2019年05月31日

あなたに出会う前に戻れたら 「空ばかり見ていた」


sorabakari.jpg「この人の舞台は無条件に観たい」と思っている役者さんが何人かいて、その中のひとりが森田剛くん。
「もうお別れしました」と決めている演出家が何人かいて、岩松了さんはそのうちのひとり。

岩松了さんの作・演出で森田剛くんにあて書きした舞台ならどうなの?と散々逡巡して自分の心に問うてみた結果、「森田剛くんの舞台なら観たい」が勝利を収めまして、観に行くことにしました。


Bunkamura30周年記念
シアターコクーン・オンレパートリー2019
「空ばかり見ていた」
作・演出: 岩松了
美術: 愛甲悦子
照明: 沢田祐二
出演: 森田剛  勝地涼  平岩紙  筒井真理子  宮下今日子  新名基浩  
大友律  髙橋里恩  三村和敬  二ノ宮隆太郎  豊原功補  村上淳

2019年4月6日(土) 6:30pm 森ノ宮ピロティホール W列下手
(上演時間: 2時間50分/休憩 20分)



物語の舞台は政府軍と反政府軍による内戦が繰り広げられているらしい現代の日本。
山奥にある小学校の廃校跡をアジトにする反政府軍は戦闘で仲間を失い、残っているのは7人。
反政府軍の兵士 多岐川秋生(森田剛)は尊敬するリーダー吉田満(村上淳)の妹 リン(平岩 紙)と恋人同士ですが、ある日、秋生の留守中にリンが暴漢に襲われるという事件が起こります。リンの怪我は大事には至らず回復に向かいますが、命の保証のない日々の中、秋生は結婚に踏み切ることができません。内戦の行方が見通せず苛立ちがつのる兵士たちに、捕虜になった政府軍の兵士カワグチ(豊原功補)、生命保険会社の外交員 田中(筒井真理子)、さらには頻繁に息子を訪ねてくる兵士の母 登美子(宮下今日子)などが絡んで物語は展開します。


「反政府軍のアジト」という設定を事前に知っていて、その上でイメージしていたのとは違った作品でした。
上空をヘリコプターが舞う音が聞こえてはいるもの、リアルな戦闘は遠い場所で起こっているらしく、司令部も遠い街にあるようです。兵士たちに死と直面しているような危機感はさほど感じられなくて、何気ない日常生活が描かれていきます。


続きがあります
posted by スキップ at 22:56| Comment(2) | 演劇・ミュージカル | 更新情報をチェックする