2018年07月22日

六月博多座大歌舞伎 昼の部 「伊達の十役」


hakataza201806.jpg松竹座にすでに4回も行って、絶賛七月大歌舞伎脳の不肖スキップですが、まずはまだ書いていない六月博多座の感想を。

今月の松竹座と同様、二代目 松本白鷗、十代目 松本幸四郎の高麗屋襲名披露興行となった六月の博多座。
昼の部は幸四郎さんの「伊達の十役」。
幸四郎さんが「伊達十」を演じるのは三度目ですべて観ていますが、さすがに襲名披露興行の今回は二度と観らねないのではないかと思えるくらい豪華配役の大顔合わせとなっています。
二幕、幸四郎さんの政岡に仁左衛門さんの八汐、魁春さんの栄御前なんて、このまま歌舞伎座の「伽羅先代萩」で上演できそうです。


六月博多座大歌舞伎 昼の部
慙紅葉汗顔見勢
(はじもみじあせのかおみせ)
三代猿之助四十八撰の内 「伊達の十役」
十代目松本幸四郎十役早替り宙乗り相勤め申し候
発 端  稲村ヶ崎の場
序 幕  鎌倉花水橋の場/大磯廓三浦屋の場/三浦屋奥座敷の場
二幕目 滑川宝蔵寺土橋堤の場
三幕目 足利家奥殿の場/  同  床下の場
四幕目 山名館奥書院の場/問註所門前の場/同  白洲の場

作: 四世鶴屋南北
脚本・演出: 奈河彰輔
演出: 市川猿翁
出演: 松本幸四郎 (口上・仁木弾正・絹川与右衛門・赤松満祐・足利頼兼・
土手の道哲・高尾太夫・腰元 累・乳人 政岡・荒獅子男之助・細川勝元)/ 
片岡仁左衛門  中村鴈治郎  片岡孝太郎  市川笑也  中村壱太郎  
市川笑三郎  松本錦吾  市川猿弥  中村魁春  中村梅玉  松本白鷗 ほか

2018年6月23日(土) 11:00am 博多座 1階A列センター
(上演時間: 4時間30分/幕間 30分・15分)



幕開きの博多弁まじえての口上をはじめ、構成はこれまでと同じ。
感想も前2回でほぼ書いてしまったので、こちらをご参照いただくとして詳細の繰り返しは避けます。

2014年5月 明治座 「伊達の十役」
2015年2月 博多座 「伊達の十役」


今回すごく感じたのは、幸四郎さんの充実&奮闘はもちろん、冒頭にも書きましたが、襲名披露興行ならではの二度と観られないような大顔合わせで物語にさらに厚み深みが増したこと。4時間半あっという間でした。


続きがあります
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2018年07月21日

オフ会x2 @松竹座七月大歌舞伎


今月の松竹座は高麗屋さんの襲名披露興行。
やっと大阪に来たよ、と楽しみにお待ちしておりました。

先日のトークショー含めすでに4回行っておりまして(^^ゞ 充実の演目もさることながら、行くたびに誰かに会って盛り上がるという楽しい日々を過ごしております。

そんな中、ちょっとした人数が集まってのオフ会が2件。


まずは 7月7日(土)

この日は夜の部 口上からの参戦で3階席だったのですが、3人の知り合いに遭遇。しかもうち2人は東京から。
終演後、他の場所からも集まったオフ会に急遽まぜていただくことになりました。


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どこに行くかも知らず連れられて着いたところは島之内 一陽
私も何度か行ったことがあって、大好きなお店です。
宝塚歌劇を観てきた、という仲間も加わり、歌舞伎のことばかりでなくヅカ話も炸裂。
大いにしゃべり笑い、歌い(←)、食べて飲んで楽しく午前様となりました。



そして今日 7月21日(土)

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こちらは以前から予定していたもので、東西の高麗屋贔屓さんが集まってのオフ会。
伺ったのは以前もこのメンバー+αで訪れた宗右衛門町のお好み焼だん
ふわっふわのお好み焼きがとてもおいしいお店です。
誰にはばかることなく(?)、幸四郎さんを語り合い、なつかし話を披露したり、これまたしゃべって笑って食べて飲んで、楽しく盛り上がったのでした。


どちらもInstagramにアップした画像ですが、がっついたり話に夢中になったりで撮りこぼしたお料理の写真多数。
こんなふうにおいしく楽しい夜を過ごした7月も、もう終わりだなぁ。



チケット代とエンゲル係数の高い月間である の地獄度 (total 1936 vs 1942 )


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2018年07月20日

その羽を奪ったのは  月組 「THE LAST PARTY ~S.Fitzgerald's last day~」


lastparty.jpgフィッツジェラルドといえば代表作「華麗なるギャツビー」の印象が強く、NY時代の華やかな生活や若くして亡くなったこともあって、どこかギャツビーとイメージが重なります。

そんなフィッツジェラルドの人生を描いた物語。
宝塚で2004年、2006年と宙組、月組で上演を重ねてきた作品ということですが、今回初見でした。


宝塚歌劇月組公演
Musical
「THE LAST PARTY ~S.Fitzgerald's last day~」
フィッツジェラルド最後の一日

作・演出: 植田景子
出演: 月城かなと  海乃美月  暁千星  
憧花ゆりの  夏月都  風間柚乃/悠真倫 ほか

2018年7月6日(金) 1:30pm シアター・ドラマシティ 5列上手
(上演時間: 2時間30分/休憩 25分)



1940年12月21日 ハリウッドのアパートの一室。
スコット・フィッツジェラルドが亡くなる2時間前から物語は始まります。
ソファに一人座るフィッツジェラルド・・・が実はフィッツジェラルドを演じる役者で、これから彼の人生を演じるという二重構造になっていて、ラストにはフィッツジェラルドだけでなく、登場人物を演じた“役者”それぞれがその人物について語るという凝った設定です。


続きがあります
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2018年07月17日

今年の夏バッグ


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オフィスと地下鉄駅の間にある、おじさんが一人でやっている小さな靴屋さんの店頭に少し前からこのバッグが飾られて、やたら私に視線を送ってくる(違)ので、ついに今日、思い切って連れて帰りました。
お得意の衝動買いのような、そうでないようなw

グリーンって、バッグはもちろん洋服や小物でも以前はあまり好んで買う色ではなかったのですが、このところ「黄緑」が結構お気に入りでよく目についたりします。
Made in Vietnam でかごバッグ風ですが、こういう形のトートには珍しくファスナーがついていて、バッグ口が閉じられるようになっています。

連日35℃を超える暑さが続いていて、すっかり夏たけなわではございますが、今年の私の夏バッグはこれにキマリです。



「またカバンこーたん?」 by 家人 の地獄度 (total 1936 vs 1940 )


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2018年07月16日

十代目松本幸四郎 「残夢」刊行記念トーク&サイン会


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昨夜は夜の部終演後の松竹座へ。
東京だとなかなかそれだけのためには行けないトークショー。
大阪でやっていただけるのは本当にうれしいことです。


十代目松本幸四郎 「残夢」刊行記念トーク&サイン会
2018年7月15日(日) 9:30-10:30pm  松竹座1階3列センター



「残夢」を買った人は名入れつきのサインをしていただけて、しかもトークショーは良席!ということでしたが、写真集はすでに持っているしサインも入っているので良席でなくてもいいやと申し込んだら3列センターのお席がきてびっくり。
全体では9列目までを使っているようでした。

トークは幸四郎さんと「残夢」を撮影した写真家の野村佐紀子さんのお二人で。
幸四郎さんが上手、野村さんが下手側に着席されました。
襲名祝幕をおろした前に椅子なので客席からとても近かったです。


まずは「残夢」のお話から。


お二人の出会いは幸四郎さんが26歳の時。
染五郎さん時代に「27」という写真集を出して、その時のカメラマンが野村さんでした。
それまで男性ヌードばかり撮っていたという野村さん。
「ヌードと舞台写真との違いは?」と幸四郎さんの質問に、
「こっちを見てくれないことですかね。モデルだとこっちを見て、カメラマンもそちらを見て、ということになりますが、舞台は一方的に見るだけなので」

ここで野村さんがおっしゃった言葉が印象的でした。
「ずっと撮っていますが、一つの役にしても幸四郎さんが20回、30回やった中のたった1日、1回なんだなと改めて思いました」
これを受けて幸四郎さん
「野村さんは今日も松竹座の舞台写真を撮っていただきました。何年か後に次の写真集が出たら、そこに載っている与兵衛や弁慶は今日のものです」


続きがあります
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2018年07月14日

劇場は夢を見るゆりかご  その 「夢の裂け目」 を考えるところ


yumenosakeme.jpg劇場は 夢を見るなつかしいゆりかご 
その夢の 真実を考えるところ 
その夢の裂け目を考える ところ


ラストで歌われるこの曲が心に響きます。
劇場に行くことは夢みること=非日常 を求めてしまいがちですが、楽しく夢みられる面だけでなく、その裏なのか奥なのかにある真実を、その夢の裂け目をちゃんと見なさいと、井上ひさしさんの声が聞こえてくるようでした。


新国立劇場開場20周年記念公演
「夢の裂け目」
作:井上ひさし
演出:栗山民也
出演: 段田安則  唯月ふうか  保坂知寿  木場勝己  
高田聖子  吉沢梨絵  上山竜治  玉置玲央  佐藤誓
音楽: クルト・ヴァイル  宇野誠一郎
音楽監督: 久米大作
演奏: 朴勝哲  佐藤桃  熊谷太輔  山口宗真

2018年6月28日(木) 1:00pm 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール 
1階C列(2列目)上手   (上演時間: 3時間/休憩 15分)



子どものころ、お祭りの縁日に紙芝居が来ていて、おじさんから買う水あめが大好きで、割り箸についた水あめをねりねりしながら観たなぁとか、私が通っていた小学校では、6年生が1年生の教室にやって来て紙芝居を上演してくれる、という時間があって、毎週(?)いろんな紙芝居観たなとか、「紙芝居」で思い出すのはそんなことですが、いずれも遠い昔のおぼろげな記憶。

これはそれよりさらにさかのぼった時代の、紙芝居屋の親方が主人公の物語。


物語の舞台は昭和21年の東京の下町 根津。
紙芝居屋の親方 天声こと田中留吉(段田安則)はある日突然GHQから東京裁判に検察側の証人として出廷を命じられ、民間検事局の川口ミドリ(保坂知寿)ら口述書を取られます。家族や周囲の人々を巻き込んで「極東国際軍事法廷証人心得」を脚本がわりに予行演習をして、当日は戦犯である東条英機らの前で無事証言を済ませた天声は、東京裁判の持つ構造に重大なカラクリがあることに気づきます・・・東京裁判の仕組みは天声がつくった紙芝居「「満月狸ばやし」と同じ筋書きなのではないか・・・それを紙芝居の上演で声高に喧伝し始めた天声は再度GHQから呼び出され・・・。


井上ひさしさんが新国立劇場に書き下ろした「東京裁判三部作」の1作目で2001年に初演された作品ということですが、初見です。
ちなみに他の2作(「夢の泪」「夢の痂」)も観たことがなくて、井上ひさしさんの作品、まだまだ観ていないものがたくさんあるなと思いました。

井上流・重喜劇ということですがいつも通り、というかいつも以上に「音楽劇」という印象。
3月に観た「シャンハイムーン」が井上ひさしさんの戯曲にしては珍しく歌も踊りもなく完全ストプレだったのと対照的です。

音楽は生演奏で、張り出したステージ前方の床が切り抜かれオケピのようになっていて、ピアノ、パーカッション、サックスなどのバンドが開演前から演奏を始めていました。
jazzyなメロディに日本語の歌詞が乗って、歌うまさん揃いで耳に心地よい。
「あれ?これ、『三文オペラ』の曲?!」と思っていたら、音楽にクルト・ヴァイルがクレジットされていることに終演後気づきました。


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posted by スキップ at 23:33| Comment(0) | 演劇・ミュージカル | 更新情報をチェックする