより興味深く楽しむことができました。
続きがあります