2020年06月25日

弔辞は読ましていただきます 「歌舞伎家話」第三回


kabukiyawa3.JPG

歌舞伎家話 3回目は松本幸四郎さんと市川猿之助さん。
一応、幸四郎さんがホストということになるのかな?


歌舞伎夜話特別編 「歌舞伎家話」第三回
出演: 松本幸四郎  市川猿之助
2020年6月14日(日) 8:00pm配信開始 (約105分)



このお二人は先日読了でアップした「染五郎の超訳的歌舞伎」の巻末でも対談されていますが、他の歌舞伎役者さんとは少し違った関係性を感じます。連帯感というか同志感というか、性格も芸のタイプも嗜好も違っているのに、どこかでしっかり通じ合っているというか。
今回の「家話」でもそれを強く感じたのですが、最も印象的だったのは


◆節目節目に

初めて共演した舞台からこれまでのいろいろを振り返る中で猿之助さんの発言。
「節目節目にいていただくから・・・」
「だから弔辞は読ましていただきます。葬儀委員長も勤めさせていただきますよ」
これに対して幸四郎さんは「え?僕が先に逝くの?心配で逝けないよ」
猿之助さんは「一緒の日だったら大変だろうね」


この発言に至る「節目節目」をいくつかご紹介。
・最初に会ったのは国立劇場の「供奴」 1991年8月
 幸四郎さん18歳、猿之助さんは16歳で高校1年生。
 から、年齢の話に。
 お二人は3歳違いですが、「猿之助さんより年上ですか?」と時々驚かれるという幸四郎さんに対して、「それは絶対ない」と断言する猿之助さん。若さには自信があるよう。
幸四郎さんと同級生は獅童さんや愛之助さんがいるけど、自分は同い年の人はいないとおっしゃっていました。

→ そうそう、その同い年の3人で松竹座の二月花形歌舞伎(「大當り伏見の富くじ」初演の時)やったんだよね~」と懐かしく思い出しました。

・「三国一夜物語」は回る亀の上に上がって舞台稽古で吐いたという猿之助さん(笑)。

・猿之助さんが「四の切」を本興行としては初めて明治座でやった時はぜひにと幸四郎さんに義経をお願いした。
→ 2011年5月の明治座花形歌舞伎ですね。当時は亀治郎さんと染五郎さん。あの時が私の明治座デビューでした(感想はこちら)。
 
「はじめのときにいられてうれしい」と幸四郎さん。
「いやいや、いていただけないと」と猿之助さん。

猿之助さん「四の切」は明治座公演に先立って、「亀治郎の会」で演じるにあたり猿翁さんに習いに行ったところ、「え?あんたやってなかった?」と言われたそうです。


続きがあります
posted by スキップ at 13:44| Comment(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする