2019年01月27日

壽初春大歌舞伎 夜の部


image2.jpg正面にはまだ門松が飾られていました。
歌舞伎座の門松は「寸胴」と呼ばれる切り口が水平のタイプ。

「八海山しばらく飲んでないなぁ」と横目で眺めながら(←)、夜の部です。


壽初春大歌舞伎 夜の部
2019年1月13日(日) 4:30pm 歌舞伎座 
3階2列上手


一、 絵本太功記  尼ヶ崎閑居の場
出演: 中村吉右衛門  中村雀右衛門  松本幸四郎  
中村米吉  中村又五郎  中村歌六  中村東蔵 ほか
(上演時間: 1時間18分)


主君 小田春永(織田信長)を本能寺で討ち果たした後の武智光秀(明智光秀)と、その母 皐月、妻 操、息子 十次郎とその許嫁初菊、そして真柴久吉(羽柴秀吉)の物語。

「悲劇」が前提にある物語で、ずーっと哀切な場面が続いて苦手な演目です。
その上、歌舞伎でも文楽で観ても必ずどこかで意識失うという(←)
ところが、今回寝なかった。多分初めて(←←)

吉右衛門さん渾身の光秀すばらしい。
重厚で大きさと迫力、圧倒的な存在感がありながら、完全無欠のスーパーヒーローではなくて、迷いも弱さもあって、家族を思いやる深い情愛も感じさせる、血の通った「人間」光秀を描出。

十次郎は幸四郎さん。
前髪の美少年(←美少年という言葉にやたら反応)。
討死覚悟で出陣しようとする十次郎と泣いてすがる初菊にウルウル。
戦拵えをして再び登場する十次郎が匂い立つような若武者でホレボレ。
瀕死の重傷を負った十次郎を抱きかかえた光秀の「ててじゃ、ててじゃ」にナミダ。

皐月をはじめ、雀右衛門さんの操、米吉さんの初菊、歌六さんの久吉、又五郎さんの佐藤正清(加藤清正)という最強の布陣で見応えある一幕でした。


続きがあります
posted by スキップ at 16:14| Comment(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする