2020年10月13日

三谷かぶきをシネマ歌舞伎で観る 「月光露針路日本 風雲児たち」


cinematsukiakari.jpg昨年6月に歌舞伎座で上演された三谷かぶき「月光露針路日本 風雲児たち」がシネマ歌舞伎として帰ってきました。
ムビチケカードも買って、とても楽しみに待っていました。


シネマ歌舞伎 第36弾
三谷かぶき 「月光露針路日本 風雲児たち」
(つきあかりめざすふるさと ふううんじたち)
原作: みなもと太郎
作・演出: 三谷幸喜
美術: 堀尾幸男  照明: 服部基  衣装: 前田文子
出演: 松本幸四郎  市川猿之助  片岡愛之助  八嶋智人
坂東新悟  中村種之助  市川染五郎  中村鶴松  
市川寿猿  澤村宗之助  市川男女蔵  市川高麗蔵  
坂東竹三郎  坂東彌十郎  松本白鸚 ほか
語り: 尾上松也

2020年10月8日(木) 12:40pm なんばパークスシネマ スクリーン10
(2019年6月 歌舞伎座にて収録/上映時間: 2時間18分)



ストーリーや詳細感想は昨年昨年6月に歌舞伎座で2回観たこちら


上演時間172分(2回の幕間除く)だったものを三谷幸喜さんご自身が138分に短縮編集しての上映。
冒頭や途中にも出てきた「教授風の男」こと尾上松也くんの場面はすべてカット・・一本帆柱の船の解説はオリジナルアニメのナレーションになっていて、松也くんの声でした。
犬ぞりの場面で白樺の木に扮した松也くんが映っていましたので、上演期間の後半に収録したものだったのでしょうか。

最初に漂着したアムチトカ島までの、人物紹介的な船上の場面もかなりカットされていました。
磯吉(染五郎)が不器用で三五郎(白鸚)に叱られる場面もなくなっていましたので、磯吉が三五郎の息子ということもわかりにくかったかなー。
それでも、光太夫(幸四郎)を中心に、庄蔵(猿之助)、新蔵(愛之助)、磯吉(染五郎)とそれを取り巻く人々の芝居にフォーカスされてすっきりまとまり、一つの映像作品として違和感なく楽しむことができました。

カメラアングルは比較的オーソドックスで、映像ならではのアップで表情が見られる、というのはあっても、「こんな角度から!?」というオドロキはあまりなかった印象です。
大詰でエカテリーナ号が日本に向けて出航する際、薄いブルーの大きな布が舞台側からふわりと客席頭上を駆け抜けて行く時は、始まりから終わりまで全部映っていて、3階から観るのとも、1階で自分があの蒼い海の底にいた時とも違った視点でおもしろかったです。


続きがあります
posted by スキップ at 23:07| Comment(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする