2019年09月03日

癒える傷と癒えない傷 「フローズン・ビーチ」


frozenbeach.jpg「ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの戯曲の中から選りすぐりの名作を、才気溢れる演出家たちが異なる味わいに創り上げる」というシアタークリエ企画の連続上演シリーズ 「KERA CROSS」。

ラインアップは

第一弾 鈴木裕美
第二弾 生瀬勝久
第三弾 河原雅彦
第四弾 三浦直之
第五弾 ケラリーノ・サンドロヴィッチ

一番手は鈴木裕美さんで「フローズン・ビーチ」。
1998年にナイロン100℃で初演され、第43回岸田國士戯曲賞受賞した作品です。
市子を犬山イヌコさん、千津を峯村リエさんというナイロンの看板女優が演じた初演は観ていなくて、今回初見でした。


KERA CROSS 第一弾
「フローズン・ビーチ」
作: ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出: 鈴木裕美
美術: 二村周作
出演: 鈴木杏  ブルゾンちえみ  花乃まりあ  シルビア・グラブ

2019年8月17日(土) 5:00pm サンケイホールブリーゼ A列センター
(上演時間: 2時間15分)



海に向かって出窓バルコニーが広がる白亜のリビングルーム。
大西洋とカリブ海の間に浮かぶ小さな島の別荘がこの物語の舞台です。

裕福な実業家の娘 愛(花乃まりあ)と双子の姉 萌(花乃まりあ二役)、愛の幼馴染の千津(鈴木杏)とその友人・市子(ブルゾンちえみ)、そして愛・萌姉妹の父の後妻で盲目の咲恵(シルビア・グラブ)・・・5人の女性たちが繰り広げる数奇な運命の16年間を、1987年から8年ごとに描いた物語です。


1987年
愛が住む別荘に遊びに来ている千津と市子。
愛が継母の咲恵を憎悪する一方、千津は少女時代の恨みから愛に殺意を抱いており、無邪気な中に狂気を秘める市子とともに愛をバルコニーから突き落として殺害します・・・が、 愛は生きていて、心臓マヒで急死した萌のふりをして、萌を殺してしまったと思い込む咲恵を仰天させます・・・。

1995年
愛と咲恵が誤解やわだかまりも解け仲良く暮らす別荘を千津と市子が再び訪れます。千津は自分をだました愛に復讐するため、お土産に毒を仕込んで殺そうとしますが、反対に愛に刺されてしまいます・・・。

2003年
水没しつつある島で荒れ果てた別荘に愛・咲恵・千津・市子の4人が揃い、この別荘にずっと住む怪虫 カニバビロンに説教され、別荘のバルコニーから海に飛び込んで楽しそうにはしゃぎます。


続きがあります
posted by スキップ at 23:44| Comment(0) | 演劇・ミュージカル | 更新情報をチェックする