今年7月にオンエアされたFNSうたの夏まつりではDA PUMPとともに「USA」を歌い踊って、その脚の長さ、驚異の頭身バランスが話題となった彩風咲奈さん。
二度目の東上公演主演です。
宝塚歌劇雪組公演
ミュージカル・スクリーン 「ハリウッド・ゴシップ」
作・演出: 田渕大輔
作曲・編曲: 青木朝子
振付: 御織ゆみ乃 桜木涼介 KAORIalive
出演: 彩風咲奈 潤花 彩凪翔 早花まこ
千風カレン 真那春人 煌羽レオ 愛すみれ
諏訪さき 眞ノ宮るい 縣千/夏美よう 梨花ますみ ほか
2019年10月31日(木) 11:00am シアター・ドラマシティ 12列センター
(上演時間: 2時間30分/休憩 25分)
物語の舞台は1920年代、サイレント映画最盛期のハリウッド。
スターを夢見るエキストラ コンラッド・ウォーカー(彩風咲奈)はトーキー映画のオーディションに挑みますが、このオーディションはプロデューサーのハワード・アスター(夏美よう)が仕掛けた話題作りで、主演は今をときめくスターのジェリー・クロフォード(彩凪翔)と最初から決まっていたのでした。それを知ったコンラッドはハワードのもとへ抗議に向かいますが、そこで出会った往年の大女優アマンダ・マーグレット(梨花ますみ)から、大スターに育ててあげようと提案されます。アマンダは自分を踏み台にしてスターとなったかつての恋人 ジェリーへの復讐を企んでいました・・・。
ハリウッドのスターを夢見ながら、スクリーンの隅でくすぶっている若者が、大女優に演技はもちろん、所作や言葉遣い、洋服や身につけるものまでスター教育を受け、スターの階段を駆け上がるという「マイフェアレディ」のようなシンデレラストーリーと思いきや、そこにはひとひねりあって、純朴な青年だったはずのコンラッドが、スターになるにつれ勘違いして傲慢になっていき・・・という展開。そこに常にリベラルな視線を持った新人女優 エステラ(潤花)との恋もからみます。
ハリウッド映画の世界の中で様々な思惑や嫉妬、エステラが働くダイナーでの滋味ある人間模様など、魂魄な物語の中にいろんなドラマがあって見どころたっぷり。
撮影シーンや制作発表、パーティなど華やかシーンあり、歌やダンスも盛り込まれた佳作でした。
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