2019年03月24日

俺がここにいる限りお前たちの好きにはさせないってことさ 「偽義経冥界歌」


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2年間のグルグル回る劇場公演を終えて、2019年の劇団☆新感線は旗揚げ39周年サンキュー興行。春公演は、今年3月から4月に大阪・金沢・松本、2020年2月と4月に東京・福岡という変則開催です。
5年ぶりのいのうえ歌舞伎完全新作、久しぶりの“大阪開け”、会場は大好きなフェスティバルホール。
なかなかテンションあがるシチュエーションです。


2019年劇団☆新感線39興行・春公演
いのうえ歌舞伎 「偽義経冥界歌」
作: 中島かずき
演出: いのうえひでのり
美術: 二村周作  照明: 原田保  衣装: 竹田団吾  
音楽: 岡崎司  アクション監督: 川原正嗣  映像: 上田大樹・大鹿奈穂
出演」 生田斗真  りょう  中山優馬  藤原さくら  粟根まこと  山内圭哉  
早乙女友貴  右近健一  河野まさと  逆木圭一郎  村木よし子  インディ高橋  
礒野慎吾  吉田メタル  中谷さとみ  保坂エマ   新谷真弓  村木仁  
川原正嗣  武田浩二  橋本じゅん  橋本さとし ほか

2019年3月14日(木) 1:00pm フェスティバルホール 1階10列センター/
3月20日(水) 1:00pm 1階5列(3列目)上手
(上演時間: 3時間45分/休憩 25分)



「『奥州三代』と『義経黄金伝説』をモチーフにして、源義経の“偽物説” “影武者説”といったドラマティックなエピソードをベースに、義経が実際に奥州に匿われていたという史実と奥州三代の盛衰の行方を絡めた物語」(公式サイトより)

平家全盛の時代。源氏、平氏どちらにも与しない奥州 奥華の国が舞台。
奥華の当主 秀衡(橋本さとし)のもとに匿われている遮那王牛若(早乙女友貴)は手がつけられない乱暴者でした。秀衡の嫡子 玄九郎国衡(生田斗真)は弟の次郎泰衡(中山優馬)をかばって牛若を死なせてしまいます。牛若が死んではマズい秀衡や武蔵坊弁慶(橋本じゅん)、常陸坊海尊(山内圭哉)は玄九郎を牛若の身替りに仕立て、名も源九郎義経と改めて、ともに挙兵し、兄 源頼朝(粟根まこと)のもとへ馳せ参じます。その頃奥華では、玄九郎ではなく次郎を跡取りとしたい母 黄泉津の方(りょう)の計略で秀衡の命が奪われ・・・。


「偽義経」というタイトルから、義経の身替りに祀り上げられた男が虚像と実像の狭間で苦悩する、あるいは与えられた役割の大きさに耐えられなくなる「和宮様御留」的なものを想像していたのですが、さすが中島かずきさんは私のような凡人の考えることをはるかに凌駕していました。
一幕終わりで玄九郎が殺された時もまだ、「これって、実は生きていたという設定?『阿弖流為』の田村麻呂的な?」と思っていたのですが、二幕に入って思い出しましたよ、タイトルの続きが「冥界歌」だということを。

文字通り「冥界歌」。
義経こと玄九郎はもちろん、父の秀衡も、さらにそのご先祖様も、干殻火さんも、遮那王牛若までもが冥界から現世へ戻ってくるという設定。そしてそれらを呼び戻す鍵が静歌(藤原さくら)の歌。

続きがあります
posted by スキップ at 17:27| Comment(0) | 演劇・ミュージカル | 更新情報をチェックする