2020年10月07日

九月大歌舞伎 第三部 「双蝶々曲輪日記」 引窓


kabukiza9gatsu.jpeg九月は本来ならば秀山祭の月。
第三部は秀山ゆかりの狂言として「双蝶々曲輪日記 引窓」が上演されました。

この演目はこれまで何度も拝見していますが、上方狂言という印象が強く、播磨屋さんゆかりというのは少し意外な気がしました。
当代吉右衛門さんの濡髪も観たことがなくて「観てみたい」と思ったものの、先に次の観劇予定を決めていたのでスケジュール的に無理かなと当初はあきらめていました。が、上演時間を予想して「ええ~い!ダッシュで行けば何とかなるでしょ」と観ることにしました(実際何とかなってダッシュしなくても余裕で行けた)。

「かさね」は一等席必須でしたので、こちらは普段なら三階で観るところ、チケット代がお安いこともあって少しでも課金をと二等席奮発よ。
この日の歌舞伎座は台風12号による強風のためか懸垂幕がおろされていました。


九月大歌舞伎 第三部
秀山ゆかりの狂言 「双蝶々曲輪日記」 引窓

出演: 中村吉右衛門  尾上菊之助  中村歌昇  中村種之助  
    中村雀右衛門  中村東蔵

2020年9月24日(木) 4:15pm 歌舞伎座 1階17列下手
(上演時間: 1時間10分)



京都近郊 八幡の里。南与兵衛(菊之助)は、父の後妻である義母お幸(東蔵)と女房お早(雀右衛門)と暮らしています。仲秋の名月を明日に控えた日、幼い頃に養子に出されたお幸の実子、相撲取りの濡髪長五郎(吉右衛門)が訪れます。長五郎は主筋への義理で人を殺めてしまい、母に一目会おうとやってきたのでした。そこへ代官にとり立てられ、十次兵衛を名乗ることを許された与兵衛が帰ってきます。与兵衛に命じられた代官としての初仕事は、長五郎を捕縛することでした・・・。


吉右衛門さんの濡髪に菊之助さん十次兵衛、東蔵さんのお幸、雀右衛門のお早、役人の平岡と三原は中村歌昇、種之助兄弟とお江戸の役者さん揃いの「引窓」。
上方歌舞伎を観慣れた目にはとても新鮮。
開演してから、「濡髪吉右衛門さんだけど十次兵衛だれ?だれだっけ?」と考えていて、花道から登場する直前に「そうだ!菊ちゃんだ!」と思い出すくらい、私にとっては意外な配役でした。

濡髪を逃がそうとするお幸、十次兵衛に義理立てして捕らえられようとする濡髪、そしてお幸の思いを察して濡髪を助けようとする十次兵衛。名月が輝く夜、それぞれがそれぞれを思いやる切ない物語にナミダ


続きがあります
posted by スキップ at 23:17| Comment(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする