礼真琴さんヴォルフガングが歌う ♪道を開けろ僕が通る が今も頭の中をグルグル。
この曲に限らず、楽曲は石田昌也先生が宝塚版として訳詞?された(ストーリーに即しているかどうかはさておき)ものと思いますが、
♪さぁ 自分の力を試す時~
誰も知らない夢 僕がつくろう
そこに行くものたち 僕の仲間さ
ともに進んで行こう~
なんていう歌詞が、礼真琴さんと新しい星組の船出にぴったり。
それを礼真琴さんがホールいっぱいに響くのびやかな声で歌うものだから、本当に聴き惚れます。
宝塚歌劇 星組公演
「ロックオペラ モーツァルト」
The Musical ≪Mozart, l'opéra rock≫
Produced by WAM PRODUCTIONS
International Licensing & Booking, G.L.O, Guillaume Lagorce, info@glorganisation.com
潤色・演出: 石田昌也
音楽監督・編曲: 玉麻尚一
装置: 大橋泰弘 衣装: 有村淳
出演: 礼真琴 舞空瞳 凪七瑠海 悠真倫 万里柚美 白妙なつ
音波みのり 輝咲玲央 夢妃杏瑠 漣レイラ ひろ香祐 音咲いつき
紫藤りゅう 朝水りょう 小桜ほのか 桜庭舞 極美慎 星蘭ひとみ ほか
2019年11月20日(水) 3:00pm 梅田芸術劇場 3階2列上手/
11月23日(土) 12:00pm 2階1列下手/11月27日(水) 1:00pm 1階8列上手
(上演時間: 3時間/休憩 30分)
1週間の公演の初日、中日、千秋楽とバランスよく(←)3回観ました。
座席も3階→2階→1階と順調に降りてきたよね(笑)。
初日カーテンコールレポはこちら
「太陽王」や「1789」「アーサー王伝説」を手がけた(最近では「CASANOVA」の楽曲も)ドーヴ・アチアさんが2009年にパリで初演されたフレンチミュージカル。
日本では2013年に中川晃教さんと山本耕史さんのモーツァルト、サリエリの役替りで上演されました。
オリジナル版も2013年の日本版も観ていませんので、どれくらい潤色されているのかわかりませんが、台詞や歌詞に「石田節だなぁ」と感じるところが散見されたり(「俺が女ならこじらせ女子」って何よ、とか)、幕前で4~5人に物語の流れを説明させるベタな演出が多いとか、いささか不満はあるものの、楽曲のすばらしさと役者さんたちの熱演・熱唱で力づくでねじ伏せたという感じ。
重層的なコーラスもよくて、今回本当に星組の歌唱力を見直したな(←)
本当に、曲がよくて歌う人がうまいと何度聴いても飽きないし、またすぐ聴きたくなるものなんだなということを実感しました。
続きがあります